森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2023.11.20
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カテゴリ: 行動のポイント
今日は「ゆとり生活」ついて考えてみました。

「ゆとり教育」「ゆとりある暮らし」「ゆとりがある老後」という言葉があります。
ゆとりのある人はバタバタしていません。
自分のペースでゆったりと、余裕のある生活を楽しんでいます。

ある程度生活に余裕があり、何か大きな出費のとき慌てることがない。
精神的に落ち着いていて、行き当たりばったりということがない。
食べていくためにだけ生きているというのではなく、自分の好きなことややりたいことにも取り組んでいる。
一般的には子育てが終わり、家のローンが終わり、退職金が入ると金銭面では「ゆとり生活」に変化してくるようです。
退職すると、精神的、対人的、経済的な悩みや問題が少なくなってくることが大きい。ゆとり生活は、これまで頑張ってきた人に対するご褒美のようなものです。



1、今までどちらかというと、しんどい仕事から解放されて、自分の好きなことややりたかったことにも取り組んでいる人がいます。
こういう人は、「ゆとり生活」がプラスに作用している人です。

ただしなかにはこんなことを言う人がいます。
「私は釣りが好きで、現役のころは退職したら毎日釣り三昧の生活を楽しむことを励みに頑張ってきました。でもそれが実現して毎日好きなことをしているのに、充実感といったものがないのです。そのうち釣りにも飽きてしまいました」
ゆとりがありすぎるというのも考えものだと思います。

2、一方、課題や目標を持たないで、不規則な生活、刺激的、享楽的な快楽を追い求める生活にどっぷりと浸かってしまう人がいます。
こういう人は、「ゆとり生活」がマイナスに作用しています。
放置していると心身ともに廃用性萎縮現象が起きてきます。

「ゆとり生活」が実現すると、今までの制約だらけの生活パターンから解放されます。起床時間も就寝時間も自由自在になります。
それに流されてしまうと、今までの規則正しい生活が一挙に崩れてしまいます。
仕事をしていた時は、仕事が規則正しい生活を支えてくれていたのです。


ゆとりが出てきたときに心掛けることは森田理論が教えてくれています。
まず規則正しい生活を崩さない。次に日常茶飯事に丁寧に取り組む。
自分でできることは、自分でするという癖をつける。
そのうえで自分のやりたかったことやりたいことに取り組む。

この順序が逆になるとまずいいと思います。

これらは森田理論を生活に応用している人は、自然に身についていると思われます。





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Last updated  2023.11.20 09:25:55
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