森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2024.04.28
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100 人」にも選ばれた。

岡野雅行氏は情報収集能力がないと、会社の将来のかじ取りを誤ることになると言われています。
例えば、「あの企業は海外に工場を出す準備を進めていて、3年後には大幅な値引きを要求してくるだろう」
「あそこの企業は10年先を見すえて、こういう技術を求めている。それを開発したら、いくら高価でも買う用意があるらしい」
「あの業界では、この技術は10年後には陳腐化することが見えているらしい。もうこの商売は見切り時だ」
こういう情報は自分一人でいくら考えていても、出てこない。

こういう情報はどこから出てくるのか。
まず、大企業の第一線にいる人たちが持っている。
技術がどんな方向に進んでいるのか、最新の素材開発はどんな段階なのか。
また大企業の切実な悩みなども入ってくる。

次に同業他社と付き合いのある仲間からの情報である。
だから普段から密な付き合いをしておくことだ。

さらに岡野氏は、開発で壁にぶち当たったとき、いつも、場違いな人とたくさん話をすることにしている。
饅頭屋のおやじとか、時計屋のオヤジとか、樽屋の親父とか・・・。
同業者じゃない人と話をするのだ。これって無駄話のようで、実は、知恵の蓄積になるのだ。「こうやって、樽はつくるのだな」っていう具合にね。
ほんとうに貴重な情報というのは、あらたまった場で出てくることはまずない。
遊んだり、飲んだり食べたり、ワイワイガヤガヤやっているときに突然出てくる。
だから曲がりなりにも会社経営をしている人は、 いろんな人と幅広く付き合って、情報収集を怠らないようにしなければいけない。
自分の頭の中でいくら試行錯誤を繰り返しても、変化には対応できないのだ。

岡野氏は森田理論の不即不離の人間関係のことを言われています。
コップに一杯入った人間関係を5つぐらいというのではなく、コップに少しだけしか入っていない人間関係をたくさん作り上げるということです。
必要なときに必要に応じて必要な範囲で付き合うということです。
この人間関係作りを心がけていると、人間関係でトラブルが発生しても破滅することはありません。
具体的には、会社の人間関係だけではなく、集談会の人間関係、趣味の会の人間関係、町内会の人間関係、子どもを通じての人間関係、同級生やOB会の人間関係も大事にすることです。
役に立つ様々な情報が手に入るだけではなく、トラブルに巻き込まれた時多くの相談相手がいるので一安心です。

奈良県 長谷寺






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Last updated  2024.04.28 06:49:01コメント(0) | コメントを書く


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