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2005年07月14日
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テーマ: 生き方上手(688)
私が親元を離れていわゆる「自立」というものを果たしたのは、
ようやく28才も過ぎた頃のことだった。
大学を出て、就職もして金も回るようになったのだから、
すぐにでも自立できそうなもんなんだが、どういうわけで私はすぐに
飛び立たなかったんだろうなぁ…。

多分、ある程度の「まとまった金」を貯めたかったんだと、思う。
それと、初給料でようやっと「パジャマが買えた」なんていう貧窮生活
だったから、とにかく自分の身の回りを「人並み」にしたい欲求の方が
先に立っていたかもしれない。その後も「布団」買ったりしてたもんな…。


「自立」というハードな響きとはうらはらに、
「一人暮らし」というのは、優雅でファッショナブルなライフスタイルの
代名詞のようになっていたりして「自立」したいからって、
風呂なし共同トイレのボロアパートに飛び立つ気には全然なれなかった。

多分、私の守護霊様の中には、とっても高貴というか贅沢な方が
いらっしゃいますね。だって、何を見ても、直感で「一番値段の高いもの」を
選ぶし、基本的な部分がとても贅沢にできてますから。
そんな私が貧窮していたんですから、
そのストレスは、凄まじいもんでございましたワ。

初めて勤めた会社(以前日記に書いた盗聴の会社)は、3年で辞めた。
遊ぶヒマのない生活だったし親元にいたので200万円くらいの貯金が出来ていた。

貯金を使い果たそうと思った。
自分のための生活を始めようと思った。

母のことが気になった。
父はろくでなしの自営業で、家に金を入れない。
少しでもお金が入ると、自分のために残らず使ってしまう。

それを気遣うこともない父。
私は母を救いたかった。
救えるのでは?と、その時は思った。
「お母さん、私と家を出よう。私の扶養家族になればいいよ」
そう提案した私は、考えに考えて、それでいいのだ、と思って言葉にした、のに。
母は「うん」と言わなかった。
静かな部屋に二人っきりなのに「聴こえないフリ」をした母。
私は「はっきりしてよ!今のままでいいの?!」と詰め寄った。
母は、…歌を歌いはじめてしまった。
これ以上、私の話を聞くつもりはないだろう。
これは私に対する「拒絶」を意味していた。
母は、どう見ても悲惨な状況を招いている父を選んだのだ。

だから、私は、すっきりと割切って家を出ることができた。
母の病気が悪化しようが、それで死のうが、知ったことではない。
その道を彼女が選んだ。
母もヲンナだったってことだ。
やはりヲンナは灰になるまでヲンナなのだ。
父が、どうなろうと知ったことではない。
彼は、あらゆる人々に迷惑をかけながら破天荒に好きな道を生きている。
どこかでのたれ死んでも、もはや驚かないヨ。

ひとりで住むための家を探し、荷物と一緒にそこに向かう車の中で、
私は、初めて、家族の心配をする必要のない自由を感じていた。
もういいのだ。
私も、どう生きようと自由なんだ。

その後、いろんな失敗もした。
なにしろ教育がなっちゃいないフリフリ13号。
ハチャメチャな親に育てられちゃったからね。
でも、失敗ですら楽しめるのが、自由かもしれない。

親は先に生きている。
でも、最近は寿命も伸びて、子だから親だから、先だの後だの
言ってられない感じがする。
予定していたように親は弱っていかない。
もはや、身近な敵は親なのかもしれないとすら思える。
私がバカだったのは、親の「夫婦関係」をあなどっていたことだ。
そこに割ってはいれるほど、娘の存在は大きくはなかったってことだ。
自意識過剰な娘であったことを思い知らされた。

私がいなくなったことで、初めて夫婦は向き合った。
だから母は「別居」というアクションを起こせたし、
それを父も受け入れた。
家を出て思ったことは
「な~んだ、私が邪魔してたってわけだ~」という驚き。
そう、父母はある意味、私がいなくなった方が、良い方向に転んだ。

親を大切に思うならば、できるだけ側にいてあげるという人もいるが、
できるだけ遠くに行く方がうまくいく人もいると思う。
私は、遠くに行って、ようやく親との関係を浄化できたように思う。
正しいとも間違ったともいえないけど、これでよかった、と思う。
そんな実感が財産だと思う。







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最終更新日  2005年07月15日 00時13分10秒
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