「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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佐野洋子の世界R4
<佐野洋子の世界R4>
『死ぬ気まんまん』という本を、図らずも2度借りたりして・・・
大使ににもボケが始まったのかと慄く昨今である(汗)
ボケ云々はさておいて、佐野洋子のエッセイなどを以下のように読みついできたが・・・
要するに面白いからである。
・あっちの女 こっちの猫(1999年刊)
・神も仏もありませぬ(2003年刊)
・覚えていない(2006年刊)
・シズコさん(2008年刊)
・問題があります(2009年刊)
・そうはいかない(2010年刊)
・死ぬ気まんまん(2011年刊)
・佐野洋子対談集 人生の基本(2011年刊)
・作家の猫2(2011年刊)
・ほんとのこと言えば?(2013年刊)
・私の息子はサルだった(2015年刊)
R4:『覚えていない』を追加
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<あっちの女 こっちの猫>
図書館で『あっちの女 こっちの猫』という本を手にしたのです。
この本の挿絵はすべてがモノクロ画像であるが・・・
それがかえって佐野洋子の線描画の素晴らしさを表しているようです♪
【あっちの女 こっちの猫】
佐野洋子著、講談社、1999年刊
<商品の説明>より
猫と女を巡る佐野洋子の描き下ろし画文集。
モノトーンの銅版画ながらエネルギッシュで大胆な構成とユニークなモノローグで、新しい佐野ワールドが展開する。クスッと笑えてズンと胸に響く洒落た大人の絵本
<読む前の大使寸評>
この本の挿絵はすべてがモノクロ画像であるが・・・
それがかえって佐野洋子の線描画の素晴らしさを表しているようです♪
<図書館予約:(10/01予約、10/06受取)>
amazon
あっちの女 こっちの猫
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【神も仏もありませぬ】
佐野洋子著、筑摩書房、 2003年刊
<筑摩書房説明>より
まさか私が六十三? 当り前で何の不思議もないのに、どこかに、えっまさか嘘だよなあと思うのが不思議である。いつのまに六十三になったのだ。わしゃ、知らん。
<大使寸評>
先日、佐野洋子追悼特集というムック本で、初めて佐野洋子のエッセイに触れた大使であるが・・・
本音炸裂のエッセイがええでぇ♪
chikumashobo
神も仏もありませぬ
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<覚えていない>
【覚えていない】
佐野洋子著、新潮社、2009年刊
<「BOOK」データベース>より
「私は年月がたっても全く成長などしていないのである」生まれ変わるなら迷わず女を選ぶ。結婚はカン違いのたまもの。教師と医者がヤクザよりこわい。ワイドショーに人間のいとしさを見る。男と女の不思議、ビンボーだった青春時代、子育ての苦労と喜び、父母の記憶ー人生のほとんどは、忘れてしまうことばかり。小さな悩みなんか吹っ飛ばす、名言・至言にあふれた痛快エッセイ。
<読む前の大使寸評>
佐野洋子のエッセイ集はわりとたくさん読んでいるのだが、こんな本もあったのか・・・・・・外れのないのが彼女のエッセイ集ではないか。
なお、借りたのは2006年刊のハードカバーです。
rakuten
覚えていない
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【シズコさん】
佐野洋子著、新潮社、2008年刊
<「BOOK」データベース>より
あの頃、私は母さんがいつかおばあさんになるなんて、思いもしなかった。ずっと母さんを好きでなかった娘が、はじめて書いた母との愛憎。
<読む前の大使寸評>
佐野洋子のエッセイは大概読んできているが・・・この本は手付かずだったので、満を持して借りたわけでおます♪
rakuten
シズコさん
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【問題があります】
佐野洋子著、筑摩書房、2009年刊
<「BOOK」データベース>より
中国で迎えた終戦の記憶から極貧の美大生時代まで、夫婦の恐るべき実像から楽しい本の話、嘘みたいな「或る女」の肖像まで。愛と笑いがたっぷりつまった極上のエッセー集。
<読む前の大使寸評>
この本は、以前に一度借りたような気もするが・・・ま いいか。
amazon
問題があります
『問題があります』3
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【そうはいかない】
佐野洋子、小学館、2010年刊
<「BOOK」データベース>より
この本は、見事な「変愛小説集」だ。といってもフィクションとエッセーの間を行ったり来たりする不思議な作品ぞろい。これを物語エッセーと名づけることにしよう。母と息子、母親と私、見栄っぱりの女友だち、離婚した美女、イタリアの女たらし、ニューヨークの日本人夫婦…自らの周りにいる愛すべき変人奇人たちを、独特の文体で活写した傑作33篇。イラストレーションも多数収録。
<読む前の大使寸評>
パラパラとめくると、他のエッセイ集よりも挿絵がわりと多くてええ感じやでぇ♪
rakuten
そうはいかない
そうはいかない
byドングリ
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【死ぬ気まんまん】
佐野洋子著、光文社、2011年刊
<「BOOK」データベース>より
「あたし、まだいーっぱい言いたいことがあるのよ」元気に逝った佐野洋子が残した鮮烈なメッセージ。
【目次】
エッセー 死ぬ気まんまん/対談 佐野洋子×平井達夫(築地神経科クリニック理事長)/知らなかったー黄金の谷のホスピスで考えたこと/「旅先」の人ー佐野洋子の思い出(関川夏央)
<読む前の大使寸評>
なんか既視感のある本だとは思ったが、ま、いいかと借りたのです。
帰って調べてみると1年ほど前にかりていたことが分かりました。
rakuten
死ぬ気まんまん
『死ぬ気まんまん』4
byドングリ
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【佐野洋子対談集 人生の基本】
佐野洋子著、講談社、2011年刊
<「BOOK」データベース>より
『100万回生きたねこ』を通してめぐりあった佐野洋子とサイバラ&リリー。抱腹絶倒トークの向こうに、「生」への真摯な思いが炸裂。
<読む前の大使寸評>
おお 佐野さんと西原理恵子、リリー・フランキーとのそうそうたるマッチメイクではないか♪
三人とも武蔵野美術大学の卒業生だったから、こういう対談があって不思議ではないが、佐野さんの生前に実現していたことが、嬉しいのです。
rakuten
佐野洋子対談集 人生の基本
『佐野洋子対談集 人生の基本』3
byドングリ
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【作家の猫2】
ムック、平凡社、2011年刊
<「BOOK」データベース>より
しろ、ミイ、クック、ヤン坊、ナルト、リュリ、クーちゃん…作家に愛された猫たち。
【目次】
加藤楸郎ーしろ、たま、ミイ/長谷川〓(りん)二郎ータロー/萩原葉子ー舞子/池部良ーミンゴ、チー、チビ/城夏子ーノン、メエ、茶目、チャコ…/武満徹ークック、すず、ノノ/佐野洋子ーミーニャ、金太、クロ、フネ/川本恵子ーゴロニャン、プカジャ、ヤン坊/田中小実昌ーミヨ、ミイ/米原万里ー無理、道理、ソーニャ、ターニャ…〔ほか〕
<読む前の大使寸評>
赤塚不二夫さんちの菊千代、米原万里さんちの無理、道理、ソーニャ、ターニャなど有名猫がみられるのが、ええでぇ♪
rakuten
作家の猫2
佐野洋子さんちの猫たちを、見てみましょう。
p47~48
<あたし、猫、好きじゃないのよね:広瀬弦(長男)>
佐野洋子は猫のことをとても気持ちの悪い生き物だと思っていたようだ。
嘘か本当か分からないけど、子供の頃、お兄ちゃんと一緒に猫を高い所から落として殺してしまった話はよく聞かされた。そして猫はなんでもわかった様な顔をしてこっちを見る。そりゃ気持ち悪いだろう。
でもそのうち、なんでもわかったような顔をした猫を自分ひとりで100万回も殺すことになるのだけれど。
ミーニャと金太はうちにやってきた初めての猫だった。僕が猫を欲しがり、駄々をこねたので多分、仕方なく佐野洋子が買ってきてくれた。佐野洋子が猫を貰ってきたのはそれだけだった。その後は全て僕がいろんなところから拾ってきたり、貰ってきたりしたものだ。
ミーニャは隣の家の金魚を盗むので、虎鋏をしかけられたけれど、罠ごと引き抜いてうちへ帰ってきた。前足はもうぶらぶらで千切れそうになっていた。医者に見せたら、そのうち自然に足が取れてしまうだろうと言われた。でもミーニャは自力で足を治した。佐野洋子はとても驚き、感心していた。
金太はちょくちょく家出をして、段々うちに帰ってうる日にちが減っていった。そのうちに毎年一度、秋の終り、冬が来る前に二泊だけするようになった。
何年かそれが続き、佐野洋子と僕はその季節を待つようになったが、引っ越ししてしまったので、その後どうなったかわからない。でもしばらくは寒くなってくると金太のことを思い出していた。佐野洋子は猫って不思議な生き物だと思っただろう。
僕は18の頃、一人暮らしを始めて、黒い猫を貰ってきた。遊び盛りだった僕は猫を持て余してしまった。結局、佐野洋子に押し付ける形になってしまった。
クロはとてもきれいな猫だった。大きな派手な花の隣に座ってみたり、赤いスポーツカーの上で昼寝をしたりしていた。クロは自分が美しいことを知っているんだと佐野洋子は言っていた。
そのうちミーニャは穏やかに呆けていった。家の前の十字路で香箱の型になり、車にクラクションを鳴らされてもじっとしたまま動かない。佐野洋子は何回もミーニャを抱き上げに行った。ある朝、起きたらミーニャは動かなくなっていた。
ミーニャは家の中で死んだ初めての猫だった。佐野洋子は猫も呆けるし、癌になることを知った。
また僕は佐野洋子に猫を押し付けてしまった。フネはとても大きな、模様も汚い、いかにも愚鈍っそうな猫だった。
きれいなクロはノブに飛びついてドアを開けた。愚鈍そうなフネはそれでもクロの真似をして不器用にドアを開け始めた。
クロは頭のいい猫だった。病気になって、病院へ行くと檻の鍵を自分で外して点滴をつけたまま脱走した。それきり帰ってこなかった。とてもびっくりして寂びしかったが、僕と佐野洋子は少し誇らしい気分だった。
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【ほんとのこと言えば?】
佐野洋子著、河出書房新社、2013年刊
<「BOOK」データベース>より
人気絵本作家・エッセイストの佐野洋子が、小沢昭一、河合隼雄、明石家さんま、谷川俊太郎、大竹しのぶ、岸田今日子、おすぎ、山田詠美、阿川佐和子を相手に行った抱腹絶倒のベスト対談集。
【目次】
1988×小沢昭一ー「猫対談」/1990×河合隼雄ー「男の目 女の目」/1990×明石家さんまー「わが子は天才!」/1991×谷川俊太郎ー「子供時代・絵本・恋愛」/1998×大竹しのぶー「100万回生きたねこ」/1998×岸田今日子ー「母親対談『お母さん』って恥ずかしい!?」/1999×おすぎ1-「ここだけの話」/2005×山田詠美ー「生活を愛する物書きの性質」/2007×阿川佐和子ー「気がつけば石井桃子だった」/2007×おすぎ2-「古典を読む」
<読む前の大使寸評>
先日読んだ『死ぬ気まんまん』も良かったし、かなり期待できるのではないかということでおま。また、対談者の顔ぶれがええでぇ♪
rakuten
ほんとのこと言えば?
『ほんとのこと言えば?』1
byドングリ
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【私の息子はサルだった】
佐野洋子著、新潮社、2015年刊
<「BOOK」データベース>より
私は疑いもなく子供を愛しているが、その愛が充分で、適切であるかどうか、うろたえる。誰が見てもいい子ではない。学校で一日五回も立たされる。ただ、大人になった時、愛する者を見守り、心に寄りそってやって欲しいと思うー。『シズコさん』で母を描いた著者は、子供のことも描いていた。感涙必至の物語エッセイ。
<読む前の大使寸評>
先日『シズコさん』を読んだ勢いでこの本を借りたのであるが・・・さてどんなかな♪
rakuten
私の息子はサルだった
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