カツラの葉っぱ 大好き!

カツラの葉っぱ 大好き!

ブナ(お奨め)

<ブナ>
ブナなどの落葉広葉樹が好きです。
残念ながら 私の住む関西は照葉樹林帯に属し、落葉広葉樹より照葉樹が巾をきかせている。
別に照葉樹が嫌いと言う訳じゃなくて、落葉広葉樹がより好きなだけなんですが、落葉広葉樹林帯に属する東北、北海道の樹に憧れている。

落葉広葉樹の森には、秋になるとクルミ・クリ・トチ・ナラといった木の実がたくさんなる。こうした落葉広葉樹林の木の実は、西日本を中心とする照葉樹林の木の実より食糧としてすぐれている。これが東北に豊かな縄文文化が生まれた背景のひとつらしい。

映画「もののけ姫」に描かれたエミシの里は 白神山地 あたりを想定しているとのことですが、まさにそのあたりが落葉広葉樹林帯です。
白神山地は世界最大のブナ林として知られているが、関西ではブナ林が見える場所が限られている。
私は金剛山や大峰山で芽吹き前のブナ林を見たことがあるが、まだブナの若葉、黄葉を見ていない。
しかたがないので、当分は 鈴木さん や、 村岡さん のHPで眺めてがまんしよう。

ブナの葉(鈴木さん)
ブナの葉(鈴木)ブナ科ブナ属


ブナの芽吹き(鈴木さん)
ブナの芽吹き


北限のブナ林(村岡さん)
ブナ林(村岡さん)


六甲山でもブナ林があるらしいと聞いたので
有馬から紅葉谷を登りました。
ドライブウェイ近くの斜面でひときわ美しい木が見えたが
これがブナだろう きっと♪
個人的には初めて見たブナの若葉です。
ブナの若葉

この時期 どの木の若葉も美しいが
やはり ブナは別格だという感じでした。



<白神山地のブナ(h18.9.16)>
白神山地世界遺産センター(藤里館)でガイドさんを乗せて、マイクロバスは藤琴川沿いの林道を更に進みます。

この冬の豪雪は藤里町にも影響を与え、家屋の破損が故郷を去る踏ん切りになってしまったとか・・・・
廃校になった小学校を個人で40万で購入し、活用している人とか・・・・
まさに限界集落を越えて、白神山地に踏み込んだわけです。

過疎に直面する藤里町をなんとかしたいガイドさんの説明は、白神の植生はもちろん、地域の経済情勢にも言及し、興味深いものでした。

秋田杉の民有林の地域を過ぎると国有林の地域となり、ここでは杉の管理は民間委託されるそうです。
この辺まで来ると天然杉とブナが混じってきます。
ブナは風雪に耐える為に突出することなく、ブロッコリー状に身を寄せ合って育つということです。

さて、お目当ての岳岱自然観察教育林に着きました。
遺産地域は立ち入り禁止なので、観光客は青森側とかこの森でブナ林を体感するわけですが・・・
ここで弁当タイムを入れて約2時間の散策を堪能しました。

ブナ林1

世代交代を繰返すブナは水を蓄え、緩やかに吐き出す・・・緑のダムなんですね。
ガイドさん持参の聴診器で水を吸う音(ポックン、ポックン ほぼ心臓鼓動のペースで)を聞きました。

ブナ林2

「白神のシンボル」と名前のついた巨木がありました。
「森の巨人たち100選」なるものにも選ばれているんですね。スゴイ!
白神のシンボル2

白神のシンボル1

ブナの伐採の影響からか・・・養分を失った海でハタハタがいなくなり・・・
漁師がブナの植林に協力したそうですね。
水と養分を取り仕切るブナは、この地域の植生の頂点に立つ樹なんでしょう。
まさに緑のダムなんだけど・・・長野県のバカな新知事がこの考えを否定しているようです。

森の巨人たち100選
青秋林道の残したもの
土砂災害を防ぐには?
岳岱自然観察教育林
東北森林管理局
ブナ林観察ガイド
ブナリンク

>次ページに続く
トップへ

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: