『 ニュー・アース
』(サンマーク出版)ですっかり エックハルト・トール
に
はまった私~。一気に彼の本を3冊、大人買いしました~。
『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』と
『人生が楽になる超シンプルなさとり方』
『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』
(すべて徳間書店)この3冊です。
で、『人生が…』は文庫版で、『さとりを…』の抜粋なので
同じことが書いてあるだけなので、重複して買う必要は
ないと思いました。ただ、文庫なので常時、携帯して
出先で、心のバランスを崩した時などに読むのには便利かも。
そして、『世界で…』の方は、名言集みたいな感じになっています。
なので、彼の考えをすべて詳しく書いてある『ニュー・アース』が
1番オススメですが、分厚いので詳しすぎて難解に思う方も
いらっしゃると思うので、読みやすさで言えば『さとりは…』から
読まれるといいかもしれません。
この本はセミナーなどの質問に、著者が答えるという形式になっているので
思考は動物と人間を区別する
最も人間にとって尊厳に満ちたものではないのか?とか、
「今、この瞬間」を大切にするというと、刹那主義になって
目標を立てて計画的に進むということがなおざりになるのではないかと
いうような疑問にも、わかりやすい答えが書かれています。
ただ、私は『ニュー・アース』から入らなかったら、
ここまで彼の本に感動しなかったと思います。
まず『さとりは…』のレビューにも書かれていましたが
原題の『Power of now』の方が断然いいですね~。
日本語でさとりというと、特別な人だけがひらくものという
イメージがあるし、禁欲的に人としての喜びを断つというふうに
思ってしまう方も多いですよね。
私もあまりこの言葉は好きではありません。
そして、著者は「…すれば」というようなすることに開運や
幸福の秘訣を見出していないので、このタイトルのつけ方もどうかな~と思います。
ただ、日本の書籍のタイトルのつけ方が、どうしても
万人受けするものだったり、わかりやすさやインパクトを
中心につける傾向にあるので、それはそれで仕方がなかったのかもしれません。
ただ、『さとりは…』自体も、読んでいると
とても心が落ち着く本ですので、是非、読んで頂ければと思います。
そして、この本の序章に、著者が自殺しようと思った時の
エピソードが書いてあります。
「こんな自分と生きていくなんて、まっぴらごめんだ!」
そう思った時に、妙なことに気づいたそうです。
ー「自分はひとりなのか、それともふたりなのだろうか?」
こんな自分を生きていくのが嫌だとすると、『自分』と
『自分が一緒に生きていたくないもうひとりの自分』という、
ふたりの自分が存在することになります。
そこでわたしは自分に言い聞かせました。
「きっと、このうちのひとりが『ほんとうの自分』なのだ
この時、わたしは、頭の中でつぶやいていたひとり言が
ピタリとやんでしまうという奇妙な感覚にハッとしましたー
そう、私たちは、絶えず頭の中でおしゃべりしている
自分を本当の自分だと考えて生きています。
でも、その頭の中のおしゃべりの実態は、単なる思考にすぎず、
私たちの感情や想いなども、それは単に
私たちの思考と連動している幻にすぎないのだそうです。
そして、じゃあ、私たちの本当の自分とは何か?
それは、この宇宙を動かしている、ひとつの生命なんだそうです。
そのひとつの生命は光であり、愛なんだそうです。
なーんてことを書くと、宗教っぽい、怖い~と思う方も
いらっしゃるかもしれませんが、そんなに難しく考えないで
頭の中のおしゃべりをしている自分が、本当の自分ではないと
思ってみましょう。
頭の中の思考をしている自分は、いつも愛とか光について
考えていますか?それとも、自分を守ることばかり考えて
過去にああしなければよかったと悔やんだり、
未来はどうなるだろうと不安になったり
後悔と不安でほとんど、その思考を使っていないでしょうか?
でも、未来も過去もない、あるのは今だけだと
今に集中してみると、今はそんなにつらいものでしょうか?
私は今、このブログを書いていますが、
今に集中すると、感じるのは手の動き、指の使い方
そして、パソコンを通じて書くという作業のみです。
そこには、過去にああすればよかった私もいないし、
未来はどうなるかと心配な私もいません。
ただ、今、目の前に広がっていることに集中している
私がいます。そこには、無駄な頭の中のおしゃべりをしている
自分はいないので、何かを怖れる気持ちや何かに怒る
気持ちもありません。ほんとに今だけに集中していると
愛と光をまとっていられるのですよね。
ところが、そこにいやなメールが来たとしましょう。
私は動揺して、一気に今とつながれなくなります。
あの時、ああしておけばよかった、これから未来で
このメール相手にどう対応すればいいだろう?
そう思考すると、今と一緒にいられなくなるのです。
そして、今と調和していないと、たちまちストレスにさらされ、
後悔や心配、怒りや怖れなどが現実問題のように感じられます。
でも、実際には、その自分を動揺させている相手は
私たちの思考の中にしかいないし、今にはいないのです。
でも、人は頭の中の絶え間のないおしゃべりをしている自分が
本当の自分だと思っているから、常に苦しみを抱える毎日になってしまうと
この本には書かれています。
そう、著者は「 苦しみは私たちの思考が創り出している
」と言います。
私たちが不幸や悲しみ、苦しみだと思っているものは
常に私たちの頭の中のおしゃべりがそうだと思っているだけなので
常に「今」に集中する習慣をつけると、苦しみがいかに
減っていくかを感じられ、そして、どのように適切な行動をすればいいかが
明確になっていくそうです。
例えば、仕事がうまくいかず、何かの支払いが遅れ、
ひどい剣幕で催促されたとしましょう。
「明日、払うつもりだったのに…」
「あんなに怒らなくていいのに…」
「私が遅れたのは、私への支払いが遅れているあの会社のせいだ」
「あの時、あの人がちゃんと私になすべきことをしてくれていれば、
私はこんな目に合わなかった」
「ああ、この先、ずっとお金のことで苦労していくのかな」
催促した人も、暴言を吐いた人も目の前にいないのに
頭の中ではずっと、何時間も暴言を言われっぱなしにしているのです。
しかも、その暴言を吐いているのは、催促の主ではなく
頭の中の自分の声なんですよね。
でも、今、この瞬間のことにだけ、焦点を当てていようと
思ったら「明日、即、払いにいこう。今まで待たせて申し訳なかった。
今度から遅れないように、債権回収も適切に行おう。
もっと仕事量を増やそう」と、やるべきことが見え、
くよくよ、どうでもいい過去や未来に行ったり来たりしないですむのです。
これは恋愛でも言えることですね。
自分の恋人を友人に取られてしまった…
その時には、恋人と友人への恨みが二重になってすごい苦しみになるでしょう。
「あの時、彼と会わせなければよかった」
「私のものだったのに…」
「この先、私は彼らとどんな顔して会えばいいのだろう…」
「こんな裏切りを体験するなんて、
私はもうこれから人を信じられないかもしれない」
激しい葛藤が過去や未来と行ったり来たりします。
でも、「今」この一瞬と調和しようと思ったら、
もう、起こったことは起こったことなのだ
二人が障害を乗り越えてまで恋人同士になったということは
それだけ波長が合ったということだから、
私が会わせなくても、彼らはどこかで会っていたかもしれない。
未来は今の私の心にしか存在しないのだから
今、私が現実を受け入れ、今と調和すれば
今度は私を裏切らない素晴らしい人々と会えるだろう、
そのためには、私は笑顔を絶やさず、二人を祝福して
臆することなく、いろんな場所に出かけていこう
そんなふうに切り替えることができます。
まあ…ここまで前向きにはなれないかもしれませんが、
とりあえず苦しんでいる時に「頭の中のおしゃべりをやめて
今と調和する」ということを意識してみると、
意外と苦しみを手放すことが簡単なのだと気づくでしょう。
これが、著者のいう、さとりなのです。
今と調和して、今のパワーを取り入れる、
それだけで、人はどれだけ重荷から解放されるでしょうか?
『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』にも
こんな言葉があります。
ーこの一瞬ー「いま」-だけが、あなたが決して逃れることのできない、
唯一のものであり、人生における唯一の、確固たる事実です。
なにが起ころうと、あなたの人生がどんなに変わろうと、
唯一たしかなこと、それは常に「いま」です。
「いま」から逃れる道がないのだとしたら、いっそのこと
腹をくくって、これを歓迎してみてはいかがでしょう?
「いま」と友達になってみてはどうでしょう?
「いま、この瞬間」と友達になると、どこにいようと、
あなたは「我が家」にいるような、平和な気分でいられます。
「いま」のなかで、我が家にいる気分がしないなら、
どこに行こうと、なにをしようと、居心地の悪さはついてまわりますー
ほんとにそうですね。私も下関から東京に上京してきた時に
「ああ、 人は頭の中はお引っ越しできないものなのだ
」と
しみじみ感じたことがあります。
東京に出てきて華やかな街で便利がよくなっても
考えていることが変わるわけではないので
頭の中で創り出している問題や悩みが消えるわけではありませんでした。
同じように夢だった出版を叶えても、頭の中は変わったわけではないので
夢を叶える前と後とでも、そんなに変化はなく
問題や悩みに苦しめられる日々を送ってきました。
でも、「いま、この瞬間」と調和しようと、エックハルト・トールの
教えを意識したら、ほんと、苦しみや悩みを瞬時に解放できるのに驚き!
「いま」この瞬間を楽しもうと思ったら、自然に笑顔が浮かんでくるし
気持ちも安らぎます。そして、そういう「安らぎのいま」を
ずっと連続させた人生を送っていたら、それこそ
悲しみや苦しみが人生に紛れ込んでくる暇もありません。
自ずと、いい気分でいい波動をだしている「いま」が
連続されるので、いい引き寄せも起こりやすくなります。
内面の状況と外面に現れる出来事は連動しているので
ずっと満ち足りて安らかな「いま」を楽しんでいたら
自然に自分の外的状況も穏やかで安らかなもので満ち足り、
自然に夢もかなって、楽しい毎日が訪れるのだと思います。
楽しく「いま」とつながるいいことパラダイスな
日々を送っていきましょう!!
美崎栄一郎さんの『「結果を出す人」の仕… 2010年03月30日
藤沢あゆみさんの『愛され社員で行こう!… 2010年03月27日 コメント(1)
『人生が100倍楽しくなる名前セラピー… 2010年03月14日 コメント(1)
PR
コメント新着
カレンダー
キーワードサーチ
フリーページ