ふゆのひなこのブログ

ふゆのひなこのブログ

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ふゆのひなこ

ふゆのひなこ

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

フリーページ

2017年05月02日
XML
おはようございます、ひなこです。

1984年2月29日、水曜日。
うるう年だった1984年。

この日から、朝食は田舎のような豪華なものではなくなって、ただパンとジャムとバターと紅茶だけになりました。
セルフ・サービスで、自分で容器に入ったジャムとバター、そしてパンを取って、紅茶もティーバッグで自分でいれるのです。
というわけで、やっと前の日に湖水地方で聞き取ったオレンジ・ジュースじゃない方のジュース、グレープフルーツ・ジュースには結局ありつけなかったのです・・・。

朝食を食べて、パディントン駅に行きました。
まずは、実家に電話。
日本を出てきて、早11日。それも、実家から出てきたわけではなくて、札幌から出てきたわけですから、親は大変心配していたと思います。一切連絡がないんですから!

「いやー。そんな世界の裏側から電話をかけて、どうして話ができるんだろうねえ」
「知らないよお。そんなこと言ったら、どうしてテレビが映るのか、ラジオが聞けるのかも説明できないでしょ」
全く予想外の話の展開となりました。
そして、「19日の朝に帰るからね」と言って、電話を切りました。

そして、この日、残り15日間、ロンドンで泊まる宿を探さなけらばなりませんでした。

パディントン駅の近くに安宿が並ぶ通りがあったので、片っ端から「明日から15日間泊まりたいんですけど」と言ってまわり、WESTPOINT HOTELというところに泊まることになりました。
前金を払い予約しました。

その住所を今グーグル・マップに入力してみたら、現在もそこは名前の違うホテルでしたが、なんと1泊一万円以上するようです!
私が泊まった時は、連泊するから値引きもしてくれたんだろうけど、15泊で95ポンドと領収書に書いてあります。
(翌日、この日払った前金を差し引いた金額を前払いで15日分全額を払い、もらった領収書↓)


当時、1ポンド=350円くらいだったので、一晩7ポンドで計算しても、2450円だったのにねえ。


さて、翌日からの残りのロンドン滞在場所も決まり、前日歩きまくって疲れていたので、安心して安宿に戻り、部屋でNMEを読んでいたひなこ。
なんと、そこにこんな広告が載っていました。
”ザ・クラッシュのギグ、ソールド・アウトのお知らせ。
おかげさまをもちまして、全て完売となりました。
つきましては、追加公演を3回行うことが決定しました!”


はい、わたくし、ひなこ、中学生の頃から、クラッシュの大ファンだったのです。
で、その追加公演の最初の晩が、ひなこロンドン最後の夜だったのです。
これは、行くしかねえよな!
と思ったのですが、小さな字で、”小切手か郵便為替、そして切手を貼った返信用封筒を同封の上ここに送ってください”などとごにょごにょ書いてある意味がよくわかりません。
そこで、NMEを持ってフロントへ行き、そこにいたあんちゃんに「これはどういう意味だ?」と聞いたら、ほんの一瞬ちらっとそれを見てから、「ここに電話番号が書いてあるから電話して聞いてみろよ」と言われました。
やる気のない奴。
電話では、相手の言っていることがわからないのは、既に経験済みでしたが、もうこれは、クラッシュを見たい一心で、翌日、またパディントン駅に行って、公衆電話から電話してみたのでした。

続く。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020年04月04日 07時44分45秒
[1984年2月―3月英国1周貧乏旅行] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: