エッセイの他に、ラジオネタみたいな一文が沢山あって、「ストーブの横にスケート靴を置いて」「お客さん用の布団で寝る実家」「大根が干されている夕方が寒い」「歌えば口に雪虫が入る秋」「自分が雪を踏む音だけ」「灯油タンクの陰で猫が寝ている」「教室のストーブに火が入る朝」「網走北見紋別地方の天気予報を見る」等々、分かるなあ。
色褪せていないのは記憶の中だけである。
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