2023年10月14日
カテゴリ： 介護
おはようございます、ひなこです。
認知症専門医に、「これから徘徊も出てくるようになると思いますよ」と言われた時に、私は心の中で、「うちのお父さんは、足腰が弱っちゃったから、徘徊は大丈夫だろう」とたかをくくって思ってしまったのですが、甘かったです。
ある朝、デイサービスに行く用意をさせ、父には玄関でお迎えの人を待たせていたのですが、突如、「外で待つわ」と外に出ていきました。
新鮮な空気を吸いたいのか、座っていないで立っていたいのか、まぁ、本人にしか分からない理由があるのかな、と思い、止めもしなかったんです。
そうしたら、父がそのままスタスタと、凄い早足で歩いて出ていってしまったのです。
窓からその姿が見えたのですが、人間って、目で見ていても、信じられないことだと、それを頭で理解するのに数秒かかるんですね。
私も咄嗟に動けず、10秒くらいしてから、慌てて外に行き、「お父さん！何処に行くの！何やってるの！戻ってきて！」と叫びました。
近所の人には、「父がボケました」と言ってありましたけど、それでも、何やってんだろ、あの親子と思われたかもしれません。
「これからデイサービスに行くんでしょ！戻ってきて！」と叫び、父は戻ってきましたが、途中で転びました。
その転んだ直後にお迎えの車が到着し、今起こったことを説明しました。
夕方、デイサービスの送迎の方が、「お風呂に入った時チェックしましたら、片方の膝が赤くなってましたが、他は大丈夫なようでした」と報告が。
認知症専門医に、このことを伝えたら、「徘徊する時は、何かに呼ばれるというか、何かに憑かれている状態だから、足腰弱ってるとか関係ないんですよ」と言われました。
あんなにスタスタ早く歩けるなんて、私もちょっと信じられませんでした。
「近所の人には、生暖かい目で見てもらうしかないですよね。だって認知症なんだから」とのこと。
デイサービスには上履きを置いてあったのですが、ある朝、「デイサービスでは、辞めた人の古い靴を履かされているので、新しい上履きを持っていく」と父が言い出しました。
そもそも、この上履き、手すりをレンタルしている会社から↑このイラストのような、でも色はパステルミントみたいな色の靴をデイサービス用に買わされたんだそうです。かなり高かった(父申告)とかで、父は、「こんな高い靴をデイサービスに持っていったら盗まれるかもしれない」と、従姉にもっと安い靴を買ってきてと頼んで、安い方をデイサービスに持っていき、高い方は家に置いてありました。(だったら何で買ったんだろう。本末転倒というか。断りきれなかったのか)
なので、「デイサービスではそんなことしないよ。今の靴は従姉に買ってきてもらったんでしょ。お父さんが電話でそう言っていたんだよ」と言うと、「そうだよ、あれは○○(従姉の名前)の旦那さんが履いていたお古だよ」
と、どうやらその日は、何でも自分は誰かのお下がりを使わされているという妄想スイッチが入ってしまった様子。
「だったら、デイサービスを辞めた人のお古じゃないでしょ。辻褄合ってないでしょう」と言うと、本人も「なんだかおかしいな」と。
でも、まぁ新品の靴があることだし、父の気が済むように新しい靴を持たせました。
平謝りの私でした。
いくらボケてるといっても、気分悪かっただろうな、デイサービスの人。
認知症専門医には、父がわけの分からないことを言っても、否定しない方が良いと言われていましたが、なかなか難しかったです。
向かいの家の旦那さんが死んだから、外に人が沢山集まっていると窓を指差し言い出した時はさすがに否定しました。
お元気で生きてましたから！
普通なら食欲の秋なんでしょうが、父は少食になってきて、デイサービスやショートステイ、家での昼食も手をつけなくなったり、血液検査の結果で鉄分が少ないと出たりしたので、薬局から明治のメイバランスだとか、鉄分の取れる飲み物だとかミルミルなんかを気休めかもしれないけど購入し、飲ませ始めました。
又、箸を使うのが下手になり、食事時間が長くなり(スプーンを使う？と聞いても拒否する)、食事の後は床に食べこぼしが増え、専門医によると、「パーキンソン病的な症状が顕著になってきているのでしょう」とのこと。
歩くのも足が上がっていないというか、摺り足気味でした。
続く
ご機嫌よう！
認知症専門医に、「これから徘徊も出てくるようになると思いますよ」と言われた時に、私は心の中で、「うちのお父さんは、足腰が弱っちゃったから、徘徊は大丈夫だろう」とたかをくくって思ってしまったのですが、甘かったです。
ある朝、デイサービスに行く用意をさせ、父には玄関でお迎えの人を待たせていたのですが、突如、「外で待つわ」と外に出ていきました。
新鮮な空気を吸いたいのか、座っていないで立っていたいのか、まぁ、本人にしか分からない理由があるのかな、と思い、止めもしなかったんです。
そうしたら、父がそのままスタスタと、凄い早足で歩いて出ていってしまったのです。
窓からその姿が見えたのですが、人間って、目で見ていても、信じられないことだと、それを頭で理解するのに数秒かかるんですね。
私も咄嗟に動けず、10秒くらいしてから、慌てて外に行き、「お父さん！何処に行くの！何やってるの！戻ってきて！」と叫びました。
近所の人には、「父がボケました」と言ってありましたけど、それでも、何やってんだろ、あの親子と思われたかもしれません。
「これからデイサービスに行くんでしょ！戻ってきて！」と叫び、父は戻ってきましたが、途中で転びました。
その転んだ直後にお迎えの車が到着し、今起こったことを説明しました。
夕方、デイサービスの送迎の方が、「お風呂に入った時チェックしましたら、片方の膝が赤くなってましたが、他は大丈夫なようでした」と報告が。
認知症専門医に、このことを伝えたら、「徘徊する時は、何かに呼ばれるというか、何かに憑かれている状態だから、足腰弱ってるとか関係ないんですよ」と言われました。
あんなにスタスタ早く歩けるなんて、私もちょっと信じられませんでした。
「近所の人には、生暖かい目で見てもらうしかないですよね。だって認知症なんだから」とのこと。
デイサービスには上履きを置いてあったのですが、ある朝、「デイサービスでは、辞めた人の古い靴を履かされているので、新しい上履きを持っていく」と父が言い出しました。
そもそも、この上履き、手すりをレンタルしている会社から↑このイラストのような、でも色はパステルミントみたいな色の靴をデイサービス用に買わされたんだそうです。かなり高かった(父申告)とかで、父は、「こんな高い靴をデイサービスに持っていったら盗まれるかもしれない」と、従姉にもっと安い靴を買ってきてと頼んで、安い方をデイサービスに持っていき、高い方は家に置いてありました。(だったら何で買ったんだろう。本末転倒というか。断りきれなかったのか)
なので、「デイサービスではそんなことしないよ。今の靴は従姉に買ってきてもらったんでしょ。お父さんが電話でそう言っていたんだよ」と言うと、「そうだよ、あれは○○(従姉の名前)の旦那さんが履いていたお古だよ」
と、どうやらその日は、何でも自分は誰かのお下がりを使わされているという妄想スイッチが入ってしまった様子。
「だったら、デイサービスを辞めた人のお古じゃないでしょ。辻褄合ってないでしょう」と言うと、本人も「なんだかおかしいな」と。
でも、まぁ新品の靴があることだし、父の気が済むように新しい靴を持たせました。
平謝りの私でした。
いくらボケてるといっても、気分悪かっただろうな、デイサービスの人。
認知症専門医には、父がわけの分からないことを言っても、否定しない方が良いと言われていましたが、なかなか難しかったです。
向かいの家の旦那さんが死んだから、外に人が沢山集まっていると窓を指差し言い出した時はさすがに否定しました。
お元気で生きてましたから！
普通なら食欲の秋なんでしょうが、父は少食になってきて、デイサービスやショートステイ、家での昼食も手をつけなくなったり、血液検査の結果で鉄分が少ないと出たりしたので、薬局から明治のメイバランスだとか、鉄分の取れる飲み物だとかミルミルなんかを気休めかもしれないけど購入し、飲ませ始めました。
又、箸を使うのが下手になり、食事時間が長くなり(スプーンを使う？と聞いても拒否する)、食事の後は床に食べこぼしが増え、専門医によると、「パーキンソン病的な症状が顕著になってきているのでしょう」とのこと。
歩くのも足が上がっていないというか、摺り足気味でした。
続く
ご機嫌よう！
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最終更新日
2023年10月14日 07時00分13秒
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