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2024年01月13日
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カテゴリ: 2023-2024 日本にて
おはようございます、ひなこです。



地元滞在中、父の特養に面会に行ってきました。
これ↑は、そこからの眺めです。
オーシャン・ヴュー!
いや、川も見えるから、ウォ―ター・ヴューか。
こんな絶景ですが、父は目もほとんど見えていないし、ボケてるから認識できてないんだろうな。
こういうところに若い人が住めるようにする方がいいんじゃないかと思ったりもしますが、今の日本の若者はそんな余裕がないのかしら。

時々メールで連絡を取り合っていた特養の事務の方に、実家に戻ったこと、何か補充するものがあったら教えてくださいとメールすると、電話で予約を取って是非面会にいらして下さいと返事がきたので、予約の電話をしました。

「父の部屋で面会希望だとコロナ検査をして陰性だったらOKになります」とのことなので、「コロナの検査キットはそちらにあるのですか」と尋ねると、「自分で薬局から購入して持ってきて下さい」とのことでした。面倒だなあ。

ちょっと考えて、ロビーで面会を選択しました。
だって、もしですよ、万が一陽性の結果がでたら。ロビーでも会えないじゃないですか!
面会時間は20分だそうです。

さて、当日。
それまでは、トルコのマスクなし生活に慣れてしまい、ずっと日本でもマスクなしだったのですが、さすがに特養にマスクなしで行ったら許されないよな、とマスクを着用。
あ、暖かい。そうか、地元でマスク率高いのは、防寒のためなのか。

特養の入り口に入ると(未だ建物本体に入る前の玄関フード的な場所)まずは、例の手の消毒と体温測定。
トルコの生活に慣れてしまったので、未だにこんな感じなのね、とビックリ。
いつものように、非常に低体温なので、体温検査はクリア。
すると、衝立をした一角に連れていかれ、「この用紙に記入をしてください」とのこと。
「一週間以内に市外に出ましたか?どこですか?」なんて質問もあって、「はい。東京羽田空港」と書きましたが、これは施設の方でも了承済みなので、特に問題にはならないようでした。


父はリクライニング車椅子なので、ギターを抱えて椅子に座って歌うフォーク歌手みたいな途中で曲がったスタンドマイク。
大事になってます。
「面会しても、父とは話もできないですよね?」と職員の方に尋ねると、「日によって調子に波がありますが、今日は調子が良い日みたいですよ」とのこと。
そこへ父登場。マスクはしていません。きっと外しちゃうんでしょうね。ちなみに総入れ歯もしていませんでした。これも外すとか?

本当に話せるのかな、と疑いつつ、「お父さ~ん、ひなこだよぉ。分かるぅ?」とマイクなしで話しかけると、「おお、ひなこか?」という返事が返ってきました。

まぁ、父の脳裏に浮かぶ私の姿が3才児でも驚きません。

自分は50歳だとか、トンチンカンなことは言ってましたが、「ここの人達はみんな優しくて親切。とてもよく世話してくれる。ごはんも色んなものを食べさせてもらっていて、全部美味しい」とのことだったので、この特養に入れて良かったなと思いました。
途中で栄養士さんが、父が食べさせてもらっているドロドロピューレ食の写真を見せてくれました。
行事食なんていうのも、皆と同じように、ちゃんとドロドロにしたのを食べさせてもらっているそうです。
至れり尽くせり。
老健では、父が自分で食べるようにしていたそうですが、特養では職員の方が食べさせているとのこと。
もしかしたら、老健では満腹になるまで、自力で食べられなかったのかもしれません。
今の方が元気じゃないか?って感じで。
食欲があるので、体力維持もできているのでしょう。施設でコロナのクラスターがあった時も、うちの父は、陰性だったそうです。免疫力高し。
腹部大動脈瘤という爆弾は抱えつつも、それ以外はとてもお元気で落ち着いておられます、とのこと。
レビー小体型認知症なので、日によっては、特に夜間に幻視や妄想がさく裂しているようですが、1年半私も同伴して通院していた認知症専門医の女医さんが、この特養に往診に来ているので、お薬の調節などしてくれているとのことでした。

二度と父と話すこともないんだろうと思っていたので、まあ最後にもう一回話せて良かったです。

この施設は私の通った高校の近くにあるので、帰り道、「いやはや、学生服を着てこの辺りをちょろちょろしていた頃から、40数年。まさか、ここに老人ホームが建ち、自分の親が入所し、その面会に来るようになろうとは」と時の流れやなんやかやに、なんとも言えない気持ちになりました。

父は、どこまでがんばるのか。
こればっかりは、神のみぞ知るですね。

(追記: 父が上体を保てず、ずり落ちてくるので父の身体に合う新しいリクライニング車椅子を購入したいのですが、と特養に入ったばかりの頃メールをもらったことがあったので、ほほう、これがそれね、と思っていたら、「実はあの後体勢を保てるようになって、結局買わなくて済んだんです。これはうちの施設の車椅子です」とのことでした。ぺバーミントグリーンと呼ぶのかな。ソフトな色合いのカバーが車輪の所についていて可愛らしいデザインでした。これも、特養に来てからはご飯を職員の方が食べさせてくれるようになって、自分で食べなければならなかった老健にいた頃より体力がついたからなのかしら。老健では、ずり落ち防止腹部拘束してたそうですから!居宅ケアマネージャーさん、激怒してたよなぁ)

ご機嫌よう!





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最終更新日  2024年03月01日 13時50分41秒


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