白鵬翔 07年NEWS36

 時事 3月 千秋楽
<抜粋>
大相撲春場所で優勝した大関白鵬の夏場所の横綱昇進挑戦について、北の湖理事長(元横綱)は25日、「いい時の相撲に戻った。(今場所の)13勝は十分評価できる」とした上で、「来場所は今場所以上の成績を残さないとどういう話題性になるか分からない」と指摘。13勝以上で優勝できなかった場合は、微妙な判断になる可能性を示唆した。横綱審議委員会の内規では、協会から横綱昇進の諮問があった場合、大関で2場所連続優勝かこれに準ずる成績の力士を推薦の対象とすることになっている。(了)  



 時事 3月 千秋楽
<抜粋>
朝青龍が千代大海をはたき、決定戦では白鵬が変化。大一番で味気ない勝負が続いた。白鵬のはたきを北の湖理事長(元横綱)は「予想外。朝青龍も頭を押さえられるとは思わなかったろう」と当惑気味に解説したが、変化はとっさに出る場合もあるとして普段から寛大な理事長。「白鵬も1つ間違えば危なかった」と擁護した。放駒審判部長(元大関魁傑)は「(決定戦は2人とも)あれで勝負がつくとはと思わなかったんじゃないか」と苦笑。三保ケ関審判部副部長(元大関増位山)は「お客さんにいい相撲を見せるのも務め。それだけ優勝したかったんだろう」と指摘した。ただ、白鵬の綱とりに向けた評価について、放駒審判部長は「決定戦は番外。15日間の評価が落ちることはない」と明言した。(了)  



 時事 3月 千秋楽
<抜粋>
勝負はあっけなかった。踏み込んだ朝青龍に対し、白鵬はさっと左に変わる。頭を押さえられ、手が土俵をはいた横綱は一杯食わされたと言いたげに苦笑い。白鵬が右のこぶしで喜びを表す土俵へ、座布団が飛んだ。変化は「とっさに出た」と言う。だが、白鵬の脳裏には前日の苦杯が焼き付いていた。2本差しながら逆転を許した一番を、部屋に帰って何度も見返した。部屋の熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)は「きのうの逆手を取ったな」。前日顔を張られて熱くなった横綱の心中を見透かした作戦だったのかもしれない。横綱になるための最大の壁は朝青龍。昨年の春場所は決定戦で敗れ、初優勝した夏場所は横綱が途中休場して不在。白鵬は今回の優勝を「価値がちょっと違う」と誇らしげだが、こうでもしないと朝青龍には勝てない印象を与えた。夏場所へ向け「一からけいこして、自分のやることをやるだけ」。得意の左上手が取れないときの攻め方も身に付けつつある白鵬に、ファンが期待するのは朝青龍との真っ向勝負。綱とりには、横綱に勝つだけでなく、内容も問われる宿題を積み残した。(了)  



 毎日 3月 千秋楽
<抜粋>
◇注文相撲は勝負にかける執念の表れ…白鵬
角界を背負う朝青龍と白鵬。優勝を決する大一番は、白鵬の注文相撲であっけない幕切れとなった。客席から聞こえてきたのは、歓声ではなく、どよめき。それほど白鵬が勝負にこだわった。立ち合いで白鵬は左に変化し、低く立ってきた朝青龍の後頭部を両手で押さえつけると、朝青龍の左手が土俵に触れた。横綱はただ苦笑いするしかなかった。本割の相撲に伏線があった。正攻法で琴欧洲を破った白鵬に対し、直後の取組で朝青龍は右に大きく変わって千代大海をはたき込んだ。勝ち残りの土俵下で白鵬はその相撲を目の当たりにした。「横綱が勝った相撲を見てひらめいたんじゃないか」とは指導する熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)。横綱の苦笑いはその辺りの事情も含んでのものだろう。さながらはたき合戦となったが、横綱、大関の地位を張るものが、互いに見せた注文相撲は、勝負にかける執念の表れと見たい。白鵬は前日朝青龍に敗れた取組を、15、16回はビデオを見て、悔しがっていたという。「昨日負けてたんで。悔しい気持ちをぶつけた」と白鵬。一方、初日から2連敗しながら、優勝決定戦に進んだ朝青龍は「初めて自分で自分を褒めるわ。優勝した気分と同じ」と話したが、徐々に悔しさが高じたか機嫌が悪くなった。上の立場の横綱と上を狙う大関。くしくも昨春は優勝決定戦を朝青龍が制した。今場所は白鵬に軍配。今後を占う結果となりそうだ。【長谷川隆広】  



 スポーツ報知 3月 千秋楽
<抜粋>
 ◆大相撲春場所千秋楽 優勝決定戦 ○白鵬(はたき込み)朝青龍●(25日、大阪府立体育会館) 13勝2敗で並んだ横綱・朝青龍(高砂)と大関・白鵬(宮城野)による優勝決定戦を行い、立ち会いで変化した白鵬がはたき込みで朝青龍を破り、昨年の夏場所以来5場所ぶり2度目の優勝を決めた。朝青龍の5連覇はならなかった。
本割では白鵬は大関・琴欧洲(佐渡ケ嶽)をすくい投げで、朝青龍は千代大海(九重)をはたき込みで破った。千代大海は7勝8敗で負け越し、大関在位50場所となる来場所は史上最多に並ぶ10度目のかど番。琴欧洲は8勝7敗。大関魁皇(友綱)は小結安馬を小手投げで下し、2場所続けて千秋楽で勝ち越した。三賞は新入幕で11勝の栃煌山(春野)が敢闘賞、豊真将(しころ山)が2度目の技能賞を受賞。殊勲賞は該当者がなかった。十両は里山(尾上)が12勝3敗で初優勝。夏場所は5月13日から東京・両国国技館で行われる白鵬「本当にうれしい。(優勝決定戦での変化は)とっさです。何でも思い切りやりたいという気持ちだった。昨日負けたんで、今日は勝ちたかった。(来場所の綱とりに向け)頑張ります」  



 日刊スポーツ 3月 千秋楽
<抜粋>  白鵬「悔しい気持ちぶつけた」
白鵬は優勝決定戦の立ち合いでまさかの変化。「とっさです。何でも思い切りやりたい気持ちだった」と表情を変えることなく話した。本割では琴欧洲を、動きよく左すくい投げで転がした。直後に朝青龍が変化で勝ち、迎えた決定戦。左へ思い切り飛んで勝負をつけると、右手でガッツポーズをつくった。今場所の白鵬は気迫に満ちていた。入門時から指導する部屋付きの熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)は「気持ちが充実していて、いい顔をしていた」と褒める。綱とりに失敗し、けがで低迷した昨年後半からのうっぷんを晴らすかのように白星を重ねた。14日目に朝青龍に敗れて並ばれても「昨日負けたので、今日は勝ちたかった。悔しい気持ちをぶつけた」。普段は穏やかな男が、横綱の壁を気迫で破った。挫折を乗り越え、5場所ぶりに抱いた2度目の賜杯。来場所は再び綱とりに挑む。「本当にうれしい。頑張ります」。ちょうど1年前に大関昇進を決めた大阪で、白鵬はまた大きくなった。  



 サンスポ 3月 千秋楽
<抜粋>
◆白鵬の話 
「本当にうれしい。(優勝決定戦での変化は)とっさです。何でも思い切りやりたいという気持ちだった。昨日負けたんで、今日は勝ちたかった。(来場所の綱とりに向け)頑張ります」
白鵬、取り口の幅広がった
5場所ぶりに優勝した大関白鵬は、完全に自分の相撲を取り戻した。
両手をしっかりつく立ち合いには迫力が加わった。進境著しい豊真将を圧倒した11日目の踏み込みは最高。今場所はさらに突き、押しで機先を制するなど、取り口の幅が広がった。ただ気になるのは土俵際での詰めの甘さ。足が流れる癖を修正すれば、取りこぼしも減る。来場所は綱とりに再挑戦。夢が実現する可能性は大きいと見る。5連覇を逃した朝青龍は連敗スタートが最後まで響いた。13連勝と持ち直したのはさすがだが、序盤の不調は数年来のけいこ不足のつけが回った。初心に帰り、もう一度鍛え直してほしい。白鵬以外の大関陣はだらしがなかった。魁皇は千秋楽にやっと勝ち越し、琴欧洲も8勝止まり。千代大海は負け越し、来場所はワーストタイとなる10度目のかど番だ。栃東はかど番脱出後に高血圧で休場してしまった。最大の収穫は若手力士の活躍。技能賞の豊真将は、すがすがしい正攻法で今後がますます楽しみになってきた。新入幕で敢闘賞の栃煌山はまさに大器の相撲ぶりで前途洋々。西前頭筆頭の小兵、豊ノ島は2大関を倒して勝ち越す大健闘だった。週刊誌の「八百長疑惑」報道で注目された今場所。しかし一番一番の相撲内容は、ここ数場所で最も緊張感があった。この流れを来場所以降につなげてもらいたい。
◆北の湖理事長(元横綱北の湖)の話 
「(決定戦で)白鵬は何としても勝ちたかったのだろう。それ以外は15日間いい相撲を取った。13勝は評価できる。(来場所の綱とりは)今場所以上の成績じゃないと、どういう話題性になるか分からない」
◆放駒審判部長(元大関魁傑)の話 
「白鵬は後半戦の相撲内容が良かった。優勝決定戦の内容で、15日間の評価が落ちるものではない。評価できない優勝なんてあるの?」
◆九重審判部副部長(元横綱千代の富士)の話 
「(来場所は)みんなが手に汗握る内容で優勝を決めてほしいね」
◆三保ケ関審判部副部長(元大関増位山)の話 
「昔から言うが、大一番ほどあっけないものだ。でもお客さんは熱戦を期待していたんだから、いい相撲を見せるのも一つの務めだろう」 
○…龍皇(モンゴル出身で白鵬の兄弟子は来場所の新入幕が濃厚)「自分も一緒に入幕できたら最高ですね」



 読売 3月 千秋楽
<抜粋>
大相撲春場所千秋楽(25日・大阪府立体育会館)――のどから手が出るほど優勝が欲しかったことは理解できる。「勝って本当にうれしい。横綱のいる場所は価値が違うから」という白鵬の言葉も本音だろう。だが、好勝負を期待し、手に汗握ったファンの気持ちは、土俵に置き去りにされた。1年ぶりの朝青龍との決定戦。本割で琴欧洲を投げ捨てた後の白鵬は、いい表情をしていた。それまでの緊張が解け、むしろ朝青龍の方に重圧が伝染したように映った。その横綱は本割で、千代大海をはたき込む“省エネ相撲”。モンゴルの後輩との決定戦に気持ちがせいたのだろうが、これが予測不能のお粗末な結末を呼ぶ。今度は「とっさ」に白鵬が立ち合いで左に飛んだ。真っ向勝負を避け、朝青龍の頭を抑えつけた。土俵についた手をサッと引っ込めて一瞬、大関を見つめた横綱は、あきれたような苦笑い。「こんなもんだろう」と繰り返したのは優勝を逃した自分についての言葉だったのだろうが、白鵬の器を語ったようにも聞こえる。朝青龍はつぶやいた。「当たって来て欲しかった。上を目指しているのに良くないな」決定戦までの15日間、白鵬の相撲は尻上がりに良くなった。優勝争いを引っ張ったこと自体も評価に値する。それでも、綱取りに話が及ぶと、北の湖理事長は言った。「今場所以上の成績を上げないと、どんな話題になるかわからん」望んだ結果は、手に入れた。勝負の夏は、印象が大切になることも、頭に入れた方がいい。(向井太)  



 日刊スポーツ 3月 26日
<抜粋>  白鵬はたいて朝青龍下しV
大関白鵬(22=宮城野)が5場所ぶり2度目の優勝を飾った。13勝2敗で並んだ横綱朝青龍(26)との優勝決定戦をはたき込みで制し、昨年夏場所以来の賜杯を手にした。今場所前に紗代子夫人(22)と結婚し、今夏には第1子も誕生の予定。どうしても勝ちたいという気持ちが、決定戦では異例の注文相撲につながった。「子供が生まれて来る時には横綱でありたい」の思いを胸に、夏場所(5月13日初日、両国国技館)で3度目の綱とりに挑む。どうしても優勝したかった。ただ勝ちたかった。満員御礼の館内が見つめる優勝決定戦。熱戦、死闘を期待する視線を感じる余裕はなかった。白鵬は、低く踏み込んできた朝青龍の頭をつかむようにし、半身になりながらたたきつけた。「勝ちたい一心でした。はたき込みはとっさに出ました」。勝てばVの14日目は攻めながら引き落としで敗戦。綱を目指す以上、2日続けて同じ相手に負けられない。しかも、本割で朝青龍が千代大海に注文相撲で勝った場面を土俵下で見ていた。「もちろん警戒してました」と振り返った。初優勝した昨年夏場所、朝青龍は途中休場していた。「横綱がいる時に優勝するのは価値が違う。もっとうれしいね」。気迫で賜杯を奪い取った理由はそれだけではない。2月に結婚した紗代子夫人(22)のおなかには、新しい命が宿っている。今夏にもパパになる大関は、周囲に「おなかの子が生まれてきた時には、横綱でいたいんだ」と決意を語っているという。5月の夏場所で横綱昇進を決めるには、今場所の優勝が不可欠だった。入門時から指導する熊ケ谷親方(元前頭竹葉山)は「大人になった。前は日付変わるくらいまで飲んでいたのに、今場所はビデオを見てすぐ寝てる」という。サウナでリフレッシュし、VTRを見て取り口を研究して睡眠も十分にとる。モンゴル相撲の元横綱の父の背中を見て育った男は「父が横綱になったのも22の時。もうそんな年だね」。一家のあるじとしての意識が芽生えている。昨年2度の綱とり失敗、左足親指はく離骨折の挫折を乗り越えた。00年10月の初来日の地であり、1年前に大関昇進を決めた場所でもある大阪で2度目の優勝を決めた。「大阪で優勝を決めたことが、本当にうれしいんです」。拾ってもらった形で角界入りした60キロの少年は、6年半で心身ともに大きくなった。「もう1度、一からけいこして。やることをやるだけですね」。守るべき家族と新しい命の誕生を心の糧に、今度こそ頂点だ。【近間康隆】  



 日刊スポーツ 3月 26日
<抜粋>  白鵬「優しく支えてくれる人」と結婚報告
大相撲春場所で2度目の優勝を飾った大関白鵬(22=宮城野)が26日、大阪府堺市の宮城野部屋宿舎で会見した。「初優勝の時は横綱は休場してた。今回は決定戦で(朝青龍を)倒して優勝をつかんだことで、ひと味違う」と喜びを語った。同時に2月に入籍した紗代子夫人(22)との結婚も報告。「場所前から、いい成績を残して場所後に報告しようと思っていた。優しくて、支えてくれてる人です」と最後まで笑みが絶えなかった。  



 日刊スポーツ 3月 26日
<抜粋>  朝青龍引いて決定戦進出も…
思わず口元が緩んだ。土俵に左手を付けた朝青龍は苦笑いするしかなかった。「精いっぱいやってほしかった。上を目指すにはよくないんじゃないかな」。優勝決定戦に備えての体力温存のため、千代大海との本割では自分も同じ技で相手を下しているだけに、説得力はなかった。ただ、だからこそ、そうまでして勝ちたかった白鵬の気持ちも理解できる。幕内での決定戦で負けたのは初めてだが、「あんなもんだろう。負けは負けだし。納得している」と穏やかに続けた。過去に例のない、2連敗スタートからの逆転優勝にも失敗した。それでも「初めて自分を褒めたいね。2連敗からここまで頑張ったからね。優勝した気分と同じだよ」。場所前から「八百長疑惑」で騒がれながらも、最後まで優勝争いを展開。横綱としての役割は果たした。しかし、このままでは終わらせない。白鵬の綱とりがかかる来場所は、さらに高い壁として立ちはだかるつもりだ。「勝負は来場所だな。頑張るわ」。今日26日には帰京し、当分は古傷の右ひじの治療に専念する予定。まずは体を万全に戻し、取りこぼすことなく、最高の状態で白鵬との頂点決戦に備える。【盧載鎭】  



 日刊スポーツ 3月 26日
<抜粋>  横審委員長が白鵬の綱とりに期待表明
大相撲の横綱審議委員会(横審)が26日、東京・両国国技館で開かれ、海老沢勝二新委員長は、春場所で2度目の優勝(13勝2敗)を果たした大関白鵬について「優勝すれば当然横綱になる。千秋楽まで優勝を争い、内容さえよければ12勝でもいいのでは」と、夏場所(5月13日初日・両国国技館)での綱とりに大きな期待を寄せた。さらに横審は春場所千秋楽の本割で横綱朝青龍が、優勝決定戦でも白鵬が見せた立ち合いの変化に苦言を呈した。海老沢委員長は「規則違反ではないが、非常に残念。特に横綱が大関に対して変化をするのはいかがなものか」と遺憾のニュアンスを込めた。相撲協会の北の湖理事長(元横綱北の湖)から、週刊誌による「八百長疑惑」報道に対して民事提訴したことへの説明も行われた。  



 スポーツ報知 3月 26日
<抜粋>  白鵬「最高の気分」…優勝から一夜明け会見
大相撲春場所で5場所ぶり2度目の優勝を果たした大関白鵬が千秋楽から一夜明けた26日、宮城野部屋の宿舎がある大阪府堺市で記者会見し「あらためて、やりましたという気持ちでいっぱいです」と喜びを口にした。13勝2敗で並んだ横綱朝青龍との優勝決定戦を制した白鵬は「初優勝の時は横綱が休場していた。横綱を倒して優勝をつかんだのがひと味違う」と喜びをかみしめている様子。綱とりがかかる5月の夏場所に向け「自分の相撲を信じてやるだけ」と意気込んだ。場所中に明らかになった和田紗代子さんとの結婚も正式に発表。紗代子さんが5月に出産予定であることを明かした上で「ちゃんと優勝してこうして報告できて、最高の気分。“ママと子供が応援してるから”など、(紗代子さんの)一言一言が力になりました」と晴れ晴れとした表情で話した。  



 Zakzak 3月 26日
<抜粋>  白鵬とんだ“寿難”結婚相手の素性詳細不明の深~いワケ
大阪場所で優勝した大関・白鵬(22)=写真。今場所は、2月に結婚していたことも明らかになり、公私ともに幸せの絶頂だ。ところが、スポーツ選手の結婚報道では定番の「職業・○○氏の長女」という説明が、結婚相手の女子大生(22)には付いていない。その深~いワケとは。2人が知り合ったのは白鵬が十両だった2004年3月、朝青龍主催のパーティーで知り合ったという。2人は密かに愛を育み、2月中旬、東京・墨田区役所に婚姻届を提出した。お相手の女子大生は現在、4年在学中で、徳島県の資産家の娘という。2人はすでに都内に構えた新居で新婚生活をスタートさせているという。ところが、「寿」なのに、なぜか、女子大生の父親の名前や職業が明らかにされていないのだ。関係者が声を潜める。「父親は昨年、少女買春で逮捕されたんです」関係者によると、父親は横綱・朝青龍の全国後援会長を務めたことがあり、地元では手広く材木商を営んでいる。このほか、日本林業協会理事や新興プロレス団体最高顧問の肩書を持ったこともある名士だった。ところが、裸なのは力士だけではなかった。父親は06年6月、児童買春ポルノ法違反容疑で、警視庁少年事件課に逮捕される。逮捕容疑は東京・新橋のホテルで無職少女(16)=当時=と、現金6万円で性交渉をもったことだった。ただ、犯行はこれだけにとどまらず、悪質極まりないものだった。“タニマチ”となって性交渉をもった少女は80人以上とみられ、「少女の裸を撮影するのが趣味」と変態グセも供述。自宅の家宅捜索では100人以上の少女の裸の写真が押収された。父親は調べに、「仕事でストレスがたまり、2、3年前から東京出張のたびに中高生から20歳までの約80人を買春した」と容疑を認めていた。捜査関係者も「裸体を撮影してから性行為に及ぶというスタイルは崩さなかったようだ」というから、あいた口がふさがらない。娘は幸せをつかんだが、少女たちを次々と食い物にした父親の過去は消し去ることはできない。  



 スポニチ 3月 26日
<抜粋>  えっ変化?優勝決定戦にブーイング
えっ!変化?大相撲春場所千秋楽は25日、大阪府立体育会館で行われ、大関・白鵬(22=宮城野部屋)が2敗で並んでいた横綱・朝青龍(26=高砂部屋)を優勝決定戦で下し、5場所ぶり2度目の優勝を飾った。ところが、白鵬が左に変わって朝青龍をはたき込みで撃破するまさかの展開に、熱戦を期待していた館内も拍子抜け。場所前の八百長疑惑報道を受け、疑惑一掃を誓った場所だったが、何とも後味の悪い結末となった。 何とも対照的な光景だった。立ち合いの変化で優勝を決めた白鵬が派手なガッツポーズを作る。かたや、朝青龍は悲しそうな視線で訴えるが、15分前に自分が取った戦法だったことを思い直すと、苦笑いを浮かべるしかなかった。わずか0秒3の「大一番」だった。気合十分に朝青龍が飛び込んだが、白鵬は左に跳ぶように変化した。頭を押さえつけられた朝青龍は前のめりになり、あっさりと左手をついた。その瞬間、かたずをのんで見守った東支度部屋から「え~っ?」という失望の声が漏れた。西の支度部屋も水を打ったように静まり返り、何とも言えない重苦しい雰囲気に包まれた。座布団がまばらに飛び交う館内では「やり直せ!」のヤジも当然のように飛んだ。伏線はあった。白鵬が琴欧洲を下した直後、結びの朝青龍が立ち合いに右に変わって千代大海をはたいた。負けられない一番とはいえ、まさかの変化が白鵬に動揺を与えた。育ての親、熊ケ谷親方(元前頭・竹葉山)は「横綱の(結びの)相撲が脳裏をよぎったのでは。逆にやられてしまう気持ちがあったのでは」とかばったが、何とも後味の悪い結末となった。支度部屋に引き揚げてきた朝青龍は「まあ、あんなもんだろう」と吐き捨てると、テーピングを床に叩きつけた。整髪中は、自らの変化を棚に上げて「精いっぱいやってほしかった。上を目指す人間があれでいいのか」と怒りもにじませた。さすがにバツが悪かったのか「負けは負け。2敗からここまで頑張ったしな。優勝したのと同じ気分」と淡々と続けた。昨年の九州場所、横綱審議委員会は朝青龍が稀勢の里に蹴たぐりの奇襲を見せたことに対し「品格にかかわる」と批判の声を上げた。石橋義夫前委員長は「今回は九州とは違います」と前置きしながらも「惜しむらくはがっぷり四つに組む熱戦を見たかった。あした(26日)の横審では間違いなく話題に上るはずです」とちょっぴり残念そうに話した。優勝決定戦での変化は02年初場所の栃東対千代大海以来。これも相撲といえばそれまでだが、今回の春場所は特別な意味合いを持っていたことも事実。場所前には週刊現代に八百長疑惑を指摘された。各力士は完全否定し、土俵の充実を訴えたはずだった。その思いが凝縮された一番が変化では…。それでも朝青龍はいつになく苦しんだ今場所をこう振り返った。「あんなこと書かれたし、初めて自分を褒めたいよ」――。  



 スポニチ 3月 27日
<抜粋>  白鵬12勝でも横綱?横審が大甘見解
横綱審議委員会が26日、東京・両国国技館で開かれ、各委員は横綱・朝青龍をしっ責する一方で、大関・白鵬に寛大な姿勢をみせた。会議では、変化で決着がついた春場所千秋楽の朝青龍―千代大海、朝青龍―白鵬の2番が話題となり、全委員から「2番はいかがなものか」「あまりにもひどいのでないか」と厳しい意見が相次いだ。ただ、同じ注文相撲でも批判の矛先は朝青龍に集中。海老沢委員長も「白鵬については何とか勝ちたかったのだろういう声もあったが、朝青龍に関しては批判が多かった。横綱は受けて立つものと思う」と苦言を呈した。夏場所で綱獲りに臨む白鵬へは昇進条件の緩和も示唆した。内規では2場所連続優勝かそれに準ずる成績が条件だが、たとえ12勝に終わっても、(1)朝青龍に勝つ(2)決定戦に持ち込む(3)千秋楽まで優勝争いを演じる、などの条件をクリアすれば優勝しなくても昇進の話題になるとの見方を示した。1人横綱時代が続き、それが八百長疑惑報道を招いている要因とも言われているだけに、一日も早く2人横綱を実現させたいというのが横審の本音のようだ。   



 スポーツ報知 3月 27日
<抜粋>
横綱審議委員会(横審)の海老沢勝二新委員長は26日、東京・両国国技館で開かれた委員会で、春場所で2度目の優勝(13勝2敗)を果たした大関・白鵬について「優勝すれば当然横綱になる。千秋楽まで優勝を争い、内容さえよければ12勝でもいいのでは」と、夏場所(5月13日初日・両国国技館)での綱とりに大きな期待を寄せた。  



 スポーツ報知 3月 28日
<抜粋>  白鵬、連覇で綱昇進誓う
春場所で2度目の優勝を果たした大関・白鵬(22)=宮城野=が27日、綱取りがかかる夏場所(5月13日初日、両国国技館)も制覇し、2場所連続Vでの横綱昇進を誓った。この日、大阪市内で両国国技館に飾られる優勝額の写真撮影。26日の横綱審議委員会で海老沢勝二委員長(72)が「12勝でも内容が良ければ」とV逸でも昇進の可能性を示唆したことを受けて、「横綱は優勝するのが当たり前だと思う」。自ら高いハードルを設定し、最強の座をつかみ取る。  



 デイリースポーツ 4月 1日
<抜粋>  白鵬は巡業でも優勝
春場所を制した大関白鵬が1日から始まった春巡業でも元気なところを見せた。「風邪気味で疲れた」と少しかすれ気味の声だったが、幕内力士によるトーナメント戦では3年連続の優勝。「この1年はいろいろあった。でも春場所はけいこをちゃんとやったので、自信にならなかったらおかしいと思った」と話し、来場所での綱とりに向けて気持ちを新たにしていた。  



 日刊スポーツ 4月 4日
<抜粋>  白鵬が綱とりへ始動、軽めの調整1時間半
大関白鵬(22=宮城野)が3日、綱とりに向けて始動した。この日は墨田区の部屋でしこや柔軟体操などの軽めの調整を約1時間半こなした。春場所で2度目の優勝を果たし、夏場所(5月13日初日、両国国技館)は3度目の綱とり場所となる。気の早い後援者からは「横綱土俵入りの際に使用する太刀を用意した」との連絡もあった。場所直前の5月5日には待望の子供が生まれる予定で「綱とりへいい励みになるんじゃない。子供を風呂に入れるのが楽しみ」と笑顔を見せた。  



 スポーツ報知 4月 5日
<抜粋>  白鵬、綱取りへ出げいこ
春場所で2度目の優勝を果たした大関・白鵬(22)=宮城野=が、積極的な出げいこで夏場所(5月13日・両国国技館)の綱取りを目指す。4日、東京・墨田区の宮城野部屋で本格的なけいこをスタート。新入幕が確実な同部屋の龍皇と10番の申し合いを行い、全勝と好調な滑り出しを見せた。「久しぶりだったけど体が動いた。風邪もけいこしたら治ってきたよ」明るく話す白鵬。それを見た育ての親・熊ケ谷親方(元幕内・竹葉山)が「積極的に出げいこに行かせたい」と、綱取りプランを明かした。春場所前も、毎日のように出羽海部屋に出向き、幕内・普天王らとけいこ。優勝に結びつけた実績もあり、今回も同じ調整法を採用する方針だ。体が仕上がる番付発表(25日)後にも“出撃”を開始する。  



 毎日 4月 7日
<抜粋>  大相撲:関取同士が本格けいこ 小田原巡業
大相撲の小田原巡業が6日、神奈川・小田原アリーナであり、3月の春場所終了後初めて、関取衆同士が本格的にけいこを始めた。5月の夏場所で綱取りを目指す白鵬は、先場所初日で敗れるなど目下3連敗中の稀勢の里を何度もけいこに引っ張り出して、土俵に転がした。「相手が力を入れないから熱くなった」と苦手克服に必死だ。  



 デイリースポーツ 4月 7日
<抜粋>  朝青龍「気にしていない」
大相撲の「八百長疑惑」訴訟の第1回口頭弁論から一夜明けた6日、神奈川県小田原市で行われた春巡業で原告となった力士たちはさまざまな反応を示した。春場所を制した大関白鵬は「おれが言うことじゃない」と硬い表情。  



 スポニチ 4月 7日
<抜粋>  白鵬“天敵”稀勢ねじ伏せる
夏場所で綱獲りに臨む大関・白鵬が神奈川・小田原市で行われた大相撲春巡業で気迫の稽古を披露した。圧巻だったのは稀勢の里との8番。呼び戻しやつり落とし気味の切り返しなど、日頃見せない大技で天敵をねじ伏せた。稀勢の里には現在3連敗中とあり、朝青龍ばりの「負けた相手に倍返し」を実践。「しこを踏んでいたら、土俵に上がりたくなった。稀勢の里は稽古では本気を出さないね」と不満げだったが、心には横綱の意識が芽生えているようだった。  



 デイリースポーツ 4月 7日
<抜粋>  絶好調・白鵬 早くも横綱の風格?
大相撲夏場所(5月13日初日、両国国技館)で綱とりを目指す大関白鵬は大関陣以上でただ1人けいこに参加。稀勢の里らと12番取って全勝という内容に「しこ踏んでいたら調子がよくなって」と笑顔。2度目の優勝を果たした春場所後は過去の大横綱の北の湖、大鵬、千代の富士、貴乃花、亡くなった元大関貴ノ花のビデオを見ているそうで「昔の人はいい相撲を取っている。礼儀とか昔からのものをしっかり守っている」と早くも横綱の“帝王学”を学習中だ。  



 サンスポ 4月 7日
<抜粋>  絶好調・白鵬 早くも横綱の風格?
大関白鵬が春巡業小田原場所で、横綱、大関陣ではただ1人、申し合いを行い、夏場所(5月13日初日、両国国技館)での綱とりに意欲をみせた。12番とって全勝。そのうち8番は本場所で3連敗中の幕内稀勢の里を指名。「(相手は)けいこ場では力を出さないので、カチンときた」と、つり落としなど激しい技をみせた。最近は北の湖、千代の富士、貴乃花ら往年の名横綱のビデオを見て気合を入れている。  



 スポーツ報知 4月 11日
<抜粋>  息抜き白鵬「バスケ最高」
夏場所で綱取りに挑む大関・白鵬(22)=宮城野=が10日、大好きなバスケットボールでリフレッシュした。都内の体育館で、幕内・鶴竜(井筒)らとバレーボールをした後に、8分を4セット。朝げいこもしながら、抜群のスタミナを見せた。「バスケは8歳のころからやっているんだ。相撲以外のスポーツをするのも最高だよ」華麗な3ポイントシュートも決め笑顔。綱取りの重圧の中、いい息抜きとなったようだ。  



 スポーツ報知 4月 13日
<抜粋>
夏場所(5月13日初日、両国国技館)で綱取りに挑む大関・白鵬(22)=宮城野=が、新妻・紗代子さんの23歳の誕生日となった12日、30番の猛げいこで記念日を祝った。番付発表(25日)前としては異例の番数だ。十両・龍皇らと行った申し合いは30番(25勝5敗)。「あした(靖国神社奉納大相撲で)けいこしないので、その分やっただけ」と話すが、夫人の話題になると目じりを下げた。5月5日には第1子が出産予定。「(妻とは)一緒に料理もつくったりしてます。最近おなかで赤ちゃんが動くんだよ」。妻子のためにも夢をかなえる。  



 サンスポ 4月 14日
<抜粋>  白鵬ベンチプレス40キロ増…靖国神社奉納大相撲
靖国神社奉納大相撲(13日、東京・靖国神社)恒例の靖国神社奉納大相撲が13日行われ、朝青龍ら幕内力士が参加した。夏場所で綱とりを狙う大関白鵬はベンチプレスで40キロもパワーアップしたことを明かした。「150キロも挙げられるようになった。自分でもびっくりしたよ」。8日に都内のジムでベンチプレスに挑戦したところ、3年前の入幕時より40キロ増を軽々と挙げたという。部屋の方針で器具を使った筋力トレはせず、てっぽうや腕立て伏せなどで筋肉を鍛えてきたが、その間に数値が上がっていた。「自分はけいこで力をつけていますから。自分でも、しっかりけいこをやっているなあ、という思いです」と自画自賛の笑み。  



 スポーツ報知 4月 14日
<抜粋>
横綱、大関陣に怒りの引退勧告!? 満員御礼6500人の観客を集め藤沢巡業が行われたが、大関・琴欧洲(佐渡ケ嶽)を除く横綱・朝青龍(高砂)と4大関が朝げいこを欠席。ファンを失望させる行為に大島巡業部長(元大関・旭国)が、「けいこができない状態なら、引退すればいい」と激怒した。余りにも寂しい光景。朝早く駆け付けた観客の前で土俵に上がったのは琴欧洲だけ。春場所を高血圧で途中休場した栃東(玉ノ井)は顔を見せたが、残り4力士は不在。この“惨状”に大島部長がキレた。「協会の看板ということを忘れている。けいこできない大関が何人いても同じ。いい迷惑」。チビッコ相撲に参加した白鵬(宮城野)は許したが、支度部屋に出向き朝青龍、魁皇(友綱)、千代大海(九重)にカミナリを落とした。注意を受けた朝青龍は「左ひざに水がたまって痛い。明日は胸を出そうと思う」。春場所中にインフルエンザにかかったという千代大海は「まだ治りかけ。無理せず支度部屋でしこを踏んでいた」と事情を説明した。だが、藤沢巡業は長年実施されており、勧進元の最上重夫氏は「残念。来年も開くが、今回のようなことがないようにしてほしい」と苦言を呈した。15日には神奈川・横須賀市で開かれる。楽しみにしているファンのためにも、奮起した横綱、大関陣の姿を見たい。  



 日刊スポーツ 4月 15日
<抜粋>
大相撲の神奈川・横須賀巡業が15日、横須賀アリーナで行われた。14日の藤沢巡業では大関陣以上の上位陣のほとんどが朝げいこしなかったことで、大島巡業部長(59=元大関旭国)が雷を落としたが、この日は全員参加した。同部長は「上位陣が顔を出すと、巡業も盛り上がるね」と話した。トーナメント決勝では、大関白鵬(22=宮城野)が小結安馬を左上手投げで下し、優勝した。春巡業は22日の千葉・船橋巡業を残すのみとなった。  



 スポーツ報知 4月 18日
<抜粋>  みの、白鵬の横綱昇進後押し 新しい化粧回し贈呈約束
夏場所(5月13日初日・両国国技館)で綱取りに挑む大関・白鵬(22)=宮城野=が昇進に成功した場合、タレント・みのもんたから化粧まわしが贈られる可能性が出てきた。17日、親交あるみのがMCを務めるTBS系新番組「キャプテン☆ドみの」(28日から、毎土曜夜)の収録に参加。「緊張感があって楽しかった」と笑顔の白鵬は、以前も化粧まわしを贈ってくれたみのから「風格もでてきたし昇進の可能性は十分。なったら(化粧まわし)考えないとね。三つぞろいで大変だけど」とエールを送られた。悲願達成で最高のプレゼントを手にしてみせる。  



 サンスポ 4月 23日
<抜粋>
5月5日のこどもの日から始まる児童福祉週間を前に、東京・霞が関の厚生労働省で23日、恒例の「こいのぼり掲揚式」があった。大相撲春場所で優勝した大関の白鵬関や大田区内の保育園児約80人が参加。同省玄関前のポールに大小5匹の赤や青のこいのぼりが上がり、風に舞った。白鵬関から小さなこいのぼりをプレゼントされた園児らは大喜びで「こいのぼり」を合唱。大関もほおをほころばせた。今年の児童福祉週間の標語は、約5000通の中から選ばれた沖縄県与那原町の小学6年、松堂一成君(11)の作品「見つけよう みんながもってる いいところ」で、武見敬三厚労副大臣から賞状が贈られた。  



 毎日 4月 24日
<抜粋>  白鵬、綱取り大丈夫? けいこ低調
大相撲夏場所(5月13日初日、東京・両国国技館)は、25日の新番付発表で本場所へのムードが一層高まってくる。夏場所最大の焦点は春場所で優勝した大関・白鵬の横綱昇進がなるか。だが、直前の春巡業でのけいこは低調で、綱取りに向けた意気込みはあまり伝わってきていない。巡業では、関取衆がぶつかり合う午前中のけいこが見ものの一つ。だが、白鵬がけいこをしたのは稀勢の里を相手にした小田原巡業(6日)だけ。同じく横綱昇進がかかった昨年秋場所前の夏巡業は5日間で100番近い申し合いをこなしており、対照的だ。
ただ、けいこに熱心でなかったのは、他の横綱、大関も同じ。大島巡業部長(元大関・旭国)に「けいこしないなら引退しろ」と言われた大関もいた。
上位陣にも言い分があるらしい。春巡業は今月1日の伊勢神宮から22日の船橋までの6日間で、すべて週末だけ。船橋巡業の支度部屋で白鵬は「巡業の気がしない。続けて毎日できない」とこぼし、地元の子どもたちとのけいこに胸を出したり、手形を押したりと普及活動に専念。横綱・朝青龍も「中途半端。連日けいこできるなら1週間でも10日でもやりたい」。週末だけ首都圏の巡業先を往復する中での調整は、難しそうだ。だが、一方で、琴欧洲は「他の力士とけいこできるのは巡業ぐらいしかない」と、土俵に上がり続けた。巡業部幹部も「我々の現役時代は横綱・大関が率先して土俵に上がり、若手をギュウギュウ言わせていたのに」白鵬は「番付発表後からはやるつもり。出げいこにも行くよ」と言うが、1カ月の空白を埋めることができるのか。今後の「仕切り直し」が注目される。【飯山太郎】  













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