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私は大のテレビ好きで、テレビ見たさに学校から走って帰るほどでした(今は、基本的にはTVを見ません)。だからこんなにダメになったと、テレビのせいにしていていい年ではないので、自分の軽薄さや低俗さは、自分の責任で修正していかなければならないでしょう。
そんな私が、「自分の子供たちにはどうしているのか」を、書いてみたいと思います。
私の家は、次のような方針です。
大原則は、「テレビは見ない」
1.テレビは親の所有物であり、子供は原則的には勝手に見ることができない。
2.したがって、子供にはテレビのチャンネル権もない。10時以降の番組も見ない。
3.テレビはリビングには置かない。食事しながらのTVは禁止。
それでは、上の三つを完全に守っているのかというと、そうでもありません。あくまで原則です。我が家は親の在宅時間が極めて短いので、子供たちもそこそこバランスを取りながら(笑)親の目を盗んでTVを見ています。まあ、あまり見すぎるとTVを捨てかねない暴君な親だということは、理解しているようですが。そこで、もう少し細かい取り決めです。
4.「ドラえもん」「ポケットモンスター」等は他力本願なので見ない。
5.「クレヨンしんちゃん」等は大人をなめているので見ない。
6.その他、残虐なシーンが多いものなど、子供に有害と思われる番組には親から規制がかけられる。
これらの我が家のルールをクラスで子供たちに紹介すると、「うわぁ、ひどいーーー」「(子供が)カワイソーー」「ムムム、無理ーーー」と、悲鳴を上げます。
そうでしょうか??
うちの子供に聞くと、確かに、 友達との話題がTVになると困る そうです。TVを見ない分、充実した時間を過ごしているかというと、そうでもなく、だらだら本を読んだりしています。そもそも親が低俗な人間なので、子供もその影響を受けてTVはあまり見ないのに低俗です。
しかし、こんな風に育ててきたので、子供もある程度はこの状況に慣れているらしく、ある程度はあきらめています。性格は今の子供たちに比べると極めて素直で穏やかです。人を傷つけるような番組には不快感を表すことが多く、「いじる」お笑いや「残虐シーン」は好みません。TVに対しては批判的な目が育っていると思います。
・・・・・・まあ、私の家は極端すぎると思いますが・・・・・・
どの家でも、次のようなことは可能だと思います。
1.テレビの閲覧権の剥奪=「無原則に見ていいわけではないという確認」
2.時間・時刻の制限
3.テレビを置く場所の変更
4.見る番組の選択
5.批判的な目を育てる
最後の「批判的な目」は、子供とのコミュニケーションの中で育っていると思います。いっしょにTVを見たなら、親としての感想を話し、子供の感想を聞いて見ましょう。もし、言葉でコミュニケーションをとらなかったとしても、親が何のTVを見て、何に笑い、何に共感し、何に怒っているのかを、 子供たちはちゃんと見ています 。子は親の背中を見て育っているのです。
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