2012年1月佐賀&長崎雲仙遠征(2)
佐賀・長崎遠征その6。雲仙岳を望む災害記念館の続き。
10:12、雲仙岳災害記念館の展望台からの眺め。
かつて火砕流が流れた部分がなんとなくわかりますね。
これは反対側。熊本方向になります。
展望台の海側にはこんなものが。東日本大震災の津波はこんな高さまで来たとは、改めて唖然としてしまいます。
10:20、記念館と雲仙岳をセットに一枚撮って出発。
10:33、災害記念館からほど近い道の駅みずなし本陣ふかえに来ました。雲仙普賢岳のかつてのニュースでは「水無川」という名前がよく出たことを覚えていますが、ここのあたりだったんですね。
道の駅の展望台から。
同じ場所からですが、右に見える橋のところが水無川です。このあたりをかつて大量の土石流が流れたわけです。
道の駅にあった慰霊碑。
九州のこのあたりに来ると見かける大型の柑橘系、ばんぺいゆ(晩白柚)。いつも買おうと思うのですが、あまりに大きいので毎回断念していたところ、今日うちの近くのショッピングセンターでこれを売っていたので、思わず買ってしまいました。あとで食べるのが楽しみです。。
さて、道の駅には土石流被災家屋保存公園が併設されています。土石流に埋まった家々がそのままの形で保存されています。
信じられない高さまで土石流が流れてきたことを知り驚きました。
普賢岳の災害の大きさを改めて感じることができました。日本にはあらゆる種類の自然災害があるものだということも再認識しました。
その後島原半島を北上、10:50島原外港の前を通過。ここから熊本行きのフェリーが出ています。九州の離島をフェリーでめぐる遠征もいつかしてみたいですね。
10:59、島原市内にある島原城へやって来ました。。
まだ続く、先週の土日の佐賀&長崎遠征その7です。島原城から。
10:59、島原城には武士がいました。
時間の関係で天守閣には上がりませんでしたが、お城のある高台からの景色はなかなか。これはたぶん諫早湾方向。このあと行く諫早湾干拓堤防道路の方向かも。
あまり大きい城ではないですが、コンパクトな美しさがあります。
島原城から雲仙岳を望みます。
11:45、やって来ました、 諫早湾干拓・堤防道路 の入口。ここは今回遠征の最大の目的地のひとつ。ひところ有明海・諫早湾干拓の潮受け堤防を開けるかどうかとか、それ以前の有明海の海苔の養殖の問題などでよく報道されたところです。
ニュースだと水門のところしか写されませんが、実際には全長8.5kmもあるまっすぐな道路が堤防に並行して走っているわけです。水門は堤防道路の両端近くにあるだけで、ほとんどはこの道路。水門を開けて元に戻すなどという議論もありましたが、こんな大規模な道路ができていたらもう後戻りできませんよね、これは。群馬の八ツ場ダムの件も同じですが、巨大公共事業の話は、テレビのニュースなどは全く一部の事象しかとらえておらず、それに踊らされている人々が多いことが改めてよくわかります。
しかし、この道路、ドライブするには実に快適。ここはちょうど真ん中あたりにある駐車スペース。店などはありませんが、観光地にもなっている感じです。
諫早湾干拓事業の説明。
これは内海の南側。
こちらは内海の北側。
歩道橋を渡って反対側へ。こちらは先ほどまでいた島原側の方向。雲仙岳が見えます。
そしてこちらは北側。右の方は佐賀県方面。
外海です。少し海の色が違います。
再び北側を眺めます。
内海から外海へ水を流す排水口です。
なぜかここに鳥がたくさん。水が温かいのか、あるいは魚が集まっているのか。。
堤防の真上。しかし、よくこんなものを作ったものです。
内海の方向。
北側の方の遠くに水門が見えます。
休憩所を出て水門のところに近づきます。
12:03、こちらが水門。諫早湾干拓堤防道路、うーむ、なかなか考えさせられる場所のひとつになりました。。
佐賀&長崎遠征その8です。諫早湾干拓堤防道路のあと、海岸線に沿って長崎県から再び佐賀県に入ります。
12:35、 道の駅太良 (たら)です。このあたりの海岸線はずっと干潟が続くところで、独特な魚介類が豊富にとれるわけです。
道の駅から見えたたぶん海苔の養殖の群れ。この時間帯は満潮気味ですが、干潮時には干潟になるんでしょうね。
カキとカニの群れ。
このあたりはカキで有名。ここに来る途中の海沿いにはカキ焼き屋がたくさん並んでました。
で、折角なので道の駅に併設されているカキ焼きに入ることにしました。12:47、こうやって炭火で、かつ自分でカキを焼くのは初めてです。平らな面を下にして、20秒ほど焼いてひっくり返すんだそうです。。
これで一人前1000円。
う~む、こんな感じでぷりぷりでした。ポン酢を軽くつけてそのまま。こういうワイルドな食事、いいっすね。
こんなお店でした。
食後にもう一度有明海の海苔養殖方向。
13:17、雲仙岳がうっすらと見えます。
13:23、カキに大満足して道の駅太良を出発。食材が豊富な、特に印象に残る道の駅になりました。
13:32、さらに北上すると今度は 道の駅鹿島 。
この道の駅には干潟展望館というところがあり、そこに小さな水族館がありました。とても小さめのエイです。
干潟方向です。
シオマネキです。
干潟といえば、このムツゴロウでしょう。この鹿島は、干潟で行う「ガタリンピック」でも有名なところ。タイミングが合えばこの道の駅でも干潟体験ができるようです。
こちらがその干潟展望館。このあとは最後の目的地、嬉野温泉へ。。
1月7~8日の佐賀・長崎遠征その9、完結編です。有明海を望む海側から一気に山中に入ります。
14:33、嬉野(うれしの)温泉・椎葉山荘です。もともと佐賀遠征の目的はこの嬉野温泉が最大だったのですが、相当遠回りしました。嬉野温泉は日本三大美人の湯のひとつ。歴史もとても古いところです。この建物は旅館側。
こちらが日帰り入浴の建物。ここ、結構人気の場所のようでとても混雑してました。渓流を見下ろす形の露天風呂で、なかなか風情のある趣でした。お湯は噂どおりぬるつる系のやわらかな感じ。
風呂上りにしいばの湯の入口で一服。
ちょうど真ん中の木の奥あたりが露天風呂。ここ、紅葉の季節に来たら相当いいところですね。
15:24、嬉野温泉の元湯は先ほどの山を下りた街中にあります。温泉街の中心地はこのあたり。これから長崎空港に向かうのですが、まだ帰りの飛行機の時間までは若干時間があるので、長崎のもう一つの大都市、佐世保にちょっと寄ってみることに。
16:19、佐世保港に近い佐世保シーサイドパーク。奥の方に自衛隊の艦艇と思われる船が見えました。この日の昼は艦艇見学可能の日だったようです。
このあとは一気に長崎空港へ。16:22、佐世保駅前を通過。羽田へのフライトは18:50発なので、40kmくらい先の長崎空港まで急ぎ気味になりました。。
空港施設内のレンタカー会社にクルマを返却。50分くらい前に無事空港ビルに入れました。ANAのSKIPサービスなので、20分前に保安検査場を通ればよいので、かえって効率的に時間が使えました。18:38、これは飛行機の中からの長崎空港。
19:36、大阪南側上空です。この日は天気が良く、くっきりと大阪一帯の夜景が見えました。今回の遠征では、雲仙や嬉野といったメジャーな温泉、普賢岳災害記念館、諫早湾干拓堤防、玄海原発など社会科見学、肥前名護屋城跡、唐津城、島原城などお城系、呼子のイカや有明海のカキ焼きなどのグルメなど、短期間ではありましたがかなりバリエーションに富んだ遠征になりました。。