2014年11月・47都道府県到達記念(宮崎・鹿児島・大分・熊本)遠征(2)
九州レポートその5、だいぶ時間が経ちましたが11月24日(月)の朝、高千穂の続き。
ここのホテルは禁煙だったので、ホテルの前で一服中。このあたり、標高が高いのと放射冷却で幻想的な霧の世界。
高千穂にはどうやらこういうビジネスホテルはここだけの模様。三連休だったので満室でした。バイキングの朝食後(結構メニューが豊富で食いすぎました。。)、高千穂峡へ向け出発。
中心部の真名井の滝近くの駐車場がすでに満車になっていたようで、北側の高千穂大橋の方へ回されました。その大橋からの景色。紅葉が最高の状態。
お、あれが真名井の滝。そういえば日帰り温泉で真名井の湯というのがありますけど、この滝から命名されたんですねえ。
真名井の滝でございます。阿蘇山の噴火活動と関係しているんですね。
横の池では、あのキャビアがとれるチョウザメが飼育されていました。
名勝・高千穂峡。文字通り名勝に値するところです。まだ続く高千穂峡。。
九州レポート(6)、高千穂峡の続き。
往路で同じような写真を撮っていますが、何枚も撮りたくなってしまいますね。。
高千穂峡ツアー完了。このあとは県境を越え、熊本県に入ります。帰りは熊本空港からですが、北上して大分県の九重高原方面へ向かいます。
山間の道を快走、途中産山村というところにあるうぶやま牧場で一服。
ここには風力発電もありました。牧場の牛乳を飲み、さらに北上。
大分県での今回の目的地は、日本最大規模の地熱発電所、九州電力の八丁原(はっちょうばる)発電所でした。筋湯温泉というところに近い、相当山奥にあります。
ここはふらっと来ても、地熱発電所のガイド付き見学ツアーをしてくれます。色紙には勝間和代とか結構著名人も来ているようです。原発のビジターセンターにも何か所か行きましたが、こういうところはどこも充実してますね。
まずは地熱発電の仕組みについてお勉強。聴衆は私とあと親子4人のみでしたが。。
手前のは地熱源を掘るための先端部。奥のは、鉱物が付着したパイプの断面。
水冷塔だったですかね。10日前はもう少し仕組みを覚えていたんですが。。
こんな感じで説明を聞いています。途中から少し人が増えました。
この図を見て少し思い出しました。この地下深くにマグマ溜まりがあり、そこで熱せられた地下水の蒸気を取り出してタービンを回し発電する仕組み。地熱源からは一部直接熱水も出るのでそれを混合させてより効率を上げています。タービンを回したあとの蒸気は冷やされて水になりますが、その水は循環させて水冷に使われている、ということだったかと。
こちらは建屋の中のタービン。全部で2基が動いていて、1基が点検中。
九州レポート(7)、完結編。大分県の八丁原地熱発電所の続き。
ここは日本最大規模の地熱発電所ではあるものの、その出力は九州電力管内にある原子力発電所(川内、玄海)に比べれば10分の1以下という小さなものだそうです。また、国立公園に熱源があることが多いため、様々な規制の対象になり制約も多いとのこと。原発のウランや火力の石油等と違って、地熱は自然の力以外になにも必要ない超クリーンなエネルギーではありますが、現実はなかなか難しいですね。ただ、九州電力は今後も地熱発電所は増やしていく計画とか。
「うたせ湯」です。文字通り、打たせ湯が上の方から勢いよく出てました。「筋湯」という名前もその打たせ湯で筋をほぐすところから来ているとか。
もう一軒、薬師湯という共同浴場へ行こうと思ったら、この日は女性専用の日だったので残念。。
足湯も。山間にあるひなびた温泉街でしたが、風情があってとてもよかったです。九州の温泉はどこも良いですね。これで今回の遠征の予定していたミッションはほぼ完了。
阿蘇の山々が見えます。しかし、この日の二日後くらいに阿蘇が19年ぶりにマグマ噴火しましたね。
最近仕事でスマートモビリティの原稿を書いていますが、ここにも超小型モビリティの実証実験用車両がありました。
駅には電車が停車中。JR九州は面白い電車がたくさん走っているので興味深いです。
駅のレストランで昼食。熊本の郷土料理、だんご汁定食。山梨のほうとうのように太くて平たい麺とカボチャが入ってますね。ここでも宮崎のチキン南蛮っぽく鶏のから揚げがついてました。
少し経つと「あそボーイ」という特急電車が来ました。周りの人がみんな写真を撮っていたので私も一枚。
行ってしまいました。九州には「ななつ星」という豪華列車が走っていますが、いつか鉄道でも一周してみたいものです。このあとは熊本空港へ。
空港近くのレンタカー屋に車を返し、今回のミッションは無事終了。宮崎県を今回訪問したことで、おかげさまで47都道府県すべて到達することができました。今後何を目標にするか考えないといけないのですが、何か良い案がありましたら是非お知らせください。。