2015年夏・北海道遠征
少し間が空きましたが、夏休み北海道遠征レポートその9。8月18日の午後、ニセコ五色温泉へ。
ニセコにはニセコアンヌプリの西側に渋い温泉がいくつか点在しています。そのうちのひとつ、五色温泉旅館にやってきました。期待したとおり、渋い山小屋のような建物。
裏側には「地獄」もあります。
こういう感じの渋い温泉宿が最も好きでございます。
湯屋が二つあり、まずは奥の方から。硫黄分が多くて床が滑りやすく、ちょうどここで転倒しました。危なかったです。。外に露天風呂。
こちらはもう一つの方。内湯だけかと思ったらこちらの露天風呂の方が広かったです。額縁のようなアングル。
緑がかった美しい温泉。たぶんいろいろな環境条件などでいろいろな色に変わるので五色温泉というのでしょう。
天気はいまいちでしたが、美しい景色に感動。ここ、私がこれまで行った温泉の中でも5本の指に入りますね。五色温泉に後ろ髪をひかれながら、この日の宿泊地、長万部へ。
途中の道の駅らんこし・ふるさとの丘(蘭越町)。ちなみに先ほどの五色温泉もニセコ町でなく蘭越町だったかと。
道の駅から見えた低い雲。
次の道の駅は、くろまつない(黒松内町)。
花がきれいだったのでもう一枚。
長万部の旅館にチェックインする前に、JR長万部駅に来てみました。
ここはJR函館本線と室蘭本線の分岐駅なので、駅の敷地はかなり広いです。ただ、滅多に列車は少なく駅周辺は閑散。
その後長万部駅裏側の長万部温泉街にある旅館もりかわに投宿。この日は晩飯付でなかったので、再度車で近くのドライブインへ。長万部といえばこれ、カニ飯と旅館の小さな温泉でこの日は終了。。
ここからは最終日、19日の朝。宿泊した長万部の温泉旅館もりかわ。
向こう側に函館本線。
旅館の前には長万部温泉湧出の記念碑。1950年代に工事の途中に掘り当てた温泉だとか。かつての長万部町は1万5千人くらい人口があったときもあり、そのころはこの温泉街ももっとにぎやかだったことでしょう。
ただ今も東京理科大のキャンパスが何故かここにあるので、長万部町は19歳前後の人口比率がとても高い、意外と若い町です。
長万部を出発、太平洋側を函館に向けて南下。噴火湾(内浦湾)を挟み向こう側に見えるのは函館方面。
これは反対方向、室蘭方面でしょうか。
その後山中を抜け、今度は日本海側に出てみました。
遠くにうっすら奥尻島が見えたような。。
乙部町の道の駅ルート229元和台で一服。
ここからも奥尻島が見えたような。。
あの岩は人の顔のようにみえますね。
さらに南下、道の駅江差(江差町)へ。。
北海道レポートその10、江差の続き。
ここの道の駅から車で5分くらい行ったところに見どころあり。
道の駅江差はこの建物のみ。日本最小の道の駅という触れ込み。
江差町中心部にあるえさし海の駅開陽丸に来ました。江差は戊辰戦争のときの激戦地のひとつ。旧幕府側榎本武揚の軍艦開陽丸が撃沈された地。 その後復元され、博物館になっています。
こちらが開陽丸。
船内にいろいろ展示があります。開陽丸はオランダ製ですが、徳川家の家紋がオランダ感覚でハート形になってしまったとのこと。
船員たちはこのハンモックで休んだそうです。
大砲はこんな感じで打っていました。
甲板に出てみます。
結構でかいです。
向こうはかもめ島という、江差港から出っ張った半島。
再び船室へ。ボタンがいくつかあって、当時の大砲の撃ち方を経験させてもらいました。
幕末のころのピストル。撃沈された開陽丸の残骸からいろいろなものが引き上げられたとのこと。
砲弾の数々。不発弾でしょうか。。
こちらが当時の開陽丸の模型。
渋い部品の数々。
開陽丸の沈没地点など。
開陽丸の近くには奥尻島行きのフェリー乗り場がありました。北海道の離島も一度行ってみたいものです。
江差を出発、内陸に入り厚沢部町の道の駅あっさぶ。
このあたりはメークインの産地。
ということで、揚げいもで一服。
来年春に開業する北海道新幹線の新函館北斗駅に来てみました。まだ開業してないので、JRの渡島大野という函館本線の駅ですが、どこにあるかよくわかりませんでした。。
駅を背にすると、このように造成中で何もなし。北陸新幹線の安中榛名駅の開業当時のような新幹線秘境駅の趣。ただ、ここ函館市内からは相当遠い感じですね。20kmくらいはあるかと。このあとはまだ飛行機の時間まで余裕があるので、大沼公園へ行ってみることに。。
北海道遠征レポートその11、完結編です。8月19日の最終日は長万部から函館空港までの行程。
函館に向かう前に少し北上し、大沼公園に来てみました。
ここも中国人の団体客など、外国人観光客が大量におりました。。
スワンが邪魔。。
駒ヶ岳と大沼。
やはりスワンが興ざめ。。
ここにいた人はほぼ全員外国人。
少し散策し別の角度から駒ヶ岳。
やはり私は人の映らない景色が好きです。
大沼公園を出発、ここもよかったです。最後は函館へ。遠くから函館山もよく見えました。函館市内は15年くらい前に思い付きで0泊(飛行機で来て夜行の北斗星で帰る)で一度来たことあります。
函館中心部を迂回し、函館空港から至近の湯の川温泉の湯元啄木亭というホテルの日帰り温泉から海の方向。
旅程最後の温泉を終了、これでミッション完了。
函館空港近くのレンタカー屋に車を返却、今回の5日間走行距離は1073.5kmでした。北海道はいい道ばかりなので、そんなに長距離を走った気はしませんでした。
最後は空港で函館ラーメン。今回北海道の大都市部はほとんど行かず、周辺部を回りましたが、運転しているだけで楽しかったですね。北海道はまた近いうちにひとっ走りしたいですね。。しかし、羽田空港で往路に停めた駐車場がP1だったかP2だったか忘れてしまい、結構歩かされました。最後が一番疲れました。。