ガオライ日記

公安に連行される 3


なんでかその場を去ることができないオイラ達。


それもこれも全ては隣のアホ出っ歯が

「泥棒!!」 と基地外のように叫んでくれた事に事を発します。


おまわりんに 「もう帰っていいでしょ?」 って言ってみても
「だーめ(o・_・)!」 の一点張り。


警察に逆らってもいい事はなにもありません。
そこは大人しく我慢の子(o・_・)


すると、 当事者のおっさん登場

隣のソファに腰掛けるおっさん。
オイラを睨みつけるおっさん(・ω・;|||エェ!?


あぁ?なんだ?なんだこいつ?
俺様を睨むとはいい度胸だ。
そんなんこわかないもんねー("▽"*)


主役が揃ったと思ったのか、オマワリはん満足気に一言、


警察: さぁ、あなた達 淘通 しなさい。







(゜∇゜ ;)エッ!?














中国語:淘通

意味:(意思・文化を)疎通させる








はぁぁああ?(゚Д゚)?


勝手に人が乗ってるタクシーのドアに

走ってぶつかって来て人に散々責任があると騒いだ挙句

私を拘束して数時間を奪ったもう二度と会わないであろうこのアホおっさんと








淘通?何を?

話の通じる相手だったら
ガオライここにいないんじゃん?


後からバーバに聞いた話ですが
中国って昔からそうなんだって。

何が悪いか、責任はどこかというより、
もめてる当事者同士をうまく丸めて仲直りさせる事に重きがあるらしい。

だから1つも法律が発達しない。
ちなみにボクは法学部。切ない。。



おまわりんの話を聞いて
おっさんは待ってましたかのようにほざきだしました。


おっさん:

俺には理解できない。

なんで俺があの時通報した時にお前達は逃げたのか。

そしてそれを止め様とした俺の行動が

何で泥棒呼ばわりされたのか、

全く理解できない!

人が転んで痛がってたら、お前ら同情しないのか?

仮に責任が無かったとしても

同情してその人が回復するまで見守ることはできないのか!?



ガオライ:

まず第一に、同情?したじゃん。

アンタ勝手に車道走ってたんだろ?

勝手に走ってきて勝手にドアにぶつかって勝手に転んで勝手に喚いて

こいつ(ジョー)も声をかけたし

私もティッシュ渡したよねぇ?



そう、このおっさん、最初に警察に
うちらは一言もかける事無しにすたこらさっさと逃げたと供述してたらしい。

なーめーんなー ( ゚д゚)、ペッ


おっさん:

じゃあなんで通報したのにお前らその場を去ろうとしたんだ!!



ガオライ:

通報するのはあなたの自由。その場を離れるのは私の自由。

あなたの言う事を聞いてその場に留まる理由は?

あなた誰?何様?



おっさん:

なっ・・・!!

そうだな!俺の言う事聞く必要なんて無いな!!

じゃあなんでそのまま行かないんだよ!

ってか泥棒ってなんだ!!



ガオライ:

誰が私達を行かせてくれなかったわけ?

野次馬が集まってそいつらが感情を我々にむき出しにして

人数増えるわ野次馬興奮しだすわ

それが、外国人にとって、特にこの反日感情のある国に居る日本人として

どれだけ恐ろしい事かアンタにわかるのか?

その後あまりにも危険だから通報したのは私の意思。

そこからあの場を去ろうともしてないわい!!

アンタが交通法規を違反したのは明白だろ?!

私達を責める前に、じゃあなんでアンタ車道走ってたんだ!!

警察も私達に責任は無いって言ってるのに

なんでアンタに私達を責める権利があるんだ!!

おまわりさん!帰っていい?!こいつと話し合うって何を話し合うのよ!

二度と会うこともないわい!!

時間の無駄じゃー!!! (゚Д゚#)




警察:  ・・・(゚д゚;)


おっさん:

じゃあ泥棒ってのはどう説明すんだ、こらぁ!!



ガオライ:

人様の同意の無い状況下で

人様のカバンを勝手にひっぱて持って行くその行為が

泥棒じゃなくてなんなんだ!言ってみろ!

敵意むき出しの中国人に囲まれて

恐怖のあまり私のつたない中国語では

泥棒の他にいかなる単語も思いつきませんでしたけど!!

じゃあなに?!あれが泥棒じゃなかったら何!!

逆に教えて欲しいわね!





ああ、それともなに?こう言えばいいかしら?
















強盗(・∀・)


泥棒でも強盗でもなけりゃ、

一体あの行為を中国語でなんて言えばいいのか

教えてほしいわね!!



警察: こ、コラ、君!それは言い過ぎだ。


おっさん:

(おまわりさんに向かって)見てみろよ!
これが法律を学んでるものの態度だよ!



ガオライ:

ふんっ!私が学んでるのは中国の法律だわ!!

それからおまわりさん!

あなた何の権限を持って私達をここに留めておくのよ!

今回の件に関して何の責任も過失も無い私達をここに引き止めてるけど、

一体どの法律の何条に基づいて何の権利があるのよ!!

教えて頂戴!!なんの根拠も無いならもう帰るわよ!

いい加減帰りたいのよ!!!




おっさん:

ああそうかいそうかい!わかったよ!

俺が1人ついてなかっただけだろ!

謝謝!そう言えば満足かこらぁ!!


ガオライ:

はぁ?

何この人意味不明 ( ´,_ゝ`) プッ

(勝った~♪)



そしてプリプリ怒りながら帰っていくおっさん。
ちなみにタクシー運転手はさっさと帰ってました。

おっさん何気に負傷していたらしく
パトカーでどっかまで送ってもらってました。



その後、私達ももちろん帰っていいことになり
書類にサインを求められました。

何か今回の出来事の経過が書いてあって
それを見る限り、しょっぴかれたのは私ではなくどうやらジョー(笑)
当たり前だ。。。

認めたくないから無理やりゴリ押ししましたが、
おっさんの言いたい事もわかりますからね。。


まだ怒ってるジョーさん。
サインしようとしません。
氏ね、お前。



仕方なく私がすることに。
ただ、こういうのにサインするのはとても不安だったので
その調書の最後に、

「よって我々には如何なる責任はありません」

と一行付け足してもらいました。
長かった・・・。


その後ジョーは空港へハニーをお迎えに。
お前はこの後お楽しみだろうがオイラは疲れたよ。。


その後、また懲りずに些細な事で別の場所で中国人に果敢にもキレまくり
もうこんな事は二度と嫌なガオライと大喧嘩するんですが
それはまたいつか今度のお話。。。





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