問題行動
自閉症に限らず、障害のある人たちと接している人たちの中で、これがよく話題になります。問題行動です。
問題行動をなくすにはどうしたらいいか。
例えば、うちのげんは水が大好きで水をみると噴水でも川でも飛び込んでしまうことがありました。一番、大変だったのはお祭りのときの金魚すくいにダイビング。最悪でした。
問題行動は氷山の一角でその原因は海のそこにあって、私たち一般人にはなかなかわかりにくいのですが、はたしてそれは本当に問題行動なのでしょうか?
私たちには問題行動でも、本人たちには表現の一種だったり、余暇だったりするんではないでしょうか?
つまり、問題行動を抑制するだけでは解決にはならないということ。原因を追究して、彼らの手助けをしなくてはいけません。
げんの場合
上記にも記載したように、げんにはいくつかの問題行動がありました。(今現在もたくさんありますけどね)
例えば、水に対するこだわり。
あまりにも水が好きなようだったので、水に関するお手伝いをさせてみました。食器洗いとかお風呂そうじとか。
これはどれもげんがやりたそうにしていたので試しにやらせたもの。やる気のないものは全然やりません。
興味があり、できそうなもの。そして、最終的には一人でできそうなものを、お仕事にしてみました。
しかし、これが大成功!!水はここで決まった時間に使うもの。とおぼえさせてからは川に飛び込むこともなくなりました♪
ルールを教える
しかし、どんなにがんばっても、楽しく問題解決できないこともあります。
それはルール。社会のルールはどうしても守らないといけないもの。理由を教えても、げんの場合は無駄でした。だから、ひたすら繰り返し教える
例えば、給食。げんはよく他の子の給食を食べてしまいました。これは自分の物。人のものという認識がないために起こるようでした。ですので、家でも、みんなお盆を使うことにしました。そして、げんは自分のお盆の上に載っているもの以外は食べてはいけない。と教えました。家族にも協力してもらい、手を出してきたら
「これは○○の。げんちゃんのじゃありません。」とみんな同じように言い、あげませんでした。今では人のものに手を出しません。でも、たまに兄弟一緒におやつを食べていて、他の子がよそ見をしていると、おやつがへっているとかいないとか・・・