家族全体のこと

家族全体のこと


今まではげんのこと中心に書いてきたのですが・・・
家族全体のことを書いてみようと思います。
自閉症は遺伝はしないのですが、やはり家族に影響はあります。例えば、私の知り合いで兄弟に自閉症がいるうちは、やはり他の兄弟が自閉症だったりします。ただ、みんな同じタイプではないので親はなかなか気付かないようですが。
うちの場合は長男はアスペルガーっぽいグレーゾーン。三男もかなり自閉症の傾向がみられる。診断はしてもらっていないけど。

そこで思うのは、親は家族のうち1人でも障害があるといわれショックなのに<、実はほかにも障害が発覚なんて・・・実はよくあることなんです。
神様はいじわるですよね。


落ち込む暇はない!


次々と発覚する耐えられない現実。そこでみんな落ち込みます。でも、たいていの人は立ち直ります。立ち直るというよりも開き直りというのでしょうか?
だって、落ち込んでいる暇はありません。
子どもたちは次から次へと問題行動を繰り返します。まあ、実際は他の人からみて問題行動であって、本人はSOS信号を発信しているだけなのかもしれませんけど。
私たち親ができることは自閉症の人と普通の人の橋渡しをしてあげることだけ。
根本的に自閉症は脳の作りが違うので普通の人の脳には、どんなに頑張ってもなりません。
どこかの先生がこんなことを言っていました。自閉症は脳が破損しているのではなく作りが違うので、その脳自体はまるっきりの正常な脳なんです。って。


見えない障害


もともと自閉症は見えない障害です。車椅子に乗っているわけでも杖を突いているわけでもありません。
しかし、やはり杖のような手助けが必要です。
こんな言い方したら”なんて親だ!”と思われますが、げんは発語しなくてラッキーだったと思います。言葉を発しないことで多くの人にげんの障害をすぐに理解してもらえます。
げんを見て、ある人はすごく嫌な顔をして、ある人は同情して、ある人は励ましてくれて、ある人は怒ります。
でも、そのはっきりした反応で私の対応はすぐに決まります。
嫌な顔をしていれば離れて、同情してくれる人には大丈夫ですよと伝え、励ましてくれる人にはありがとうといい、怒っている人には謝る。
しかし、軽度の、言葉のあるような子には周りの人も困惑します。実はそれが一番大変なことなんです。


ネクスト



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