うたよみひと

うたよみひと

昔の私 2003/10/14~


「秋の雨」2003/10/14<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

春の雨は なにかパステルなイメージがあるが
秋の雨は グレー・・モノトーンである

灰色の空はぐずぐずと泣き出し
つられて風もひょうひょうと泣く
折角咲いた菊も涙の粒を浮かべたようになり
葉を散らし始めた木々も震えるように泣いている
秋の雨の中
私も迷子のような気分で俯きながら歩く

・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・

世の中の全ては 「好きか嫌いか」だなぁと実感する
良いか悪いかも 好きか嫌いかに繋がるし
許す許さないも 好きか嫌いかで決まる
仕事をしていても この頃それを強く感じる場面が多く
なんでも結局は 好きか嫌いかなのだなぁと
人間の基本形なのかもしれないなぁと
思ったりする
私も 何かを判断するとき、選ぶとき
やはり好きか嫌いかで 決めているようである
0か1か(笑)PCのようだ



「太った」2003/10/15<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

健康と自称するには太っていてはいけないらしい。
薬局にダイエット商品はいつも並んでいるし、
雑誌の特集は1年に1度はこのダイエットに思える。

太るのは人間が飢餓を乗り切る体の仕組みなのだが、
飽食の今、太る必要は無く、太る事は罪悪で醜いらしい。
子供のころ、がりがりに痩せていた人も
ある程度の年齢になると太りだす。
代謝が悪くなる、生活習慣病、筋肉の衰え 等々
理由はさまざまだろう
太りだす時期もさまざまだし、
全員が太るわけでもない。

通常の生活が営めないほど太るのは、まずいと思うが
適度にふくよかなほうが、個人的には好きである。
襟が大きく開いた服を着た女性の
鎖骨から肋骨がうっすらと辿れるほど痩せているのをみると
痛々しく感じてならない。

いつだったか、美容院の店長が
そろそろ現役を引退しようと思っているという。
理由は、中年太り。
鏡に囲まれ、美容を商売とするのに、下っ腹がふくれていては
まずいと言うのだ。
私の目から見て、どの変が太っているのかわからないと言うと
微笑みながら、目立たないような服装をしているだけです。
と言った。

そして今日(笑)久しぶりの休日で
掃除をしていて、埃だらけのヘルスメーターに目が行った。
春の健康診断以来、(というか健康診断の時だけになりつつある)
計っていなかった体重が、どのくらい変化したのか
ふと 気になった。
そういえば、この頃、夜中に帰宅してあれこれ食べる毎日を送っているので、
増えているだろうなぁと
そっと両足をそろえてみると
あはは 増えてる 2キロ
もうじき、秋の健康診断があるが
どうしたものかなぁ


秋風に 撫でられ薄 柔らかな 子猫のように しなり膨らむ




「古本屋」2003/10/17<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

久しぶりに古本屋に立ち寄った
そうして いつも思うことは
ハードカバーの値の安さである
1000円、1500円の本が100円・・・
いつぞや店員に訊いた事がある
「文庫本と同じどころかコミックより安いのはなぜ?」
店員はあっさりと
「邪魔ですからねぇ」
(笑)たしかに読んでしまえば
家賃を払わない店子と成り果てる
それでも貧乏性な私は
同じ価格であれば文庫本よりハードカバーを欲する
5冊ほどランダムに選んでレジに
2000円でお釣りが来る
新品を買うのと違って慎重さが無く(笑)
あ、これ・・・ああこれも読んでない・・・
という具合になるので 帰りが重い(笑)
図書館の本も”ただ”で読めるので
古本よりも良いのだが
最大の難点は期日と開館時間の問題である
昔の図書館と違い、今やPCで管理され
貸し出し状況や、他の図書館から借り受ける事も可能となっている
メガネをかけた職員の方がカードをめくって調べてくれる時代は
終わってしまったことを
便利とも、味気ないとも思う
本も映画もそうだが
読むとなんとなく入り込む
あの感覚はなんだろう、
恋愛物を読めば、恋をしていなくても
恋に落ちた感覚
冒険物を読めば、歩き方が(笑)大またとなり
恐怖物を読めば、闇の向こうが気になる

そうして 今夜ページをめくったのは
山田詠美さんの チューイングガム

明日、ちゃんと遅刻せずに仕事にいけるだろうか・・・

真剣に 鏡に向かい 紅をひく 背伸びする度 女になりて




「言葉なくして」2003/10/17<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

ふと思い出した話
習い事を通じて知り合った40代後半の女性
いつもにこやかで、勉強熱心なM子さん
たいてい、習い事の後は近くのファーストフードの店で
小1時間ほどお茶をして帰るのだが
その時に 何の話からその話になったかは思い出せないが
彼女は文通の末に 今のご主人と一緒になったそうで
その頃の話を まるで少女のように嬉々と話すのが
年上の方に申し訳ないのだが 
かわいらしく、うらやましく思えてならなかった
文字に含まれる意味は幾通りもあり
伝えようとする側と捕える側と
微妙に意味合いが違ったりするものである
その微妙なずれに
混乱することもあるだろうし
誤解することもあるだろう
けれども 文字を交わすことで
M子さんとご主人は 双方の思いを一つにした
さらにそれから時を経ても いまでも良い思い出になっている
素晴らしい事だ
テレパシーが使えない人間は
文字や言葉をつかうしか 心のうちを伝える術が無いが
私は苦手である
ほとんど何も考えてないときのほうが つらつらと言葉が出て
色々考えてしまっていたり、想いが深いほど
言葉は喉の奥へと入ってしまう
かなりのおしゃべりにも係わらず
どこか失語症であったりする
自分の中のそうした ちぐはぐをどうしたものかなぁ・・・


そっと触れ 指にて感じた ぬくもりに 
         「愛」の二文字 探し当てたく




「成長できず」2003/10/20<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

些細な事が 上手く行かないのは
ストレスが溜まる
組み合わせる事の出来ない
ジグソーパズルを イライラしながら
組み合わせるような感じがする
自分の中に残っていく課題がどんどん増え
積もるのを感じる
小学生の頃 夏休みの宿題に頭を抱えていた
大人になれば こんな嫌な事は無くなると
思えた頃が懐かしい
大きくなればなるほど
宿題の量は増えていく
期日もどんどん短くなる

私は 私らしくなるために
どうしたらいいのだろう
そもそも 私らしさなどというものを
持ち合わせているのだろうか

毎日なんとか ぎりぎり越えているような
そんな私に まだ成長は出来るのだろうか

鰯雲 眺めてうんと 手を伸ばす 一匹ぐらい 捕えてみたく




「新しいから」2003/10/21<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

新しい靴に 新しいジーンズ
特に意識したわけではないが
それまで履いていた靴は穴があき
それまではいていたジーンズも傷んでいたので
まぁ同時期に取替えとなった
快適なはずが 最悪(笑)
ジーンズはまだ固く
靴も馴染んでいない為しっくりこない
とにかく足全体が
腰から下が 以上に疲れた一日となった
飼い猫どもが
「不便だね人間って・・」とでも言いたそうに
毛づくろいをしている
ラフな服装の代名詞のようなジーンズも
最初の数日は結構きつく感じたりする
やれやれ やはり 太ったせいだろうか

抱き合うは 傷を舐めあう 猫のよう 癒えぬ傷跡 隠しあう夜




「グラデーション」2003/10/23<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

夕方 物凄い雨が 降った 
それまで 暖かだったのに
いっきに冷え込んできた
そうして 冬になっていくのだろうなぁ 
季節があるというのは 風景にグラデーションがあって
私は好きである 
特に 季節の変わり目に
微妙に色合いが 変わっていく部分を見つけることができると
なにか いい気分というか 得した気持ちになる
通勤で使っている道路からみえる
海の景色は そのグラデーションが ことのほか 美しい
そうした 美しさに敏感になったのは 
年齢が進んだ証拠なのであろうか
毎日に追われているからなのだろうか

(笑) 此処まで書いたところで うたた寝 してしまったので 
また明日 書きましょ




「海ツバメ」2003/10/24<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<


職場にサーフィンが趣味のアルバイトさんがいる
長身で見るからにかっこいいが
格好をつけるというのを知らないのか
フレンドリーなタイプのアルバイトさんである
彼が本当に サーフィンをしている姿を見たことは無いが
今日 仕事の終わりに、駐車場で
スケボーを操る姿に 惚れ惚れしてしまった
なにが良いって
彼の描く曲線の美しさである
柔らかい膝と
バランスをとる両手
大きく描く曲線は
まさに 波の上なのである
自由自在にボードを操る彼の動きに見惚れてしまった
アスファルトに車輪が擦れるたびに
しゃーしゃーと規則良いテンポで
音も良い
私はサーフィンに興味は特に無いのだが
人間があんなに美しい曲線の描けるかと
少しびっくりした

お試しに私もスケボーに乗らせてもらったが
(笑)ソーラーカーのように超スロー
まぁ 無理なのだろうが 練習したくなった

海ツバメ 波切る君の 美しき ナイフとなりて きらりと光り




「風邪っぴき」2003/10/27<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

ひいた風邪が なかなか 良くならない
もっとも 治そうという努力は
まったくといって良いほど していないので
あたりまえであろう
かんでも かんでも 出てくる鼻水は
一体何処から水分を 供給しているのだろう?と
思うほど出る(笑)
鼻で呼吸をすることが 困難だと
口で酸素を取り込むしか方法がないため
当然 口呼吸となり 喉を傷める
まったくもっての 悪循環に加えて
すぐに布団に入らないので
風邪のウィルスの天国状態である
必要なだけ増殖したら
とっとと 免疫を残して 立ち去って欲しいが
ウィルスたちは 増えもせず 減りもせず
移動もせずにいる



「もうじき選挙で」2003/10/30<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

この日記の画面をひらいて
はたと 考える
「何を書こう・・・」
今日一日はそれなり色々あったが
日記として形にするには
「どうだろう」と思うことばかりだ

目覚し時計に叩き起こされ
ぼーっと珈琲を飲んでいるうちに出勤時間となり
ばたばたと 車に乗り込んで
いつもの道を走り・・・

仕事の内容やら、その時の対人関係やら
万華鏡のように感情は移り変わるが
文字として再現するほどの内容は無かった

ああ そうだ
一日に一回はオーバーでも 三日に一度は出会う光景
自動ドアにはさまれそうになる幼児
若い母親は、友人との会話や
服選びに夢中で
ほんの数分 我が子の存在を忘れる
無理もないなとは思うが
とことこ よちよち 店内を歩き回る子供は
大抵 自動ドアのところで
はさまれそうになる
今日もまぁ典型的な男の子が 
とことこと自動ドアへ・・・
「やるな」と仕事をしつつ、目で追っていると
案の定 しまり始めた自動ドアのセンサーはその小さな子に感知せず
すべりこみセーフといったところで
抱きかかえる事が出来たが
結構 危うかった
こんな調子で 私はダッシュを二日に一回はしているのである(笑)
ぜんまい仕掛けの人形のように
可愛らしい男の子は 私に抱き救い上げられて
きょとんとしていた

家事育児は重労働である
ほんの少し、自由も欲しいだろうし
ほんの少し、子供に大人しくしていて欲しいだろう
母親業を代わってくれる人は 核家族化の進んだ今
そうそういないであろう

もうじき選挙がおこなわれるが
優先順位は低いかもしれないこの母親業への考慮が
対策としてあるといいなぁと思った





© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: