ゴーヤ泡盛の野毛日記

ゴーヤ泡盛の野毛日記

繁能鮨


カウンター9席。テーブル6席。
テーブルとテーブルの間には店の名前が入ったついたてがあり個の独立性をわずかに保っている。
中央の通路をついと進み、白木のカウンターを前に左端に座る。
見上げれば明かりをわずかに遮る簾が目に優しい。
清々とした中に温かさを感じる店の空気。
まずは食事をと熱いお茶を頂く。
しばしショーケースに並ぶネタの美しさに見とれる。
舌の確かなうちに鮪2貫、コハダ2貫を頂く。
白木のカウンターとショーケースのわずかなすき間に握られた寿司が乗る。
鮪の甘さに唸り、コハダの〆具合にまた唸る。
お腹が落ち着いたところで鯵をつまみに熱燗を頂く。
幸せな気分である。
何気ないやり取りに気持ちが開いていく。
兄弟二人が寿司を握る。絶妙の間合い。
最後に煮凝りを頂いた。
締めて¥1830也。
土日月が休み。
長く続けたいから休みを多く取ることにしたという。
店は9時までの営業。
早めに行かれることを勧める。

(2006.2.9)

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: