ゴーヤ泡盛の野毛日記

ゴーヤ泡盛の野毛日記

まこ*


都橋寄りの路地を覗くと、知る人ぞ知る濱の斜塔がお目見えする。
この建築物は大正時代の建物で、
実に70年この地に踏ん張っているのだ。
この建物の1階にあるのが居酒屋「まこ」。

夜明けまであかりが灯るこの店の前を何度通り過ぎたろうか。
思いきって暖簾をくぐると「以前お会いしましたね」
とママに声をかけられた。「ほら、都橋で」。

なんとこの店の今のオーナーは都橋の居酒屋「としちゃん」で
早い時間に店をまかされていた女性だったのだ。
聞けばこの4月からここで営業しているのだという。

すっかり安心して座面が丸いスツ-ルに腰掛けた。
この店はセット料金¥2000.-で料理がその日の仕入れに応じて
3品ぐらい付くという。

今日は焼き魚があじ。
もずく酢、大根おろし、大根ときゅうりとなすの漬け物が出て来た。
あじは骨までバリバリいけた。よく焼けている。
ママも魚好きで魚は切らさないそうだ。

カウンターの上には駄菓子。
ゼリーやマシュマロなどなど。
年配の方が懐かしがって食べるらしい。
こちらはサービス品。

ボトルはジンロ、ジパング、いいちこ各¥3000.-。
シーバス、リザーブ、ローヤル各¥7000.-。
つまみは、漬物、冷や奴、冷やしトマト、おろし納豆、ところ天、シシャモ、ジャガバター、チーズクラッカー、赤魚粕漬、アジ塩焼き、チーズサラミとあるが、すべて価格の表示はない。
次に行ったら聞いてみよう。

大輪のカサブランカが香る。
ビール2本を飲んで締めて¥3400.-。
大正時代に思いを馳せて。。。

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