ゴーヤ泡盛の野毛日記

ゴーヤ泡盛の野毛日記


山小屋風の外観には木の温もりが感じられる。
店の外に「コーヒーだけでもどうぞ」と貼紙があるのが目に留まった。
扉を開けて中に入ると左手のカウンターから、いらっしゃいませと声がかかる。
ママ一人の店。
右手に小さなボックス席がある。
カウンターには8席。
背面の棚にはスナックとは思えない焼酎のラインアップ。
種類もかなりある。
聞けば特別なルートがあるとか。
軽目に頂こうと焼酎のお茶割りをお願いする。
お通しは砂肝の煮物と冷奴。
磨き上げられたカウンターに反射するライトがまばゆい。
この店を始めて2年。
まさか自分がこうして店をやることになるとは思わなかったとママ。
柔らかく包み込むような笑顔だ。
コーヒーを飲みながらカラオケを歌う人達もいらっしゃるそうだ。
それぞれの楽しみ方を肯定的に受け止めてくれる。
懐の深い店である。

(2006.9.7)

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