グリザベラの館

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更級日記を読んで



 この本を読んで思うこと、それは自分が孝標女の生まれ変わりのように思えて仕方がないこと。孝標女といえば更級日記で有名だ。作者は、少女期の頃、とても物語りにあこがれていて、早く都に帰れることを待ちわびていた。そして、晩年には勤行を怠ったことを反省し後悔している。

 私がまるで孝標女自身のように思われる。少女期は夢いっぱい抱いているが、現実はそう甘くなく厳しいものだった…と将来まで暗示されているみたい…
古典を好きになったのは、いつからだろう…

 中三の時は“枕草子”第一段を覚えさせられたけど、とてもイヤだった。高校に入りもう一度、読み返すと古典がおもしろくなってきた。そして、更級日記とのめぐり合わせ…平安文学や宮廷文学に興味を持ち、図書室で本を借りる毎日だ!



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