このころになると、絵本も好きですが、絵つきの読み物もよく読むようになりました。
心配性のふくろうくん、ベッドで寝ていて足元にあるふたつの「こんもり」したものが気になって
寝られなくなったり(この「こんもり こんもり!!」で子供たちは大爆笑)、
どうやったら1階と2階にいっぺんにいられるか、階段を「びゅうびゅう」往復したり。
その心配ぶりがおかしくて、ゲラゲラ笑ってしまいます。
でも本人はいたって真剣。これって子供の姿そのものです。
ふくろうくんは、最後には自分なりの方法で心配ごとを解決します。それがまた子供らしい。
親子でゲラゲラ笑えて、読み終わるころにはふくろうくんのことが大好きになっていますよ。
好奇心の部屋デロール
パリにある、剥製や動植物の標本を売る博物館のような店を写真で紹介した絵本です。
生きているように自然なポーズの剥製たち、宝石のようにきれいなチョウの標本やアンモナイトの化石、
それに剥製の目玉!まで、店の中には子供の好奇心をかきたてるものがぎっしり。
この本を買った店のご主人によると「好きな子は好きなんだよねぇ。
この間も、男の子が目を輝かして買っていったよ」とのこと。
いちごばたけのちいさなおばあさん
おばあさんの仕事は,イチゴの実がなると,イチゴに赤い色をつけてあるくこと.
百段の階段を,水を運んでのぼっておりて,石をカツカツ掘り出して・・・
おばさんの仕事ぶりには頭がさがります.
動物達がイチゴを食べているシーンでは,子供達も自然にニッコリ.
時計つくりのジョニー
ちびのジョニーは手先が器用。物を作るのが大好きです。
それなのに、お父さんもお母さんも「またばかなことをやっている」としかるばかり。
「大時計をつくろう」と決心しても、誰もがジョニーのことを馬鹿にしますが……。
一時期、ぶーくんがこの本を無言でずーっと読んでいました。
子供心に感じるものがあったのかもしれません。
もりのピザやさん
大好きな『もりのシリーズ』のうちの1冊です。チャトくんのお気に入り。
あらいぐまさんは、もりのピザやさん。チーズとポテトのふとんにゆでたまごの乗った
<おひるねのピザ>、やきのりに月や星のチーズが乗った<まよなかのピザ>。
みんな、あらいぐまさんのピザが大好きです。
「みんなで大きなピザをつくろう」思いついたあらいぐまさんは、
みんなと一緒に大きな大きなピザをやきます。
火よう日のごちそうはひきがえる
ちょっと長い読み物なので、はじめのうちは私が読み聞かせていましたが、
最後のシーンで不覚にも涙がこぼれて読めなくなってしまった本です。
真冬の雪の中、ひきがえるのウォートンは、おばさんにお菓子を届けようと出かけますが、
みみずくにつかまってしまいます。来週の火曜はみみずくの誕生日、ウォートンは誕生日
のごちそうにされてしまう予定ですが……。
普遍的なテーマを、子供にもわかりやすく伝えてくれます。
たくさんの子供たちに読んでもらいたい作品です。