俺、部屋に引きこもって、やることネエから、くだらない事ばかし考えちゃったス。(序段)
みんな、なりたいモンがあんだろ。
バチ当たりな話だけど、
俺、天皇がいいな
だって、子々孫々(ししそんそん)エラそうにできるじゃん。
でも、こりゃちょっとムリだわ。だって血統だもん。
じゃ、総理大臣になれねえもんかなー。
ま、大臣でも孫の代くらいまでエラぶれるぞ、うっしっし。
それより下だと、なんだかなー。エバるのも気が引けるなー。
最低なのが坊さんだな。ゲロゲロ。
えらくなっても仏の教えに反してる感じするし、
世を捨てるってのも相当キツイよなー。
イケメンになりたい?
ダメだなー、イケメンは遺伝だもんね。
それよりセーカク直せよオラ!
でもなー、イケメンでセーカク良くてもなー、バカじゃなー。
バカはなー、やられっぱなしで、なさけねーよなー。
思うに、頭よくって、カラオケ上手くて、酒も強いのがエエんだよ!
チャンチャン
(第1段)
女に興味なさそうにしてる奴がいるが、どういうこっちゃ、ホモか?
女のことでバカやったってイイじゃん。
イイじゃん。
でもあんまりやりすぎると女からも軽く見られっぞ。
(第3段)
子供なんてない方がいいぞ。
あんたの血なんてあんたで絶えりゃいいんだ。
そだろ。
バカ息子の世話なんてアホらしい。ゲロゲロ。
ショウ(聖徳太子)も、子供がいなきゃ墓さえいらねえって言ったってさ、かちょいー!
(第6段)
人間ってメッチャ長生きだろ。一日で死ぬ虫とかに比べたら長すぎるよね。
それでもまだ不足か!?オメエ千年生きてもダメなタイプだな。
まあ、いつかは死ぬんだからな、必死こいてキチャナイじいさんになってどうする?
四十前に死ぬのが美しス。
それ以上になるとどんどんシワくちゃで汚くなるっての、オエ。
で、死が近づくと孫がかわいくなったりして、もっと長生きしたくなる。
で、もっとシワくちゃさらして、「執着心」のかたまりになる。
なりたいか?
風流のわかる年寄りなんていないぜ。
いないぜ。
(第7段)
エロが問題やね。
俺、香水でやられるタイプ。
あと、チラ見せにやられるタイプ。
ひょぇ~。
(第8段)
「死ぬのだけはいやだ」って言う奴がいるが、ま、そうだな。
(第20段)
家を建てるなら涼しい家がいいと思う。暑いのはたまらんぜよ。
で、役に立たない部屋を作っておくと結構役に立つぜよ。
まあ、聞いた話だけどなーっと。
(第55段)
自分のことばっかり喋るなつーの。うるさいわ。
バカに限ってその日の報告をしたがる。
ギャグまで入れやがって我慢でけん!
自分でうけるなバカ!
悪口と自慢はイラネーわクソ!
ゲロゲロ。
(第56段)
九州の話。
ある男が毎日、大根2本を健康のために食べていた。
ある日、ここにショッカーが襲ってきたんだけども、
仮面ライダー1号2号がやってきて、やっつけてくれたんだって。
で、男が「またなんで、来てくれたよ?」って聞いたら、
「俺たちゃ、大根ライダーでがす」だって。
どういうこっちゃ。
(第68段)
昔話まで現実的に考える今日この頃。
デジャブでクラクラ。
ダイジョブか??
(第71段)
働きすぎだろ、そんなに金がほしいか?
健康がどうした。どうしたって最後は死ぬんだし。
もっと人生楽しまないと、
あっという間にふけちゃって死んじゃうよん。
人生を楽しまなかったバカが死ぬその時に悔しがる。
(第74段)
ひきこもれ。
他人と付き合っても、喧嘩をしたり嘆いたり喜んだりでうっとうしい。
損得勘定にも忙しい。
「生活、交際、芸能、学問など世間とのつながりは断て!」って仏典にもあるんだよーん。
(第75段)
流行を追うのはカッコ悪いからな。
流行遅れになっちゃうまで全然知らないでいるのが格好いいのだ。
オタク文化も無教養な田舎者のやることだ、うっしっし。
(第78段)
知ったかぶりはアカン。
田舎者の、自分で自分のことをすごいと思っているその態度が見苦しい。
なっ。
(第79段)
牛を買おうという人が、売る人に、明日金を払って牛を引き取ると言った。
ところが、その牛が夜の間に死んだ。
買い手は損をしないで良かった。
ということは、売る方は損をした。
牛の持ち主は損したとも言えるが、得もしてる。
なぜなら、牛は死んだのに持ち主は生きてんじゃん。
人が一日生き延びたことは千金の重み。
この人はわずかの金を失ったが千金の命を得たんだから、損してない。
この道理は、牛の持ち主だけに限らない
死を嫌うなら生を大切にすべきである。
生きている間に生を楽しまずに、死に際になって死を恐れるなんていう、そんな道理があるはずがない。
死を恐れないとか、死が近づくことを忘れている。
この話、分かんないって、いつもみんなに笑われる。
(第93段)
取り付いて、うっとうしいのは、
足の裏の水虫。
家のねずみ。
バカな政治家。
あんたはお金。
あの人に道徳感。
神様!
(第97段)
偉いお坊さんたちの「一言芳談」という本に書いてあったこと。
一、とりあえず、それ、やめておけ。
二、天国に行きたいの?じゃ全部捨てなはれ。
三、何も無くても困らないような暮らし方は楽で正しい。
四、自慢のものから捨てよう。
五、なーんにもしないで世の中を無視。
えと、そのほかにもあったが忘れたww。
(第98段)
勝負事で、負けが込んだ相手が有り金を全部賭けてきた場合には勝負をしてはいけない。
ツキが変わったかもしれない。
でもこれは、聞いた話で責任は持てない。
次いてみよー。
(第126段)
貧乏人は金にこだわり、年よりは手間暇(てまひま)にこだわる。
やめとけ、くだらねえ!
泥棒か病人になるのがオチだろ。
ゲロゲロ。
(第131段)
うらなってもらったら、
「心配事が出ております」
そりゃそうだろ、だから、うらなってもらってるんだぞ。
うらなってもらいたいぐらいだから危険な相が出ているって。
で、危険に会う。
うらないは当たる。
(第146段)
だから、いい歳こいて趣味はやめなさい、見苦しい。
もう、あんたには時間も体力も可愛げもないのよ。
のんびーりしなさい。
どうしても死ぬまでにやってみたいことがあったら、一通りやってすぐやめなさい。
ホンマはやらん方がましだが。
(第151段)
物知りじいさんになれれば長生きした甲斐がある。
ただ、「全部知ってる」じいさんはアカン。
「それは忘れた」とか言ってるのがいいじいさん。
いくらじいさんでも知識をひけらかすと「実はそんなに知らねえんじゃねえの」とみられるもんだ。
その道の大家は「なんでもいいんじゃ」とか言うもんじゃ。
(第168段)
あんまり人をアテにすんなや。
名前のある人はすぐに落ちぶれるぞ。
金持ちは破産するぞ。
頭のいい奴は貧乏だ。
立派な人は不幸にきまってる。
人脈のある奴はだいたい逮捕される。
部下は裏切る。
他人の好意は続かない。
約束はアテにならん。
人をアテにしなきゃ、喜ぶことは増えても、腹立つことは減るぞ。
心が広くなる。余裕もできる。
つまりもう他人のために苦しみ悩むことがなくなるのである。
(第211段)
金持ちが「金あってこそ人」と言う。
「金かせがなきゃ何にもできない」とか。
でも、俺達ゃ、やりたいことが無限にあって、いくら金があっても足りない。
金には限界があって、やりたいことには限界がないのだ。
だから、やりたいなってことが心の中にちょっとでも沸いたら、それは自分を破滅に導く考えが出ちゃったと警戒するべきなのだ。
俺達ゃ、どんな小さな欲望も満たしてはいけないのである。
そもそも、金はこっちに従ってくれない。使えば使うほど、貧乏の苦しみに引きづり込まれるのだ。
金が数え切れないほどに貯まってきても、使わないなら、いつもゆったりと楽しい気分でいられるだろう。
これは欲望を捨てろ、貧乏を嘆くなというのと同じ事を言っていることになる。
つまり、財産を作って楽しむよりも、はじめから財産などない方がいいのである。
それは、蚊に刺されてかいて気持ちい~よりも、はじめから刺されない方がよいのと同じである。
貧乏人と金持ちの違いはないし、どん欲も無欲と似てくるのである。
金は俺にくれ。
(第217段)
八歳の時に俺は父に、
「仏とはどんなものでございますか」
父は、
「仏は人が悟りを開いてなるものなり」
すると俺は、
「人はどのようにして悟りを開いて仏になるのでございますか」
すると父は、
「仏に教えを受けて仏になるのだ」
すると俺は、
「それを教えた仏は誰が教えたのでございますか」
すると父は、
「それもまた、その先の仏の教えを受けて仏になったのだ」
すると俺は、
「ではそもそも最初の仏はどんな仏でございますか」と尋ねた。
すると父は、
「それは空から降ってきたか、地面からわいてきたのだろうな」と言って笑った。
俺って八歳なのに凄くねー?
(第243段)