田園調布に家が建つ

星セント・ルイスの漫才のスタイルは明らかにツー・ビートなどに大きな影響を与えている。漫才ブームの先駆けでありながら、テレビ漫才に乗っていけなかった悲劇のコンビである。

「俺達に明日はない。キャッシュカードに残は無い」

「きゅうり、ピーマン、ナス別荘」

「収入、睡眠、反比例」

「すぐ捨てよう、夢と希望と卒業証書」

「世の中で大切なもの。義理と人情とお中元」

「世の中に不足するもの。水と油とあんたの努力」

「好きな言葉は、もらう、ひろう、ただ」

二人は、実生活でひどく仲が悪く、互いの住所も知らなかったというのは有名な話である。

2003年にコンビを解消。2004年に長身のセントが、2005年につっこみのルイスが続いて他界。

ヘビースモーカーだった二人。ともに56歳で死因は肺癌だったという。