陽だまりブログ  

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2回目の流産


この頃は、夫とも何となく仲直り?のような感じになっていて、
夫は、家に戻って来ていた。
生理予定日を過ぎ、生理が始まる様子が無い事から、
妊娠検査薬を使ったところ、陽性反応が出た。
しかし、2,3日前から、風邪の様な症状が出ており、
妊娠しているかも知れない・・・と、
薬を飲まずにいたのが余計に酷くした様で、
咳が、止まらない状態になっていた。
陽性反応が出た事もあり、
産婦人科で、薬を処方して貰おうと、病院に出かけた。
タイノウが、確認出来た。
その時、担当した医師が、
「その咳、酷いじゃない。それから止めないと、大変だ。」
と、咳止めの薬を出して貰ったのだが、
私は、風邪をひくと、決まって咳から始まり、咳の酷さから、
頭痛、発熱を引き起こす。
行きつけの内科では、それを知っているので、一番強い咳止めを出してくれる。
しかし、この時は、妊娠していると言う事もあり、
さすがに、「一番強い薬を・・・」と言うのを躊躇った。
家に帰り、さっそく、その薬を飲んだのだが、
酷くなってしまっているその症状には、
効く様子はなかった。
咳が、収まらない中、熱が出始め、出血が始まった。
咳も収まらない、出血は始まる、病院に行かなくては・・・
と思い、夫が帰ってくるのを待って、病院に連れて行って貰った。
出血は、いよいよ酷くなり、ナプキンをあてないといけない程になった。
担当医は、「流産しかかってますね。まだ、タイノウは、はっきり見えるので、
諦めるのは、早いと思いますので、取り合えず、様子を見ましょう。
安静にしていて下さい。」との事で、止血剤と、咳止めの強いのを出して貰った。
家に帰ってからも、出血は酷くなる一方で、生理2日目程の量になっていた。
お腹の痛みもどんどん増していく。
トイレにも起き上がれないくらいの痛みになった頃に、
夫に、もう一度、病院に連れて行ってくれと頼んだ。
前回の診察から、4時間後の事だった。
前回見て貰った医師とは、違う医師に見て貰った。
「ダメですね。タイノウが、出掛かっています。今回は、諦めて下さい。」
と言った。
私は、お腹の痛みと、熱とで朦朧としていた。
夫は、何を言われているのか分からない様子で、
医師が、その場を離れてもそのまま突っ立っていた。
看護士が来て、手術の手順と、いつにするのかを聞いた。
翌日に手術をする事に決め、家路に着いた。
2人共、無言だった。
翌日、手術の為夫と共に病院に行き、
手術は、終わった。
何が原因だったのか、医師に聞いた。
「自然沙汰。」だと言われた。
2度も続く自然沙汰があるのかと思った。
しかし、そう言われれば、そう思うしかなかった。
私なりに、この時は、風邪をひいていた事が、
原因だったのではないかと思った。
またしても、私が原因・・・
なんだか、割り切れない気持ちになっていた。




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