あんよは上手 ♪

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親父のすい臓ガン



すい臓ガンは発見されにくく見つかった時には相当進行しているらしいです。この事件はこの1ヶ月以内に判明し、本人にもいきなり告げられ、当の本人はピンピンしており、「何で俺が?」といった感じです。お袋から聞いたのだが、宣告された後、お袋に「俺、死ぬのがや(仙台弁)」とつぶやいたそうです。

今までは健康そのもの。しかし数ヶ月前突然血糖値が500まで上がり倒れました。糖尿病です。どちらかというと痩せ気味で、釣りが大好きなのでしょっちゅう海に行っては歩いてたのに。煙草は70歳過ぎまで吸っていて禁煙したが。


約二週間入院し一度退院したので先日実家へ行き親父に会ってきました。親父は努めて明るく振る舞うが時折、「考えるな、と言っても考えてしまう……」。そして、「お母さんには世話になって申し訳ない」と涙ぐみ、自分の妻を気遣う姿にたまらなくなります。


その日また入院だったのでお袋と一緒に行ってきました。「とにかく気持ちを強く持つように。絶対あきらめない。入院中は毎日体力つけるためにウォーキング、腕立て、腹筋などするように」と77歳の親父に言うのが精一杯。病室は最上階。景色は最高。病室を後にし、お袋と駐車場まで降り、車を発進しても、ちっちゃく見えた親父は窓際で手を振ってました。


親父はいつも明るく友達や知人が多く恵まれてます。尊敬してました。100まで生きるだろうと思いこんでました。想うとつい涙ぐんでしまいます。


2009.11.29

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