1 THE FREEDOM SUITE 2 SOMEDAY I’LL FIND YOU 3 WILL YOU STILL BE MINE? 4 TILL THERE WAS YOU(TAKE 4) 5 TILL THERE WAS YOU(TAKE 3) 6 SHADOW WALTZ
SONNY ROLLINS(TS) OSCAR PETTIFORD(B) MAX ROACH(DS) 1958.2
THE FREEDOM SUITE 20分近い演奏です。 自由組曲 と訳される、異色作の趣があります。 組曲というだけあり、4つのパートに分かれています。 最初のパートは、叩きまくり、吹きまくり、弾きまくり・・・の1曲です。 特にローチが叩きまくっているのが印象的です。 2パート目のスローなテンポにはどことなく歌心を感じさせるような・・・ ロリンズの音はやや低めに流れるような感じで より太く、男性的といわれる音色を聴かせてくれます。 ここのパートでの、オスカー・ペティフォードの ズンズンと底に響くような・・・低いベースの音も印象的です。 変わって3パートは小休止。短めの演奏です。 これもスローながらロリンズははっきり一音一音をかみしめるように吹いています。 そして、最後は躍動的に、3者3様、エンディングに向けて全力疾走しています。 どのパートも、独立した曲として成り立つと思います。
SOMEDAY I’LL FIND YOU 出たしがちょっとワルツ調(?)の曲です。
WILL YOU STILL BE MINE? 軽快なテンポの曲です。 ラストが印象的な終わり方です。
この2曲は、ベースとドラムの音がとても印象的です。
TILL THERE WAS YOU ビートルズが歌うナンバーとして有名かもしれない、この曲は 2ヴァージョンはいっています。 スローテンポのバラードです。 ロリンズのテナーの後で、紡ぐように奏でる ペティフォードのベースの音色は味わい深いものがあります。 ここでは、ローチのドラムは静かです。 ベースソロのあとに聴けるロリンズの歌心あふれる演奏は やはり、聴いていて気持ちがよいです。