科学はイタズラだっちゃ! 受験も科学!      科学実験教室&家庭教師  宮城県大崎市

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うまくいったらどうしよう



私は楽天的な人間だと思いますが、やはり心配はあります。

世の精神・成功法則では、「心配したことが実現してしまう」と
さらに輪をかけて心配するようなことを言っています。

大脳が発達した人間の不思議なところは、想像したことが直接、身体に影響を与えるということです。
人間の自律神経系が、大脳でイメージしたことはすべて真実として受け止めて、反応するという特徴をもつためですね。

梅干しと唾液、偽薬効果などです。
どうして、神様はこういう仕組みを作ったのでしょう?
これは、あとでじっくり考えることにして、

この、想像体験の威力を上手に使わない手はないわけです。
人間には体験が重要だと言われます。
で、普通の人間が体験できないことでも、
これを使えば、すごい体験を積むことができるし、
子どもにも味合わせてやれるわけです。
究極の英才教育だと思います。

ところで、フーテンの寅さん流のずる~い心配の仕方を
披露しちゃいます。
それは、「うまくいったらどうしよう」と心配することです。
人間は、心配することには、注意が最も注がれてしまうもののようです。本当は、ただニコニコしていればいいのでしょうが、
強烈に成功状態をイメージするには、その成功状態を心配に置き換えてしまうという裏技です。

実は、これは、すんごい鼻持ちならない話なのですが、
大学受験のとき、私は、現役で受かってしまったらどうしよう、
とマジメに心配していました。
というのは、高校3年間、私は演劇活動一色で、思いっきりこれ以上もう望まない、ってくらい青春を謳歌したのです。
人生でこんなに楽しんでいいんだろうか、ってくらい。

その一方、級友は、受験のために灰色の日々を送っています。
私は、お気軽ですから、ダメモトでヤマをかけることに、焦点をしぼって、短期集中で、ゲーム感覚でニコニコしながら受けました。

そのとき、本当に、もし、もし、ヤマが当たって、受かっちゃったりしたら、友人にすまないな、人生って不公平・不条理だな、って
心配しちゃったのです。

すると、本当にヤマがあたり、ギリギリ補欠で受かっちゃったのです。

ここにヒントがあると思いませんか?
「太郎君、もし、この研究発表が認められて、
公会堂で発表なんてなったら、どうしようねえ」
「苦手な算数で100点とっちゃったら、みんな腰ぬかしちゃうよね」さあ、たいへんだ!
なんて、(ま、子どもの気質にもよりますが、)
うまくのせることに成功して、一緒に「心配」しだしたら、もうこっちのもんです。
だいたい、それに近い、驚きの結果が待っています。

何せ、子どもはもともと想像力が豊かです。
どんどんイメージを膨らますことにかけては天才です。
それを、ほんのちょっと、良い方向へ転がしてやればいいのです。

これについては、教育の根幹に近い部分でもありますので
今後、じっくり考えと技術をまとめて発表したいと思います。
もちろん、塾の子で実験・検証をしながら。イッヒッヒ。



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