コースチャの青い空
いつも 赤く燃える空を見てた
そう まるで 血のような
哀しみと 苦しみと 憎しみと
誰もが 胸に抱きながら
空を染めた者のせいにして
石の心になっていった
でも 石は水の流れに
いつか 小さな小さな砂となり
母なる海へ還っていく
石の心も 時の流れに
少しずつ 愛を取り戻し始め
そして ぼくらが生まれた
もう ぼくらには 石の心はない
あるのは 大きな大きな
地球全部を包む海の心
さあ 空を見上げてごらん
青く広がる 高い高い空を
宇宙へと続く青い空
これは
信じて 愛して 許して
ぼくらがかちえた財産
もう ぼくらには 石の心はない
もう ぼくらには 赤い空はない
write 1990.11.14
この詩は、旧ソ連からやけどの治療のために来日した、
コースチャ（コンスタンチン）くんをイメージして作ったものです。
詳しい事故の内容は、楽天ダウンロードでご覧になれます。
プロジェクトX 挑戦者たち 翼よ、よみがえれ 国境を越えた救出劇～大やけど コンスタンチン君・命のリレー
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