奇跡から始まる
運命とよぶ前に奇跡だって思うの。
だって もしも あなたが
車椅子じゃなかったら
私と出逢うことはなかったでしょう。
もしも、出逢ったとしても
きっと恋におちることはなかったでしょう。
だって もしも わたしが
耳が聞こえないという運命で生まれてこなかったら
あなたに出逢うことはなかったでしょう。
もしも、出逢ったとしても
きっと恋におちることはなかったでしょう。
ほんの小さな 小さな奇跡を
手のひらに握り締めて
あなたに出逢うことができたんだってこころからそう思うの。
いつか いつかの日に
運命と呼べる日が訪れるときまで。
歩いてゆくの。いまをみて。
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