ヤミ、闇、病み

ヤミ、闇、病み

C'est la vie プロローグ



少年の周りを木材が焼けて残った煤、焼死体が埋め尽くしており、地面は真っ黒になっていた。

立ち込めるのは肉が焼けた臭いと火薬臭。

そんな場所で少年は、泣くでもなく、叫ぶでもなく、ただ立ち尽くす。

豊かな自然と透き通った水……それがこの村の自慢であり、生活を支える大事なものであったがその姿は変わり果て、跡形もなくなってしまった。



少年以外に生き残りはいない。



ここには少年と死体があるだけである。

のどかなこの村を襲った突然の悲劇。

ここが後にサフィール=ジェード戦争と呼ばれる戦争の第一の被害地域であった。



そしてここに立ち尽くす黒髪の少年―クロエこそが、このサフィール=ジェード戦争に終止符を打ち、英雄とまで言われるようになる。



しかし、そんな運命が待ち受けることはまだこの少年は知りはしない。



―少年クロエの物語は、全てを失ったところから始まるー













あとがき

どうも考介です

ということでセラヴィ プロローグいかがだったでしょうか?

もともと「戦争ものが書きたい」という願望から生まれた話でした

珍しくプロットを書き、何度も練り直し書いてますww

普通は絶対にやるべきことなんですけどねww

部活の合間とかに書いていくので更新ペースは遅めです

ゆっくり待っていただければ幸い

では一話あとがきでお会いしましょう

バイバイノシ


第1話

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