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2006.02.05
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カテゴリ: ★★★☆☆な本
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<感想> ★★★☆☆

盛田隆二さんの 『夜の果てまで』 文庫版の帯に「佐藤正午氏絶賛!」と書かれて

いました。 佐藤正午って誰?と思って気になっていた作家さんです。 

失踪宣告申立書ではじまる『夜の果てまで』は失踪がテーマになっていますが

本書のテーマも失踪です。 人が忽然と姿を消す=失踪は、しばしばミステ

リーで取り上げられるテーマでもあります。 古くは松本清張の 『ゼロの焦点』

最近では乃南アサさんの 『涙』

失踪モノの基本は失踪者が断片的に残した足跡をどのように繋ぎ合わせてその

人物像を明らかにしていくのか、残された者の痛みや焦燥感がどれだけ巧く描

かれているか、の二点に絞られているといっても過言ではありません。 この

二点さえしっかり描かれていれば、最後に明かされる「失踪者はなぜ失踪した

のか」という理由が曖昧でも読者は納得してしまうものです。 本書もその傾

向が強くて後半に若干難アリですが、全体を通してみればそこそこの出来だと

思います。 ちなみに本書は発行年に週間文春のベストミステリーに選ばれて

いるようですが、一方であらすじには「失踪をテーマに現代女性の「意志」を

描き・・・」と書かれています。 かなり微妙な線ですが、私はミステリーと

して読んだ方が楽しめるかなぁ~という印象を持ちました。

ここからは余談ですが、私はかなりの

失踪モノでオススメがあれば教えてください。





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最終更新日  2006.02.05 12:23:12
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