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2009.07.29
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カテゴリ: ★★★★☆な本

吉原の遊女・朝霧は、特別に美しくはないけれど、持ち前の愛嬌と身体の“ある特徴”のおかげでそこそこの人気者。決して幸せではないがさしたる不幸もなく、あと数年で年季を終えて吉原を出て行くはずだった。その男に出会うまでは…生まれて初めて男を愛した朝霧の悲恋を描く受賞作ほか、遊女たちの叶わぬ恋を綴った官能純愛絵巻。第5回R‐18文学賞大賞&読者賞ダブル受賞の大型新人が放つ、驚愕のデビュー作。


<感想> ★★★★☆

この作品は宮木あや子さんのデビュー作で、新潮社主催の 「女による

女のためのR-18文学賞」
第五回の大賞・読者賞受賞作です。 

新潮社のHPによれば、 女性が読んでもナチュラルに感じられる、エ

ロティックな小説を読んでみたい、書いてみたい、という思いをふと

抱いた諸姉諸嬢のために【女による女のためのR-18文学賞】を

創設いたしました!!
との事ですが、この手の作品には、それなりの描写

力と表現力が求められます。 過去の受賞者をみても官能小説云々で

はなく、この賞が新人女性作家の登竜門的な役割を担っているようにも

思えます。

豊島ミホ さん。 現在の選考委員は 唯川恵、

山本文緒、角田光代
の三氏です。


さて、本書は吉原で生きる遊女たちの淡く儚い恋を描く時代小説です。

極めて特殊な立場に置かれているからこそ昇華していく遊女たちの恋愛

感情や、悲哀を描くというのは定番と言えば定番で、特に目新しいもので

はありませんが、 今までこれらの作品で描かれてきた凄まじさというも

のがほとんど描かれていません。 雇い主からぶん殴られたり、先輩遊

女の執拗な虐めを受けたり。 そこに読者は文字通りの苦界を客観的に

見るわけですが、この作品は自分が舞台になる遊郭山田屋に身を置い

ているような気分にさせられます。 足袋をつけない足が感じる冬の廊下

の冷たさや、冷やし飴の甘さ加減がそうさせるのかもしれません。




時代小説独特のひっかかりのようなものをあまり感じませんでした。 その

点においては読みやすいとは思いますが、普段時代小説を読んでいる方

にとっては物足りないと感じるかもしれません。





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最終更新日  2009.08.01 11:55:34
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Re:「花宵道中」 宮木あや子(07/29)  
ぷるんつ  さん
こんにちは!
そうですね。良い意味で時代小説っぽさがなくて、時代小説にほとんど免疫のない私でも読みやすかったです。
女のための文学賞で時代小説が受賞するのは異例みたいですが、この作品の読みやすさなら納得です。
着物や下駄などの素敵な和服等も登場しているので、さすが女性の作家さんらしいな~と感じました。 (2009.08.01 13:11:49)

Re:「花宵道中」 宮木あや子(07/29)  
第一回の受賞者が豊島ミホさんだったんですね~
この本、図書館に予約してあります。
もうすぐ手元に来る予定、読んでみますね。 (2009.08.01 19:05:23)

ぷるんつさん  
きたあかり  さん
こんばんはぁ~♪

>こんにちは!
>そうですね。良い意味で時代小説っぽさがなくて、時代小説にほとんど免疫のない私でも読みやすかったです。
>女のための文学賞で時代小説が受賞するのは異例みたいですが、この作品の読みやすさなら納得です。
>着物や下駄などの素敵な和服等も登場しているので、さすが女性の作家さんらしいな~と感じました。

154ページの「すんげえ男前」には吹いてしまいました。 素敵な和服と言えばこの本のカバー下凝ってますよね。

そういえば今日(土曜日)ブランチに三浦しをんさんが出てました。 ご覧になりました?
漫画特集のゲストでしたが異様にあがってる感じでした。(笑) (2009.08.02 00:15:31)

ケイプコッドさん  
きたあかり  さん
こんばんはぁ~♪

>第一回の受賞者が豊島ミホさんだったんですね~

そうです豊島ミホさんといえばメジャーどころですからね。

>この本、図書館に予約してあります。
>もうすぐ手元に来る予定、読んでみますね。

ケイプコッドさんは時代物をたくさん読んでいるのでちょっと違和感を覚えるかもしれませんが、個人的には好きな作品です。 ちなみにこの作品R18なんで、そこんトコ夜露死苦!(汗) (2009.08.02 00:22:24)

悔しいです!  
ぷるんつ  さん
きたあかりさん、こんばんは。

>素敵な和服と言えばこの本のカバー下凝ってますよね。

図書館で借りたので、カバー下は見れませんでした…。最近は作家さんも作品を買ってもらう為に、カバー下に工夫を凝らしたりしたいるみたいです。
今度本屋で見てみますね~。

>そういえば今日(土曜日)ブランチに三浦しをんさんが出てました。 ご覧になりました?
>漫画特集のゲストでしたが異様にあがってる感じでした。(笑)

あああ、見てませんでした~!いつも、ブランチの本のコーナーをチェックしようと思うんですけれど、忘れちゃうんですよね。
というもの、その時間は「にじいろジーン」を見てしまうからなんですよ~。ジーンちゃんが世界を旅するのが好きで、ついそのまま見続けちゃうんですよね。がっかり…。

三浦しをんのマニアックなトークを見逃してしまって、本当に「悔しいです!!」
(2009.08.03 17:51:52)

ぷるんつさん  
きたあかり  さん
おはようございます♪
亀レスすんまそん。

>あああ、見てませんでした~!いつも、ブランチの本のコーナーをチェックしようと思うんですけれど、忘れちゃうんですよね。
>というもの、その時間は「にじいろジーン」を見てしまうからなんですよ~。ジーンちゃんが世界を旅するのが好きで、ついそのまま見続けちゃうんですよね。がっかり…。

>三浦しをんのマニアックなトークを見逃してしまって、本当に「悔しいです!!」

おいらもその時間は「ぶらり。途中下車の旅」を見ちまって、ついつい見損ねちまいます。 この時間帯は強敵が多いように思います。 
今度、おぉぉ~という作家が出たときはテレパシーを送るのでアンテナをよく磨いておいて下さいませ。(笑) (2009.08.09 08:29:30)

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