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2009.08.13
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カテゴリ: ★★★☆☆な本

遠藤慶太は29歳。大航ツーリストの企画課から成田空港支所に「飛ばされて」きた。遠藤は「ぜったいあぽやんにはならないぞ、本社に返り咲くぞ」と心に誓うが―。再入国許可のない日系ブラジル人少女をめぐる駆け引き、絶対に出発しようとしない老婦人の秘密、予約が消えて旅立てない新婚夫婦をどうするか?空港で起こる旅券やチケットのトラブルを解決し、旅客を笑顔で送り出す「あぽやん」たちのカウンター越しの活躍を描く。


<感想> ★★★☆☆

ちょっと変わったタイトルの本書は第139回 直木賞 にノミネートされました。 

著者の新野剛志さんは 『八月のマルクス』 江戸川乱歩賞 を受賞している

作家さんです。 ちなみに139回の 直木賞 受賞作は 井上荒野 『切羽

へ』
でした。 受賞を逃したものの 『のぼうの城』 がベストセラーになった回

です。


さて、タイトルの あぽやん とは、旅行会社のAIRPORT(空港)担当者を指す

業界用語です。 ひと昔前なら、空港勤務といえば華やかなイメージがあっ

たと思いますが、コストカットの波はそんな職場をも変貌させました。 本書

は、国内最後の砦として利用客をサポートするあぽやん達の活躍をコミカ

ルに描いています。 かつて、旅行会社に勤務していた著者は知識や経験

をフル動員してエピソードのひとつひとつを組み立てているように思います。 

文章も平易でサクサク読み進めることができます。 ただ、小説として読む




空港の仕事に興味があるという方、お盆で空港を利用して あぽやん 達の仕

事を身近で見たよ。とおっしゃる方なら充分に楽しめるのではないかと思い

ます。







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最終更新日  2009.08.13 22:02:46
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