◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

失敗談:2



アメリカ生活失敗談、第2弾。



私がアメリカ移住した最初の地、


フロリダで多発しました。(笑)



日本からフロリダのアパートメントに引っ越して

憧れのアメリカ生活が始まりました。


新生活に慣れるのに必死だった私は、何でも吸収しようと必死でした。


テレビを観ても、今何が流行っているとか

何が論争を巻き起こしているのか、誰が注目を浴びているのかなど

とにかく昔の事はさる事ながら

“今”の情報をしっかり掴んでおかないと、

映画やテレビを観ても、アメリカ人達が発するジョークを聞いても

はっきり言って、


「????????????」状態なんですね。


だから自分の耳を、何に対してもダンボにして

雑誌もなるべく沢山読むようにしました。



情報収集や、文化を学ぶことはその国の言語を学ぶ上で

必要不可欠な物だって思います。




そうやって自分なりに努力はしても


やっぱり失敗ってしちゃうものなんですよね~。



私がアメリカに来て初めて目にしたのが



ディッシュウォッシャー。



一々自分で食器を洗わなくて良い、主婦の見方!


それなのに、

便利な物があるというのに慣れない私は

初めのうちは自分で洗わないと変な感じがして

一々自分で洗っていました。



日が経つにつれて、

ディシュウォッシャーの恩恵にも慣れ出した頃、



ディッシュウォッシャー専用のdetergent(洗剤)が切れてしまっていたので、


私は迷わず、普通の食器洗いの洗剤を入れてスイッチを押し、

そのままキッチンを離れて、部屋に掃除機をかけていたんです。



その後、何気にキッチンへ行くと、



何と私の目の前には、




一面に広がる






おとぎの国のソープランド!?





そうなんです。


キッチンは一面、

ディッシュウォッシャーから休み無く溢れ出す泡で、



とんでもない状態になっていたのです!




「きゃぁあぁぁああぁぁぁああ~~~!」





余りにひどい状態に、どうしたら良いか解からなくて

おろおろするばかりです。


おたおたして居ても、泡は次々に容赦なく溢れ出て来ています。


とにかくディシュウォッシャーのスイッチを切らないといけないと気が付いて、



泡だらけのキッチンへ、かき分けながら入って行きました。



Nicoleはおっぱいが欲しくて泣き出すし、

Jennyは脇で唖然としているし、



仕方なく旦那にTELを入れました。



慌てて駆けつけてくれた旦那は目の前の惨状に


言葉を失っていました。



旦那:「Oh my GOD!  What did you do?」


そう言って直ぐに旦那は、はっと気が付いたようにして




旦那:「もしかして、普通の洗剤を入れちゃったの?」



私:「え? いけなかったの?」

真剣な顔で答える私。




旦那:「 ...............................








ぎゃははははは~~~!




床にひっくり返って、手足をバタバタさせて笑い出す旦那。




いくら笑われても、何を言われようと




怒れない私がそこに居たのでした。




@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@



Food Disposer


これも始めて見た代物。


シンクの下に取り付けるもので、お皿をシンクで軽くすすいで、

ディッシュウォッシャーへ入れる時に、

食べかすや食べ残りを水で流しながら


スイッチを押すと


ガ~~~~! と細かく砕いてくれるので、そのまま流すことが出来ます。



こんな便利な物、使わないわけがありません。



使ってみると、これが又気持ち良いのなんのって

病み付きになりそうでした。




ある日夕食にカレーライスを作ろうと

野菜の皮を剥いていました。


私は後々の手抜きの為に、


カレーや、チャーハン、ミートソース等はいつも多めに作って


残りは小分けにして冷凍保存をしておくんです。



その為に、その日も大量のにんじんの皮を剥き


いつもの様に鼻歌交じりで

大量のにんじんの皮を



水で流しながらスイッチを入れました。




ガガガ、ガガガガガガーーーッ!



ちょっと引っかかりながらも、にんじんの皮は


見る見る吸い込まれて行きます。




あ~~~気持ち良い!



ほれ!もう一丁~!




ガガガ、ガガガ、ガガ~~~~










ガッ!






「あれっ?...........」




いくらスイッチを押してもDisposreは無反応です。




あらら~~、どうやら詰まってしまったみたいなんです。



仕方なくアパートに常任しているPlumberを呼ぶと、



初老のPlumberさんは、キッチンのシンクの下に身体を突っ込んで調べてから



「バケツを持ってきて下さい。」


というので、


バケツをお爺さんに渡すと



Disposerの底を開けて、手を入れてからバケツに次々と

詰まったものを取り出しにかかりました。



すると、出るわ出るわ



大量のにんじんの皮を、おじいさんが手ずかみでかき出しました。



止め処なく出てくるにんじんの皮の余りの量の多さに


お爺さんは冗談半分に、この世の終わりみたいな顔をして


首を横に振り出しました。




バケツに溜まったにんじんの皮を私に見せると、



「こんな物を流しちゃダメだよ。

それに、食べかすなんかを流す時も、

少しずつちゃんと水を流がしながらやらないと

直ぐに詰まってしまうんだよ。

いくらFood Disposerと言っても、

何でもかんで流して良いという事ではないんです。」



「はい。解かりましたぁ~。」

まるで生徒のように答える私。



あ~あ、  もう~~嫌っ!!!


私って直ぐ調子に乗ってヘマするのよね~~~。



皆さんも似たような失敗はしていないですか?





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