JINさんの陽蜂農遠日記

JINさんの陽蜂農遠日記

PR

Profile

jinsan0716

jinsan0716

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

オジン0523 @ Re:3か月でマスターする数学・『モンティホール問題』(09/23) 最近は、難しいことをやっていますね! 私…
オジン0523 @ Re:「市制70周年 佐倉花火フェスタ2024」へ(その5)(09/08) 矢張り有料席から見ると正面から見るので…
jinsan0716 @ Re[1]:「市制70周年 佐倉花火フェスタ2024」へ(その3)(09/06) オジン0523さんへ ありがとうございます…
オジン0523 @ Re:「市制70周年 佐倉花火フェスタ2024」へ(その3)(09/06) そして9:20になり、カウントダウンが始ま…

Favorite Blog

2002年8月チベット東… New! 隠居人はせじぃさん

【無花果を買いに ・… New! Gママさん

伊勢原市の寺社史跡… New! オジン0523さん

ビルトイン食洗機の… noahnoahnoahさん

エコハウスにようこそ ecologicianさん

Calendar

2017.03.29
XML
カテゴリ: 国内旅行

この日もお世話になった会社の先輩の慰労会に参加。

この日も早めに家を出て、まずは東京都港区芝公園四丁目にある浄土宗の寺院

増上寺を久しぶりに訪ねたのであった。

都営地下鉄大江戸線で大門駅で下車しA6出口から地上に。 

a6gate[1]_R.jpg

「二代広重作 東海道名所之内 芝増上寺」 の浮世絵。

増上寺の朱に塗られている総門は、俗に大門と呼ばている。

江戸時代には門の手前に橋が架かっていたと。

DSC04247_R.JPG

芝大門交差点の西にある増上寺大門。

東京・芝のランドマーク芝大門。明治初頭に増上寺からこの大門を譲り受けた東京都が

昨春、138年ぶりに無償で返還したとのこと。

門の下に車道が通っているという、ちょっと珍しい光景。

門の歩道部分は両側とも工事中で白いフェンスに覆われていた。 

DSC04248_R.JPG

大門の横にある浮世絵「江戸自慢三十六興」のレリーフ。

DSC04249_R.JPG

右が背景が二代広重で、人物が三代豊国によるもので

毎年9月の芝明神の生姜市(だらだら祭り)の光景とのこと。

DSC04250_R.JPG

左が初代安藤広重の筆。

安政5年といえば、幕末。その翌年には江戸が大地震に襲われますから、

この賑わいぶりはその前の様子。  

DSC04251_R.JPG

この地域は増上寺の門前町として発展した場所であり、多くの狭小な町が混在しており

中心となる大きな町が存在しなかった。そのため、この地域の俗称である大門

(増上寺の大門に由来)を町名・芝大門に採用することになったとのこと。 

DSC04252_R.JPG

右手には歴史を感じる「源興院」の塀と門が。 

DSC04253_R.JPG

そして増上寺前の交差点へ。 

前方の巨大な「三解脱門」が迎えてくれた。

増上寺の表の顔として、道行く人々に威風堂々とした姿を見せる三解脱門(三門)。

元和8年(1622)に建立された。増上寺が江戸の初期に大造営された当時の面影を残す

唯一の建造物で、国の重要文化財に指定されている。

三解脱門とは3つの煩悩「むさぼり、いかり、おろかさ」を解脱する門のこと。

DSC04254_R.JPG

手前の芝公園 ・歴史の1ページと題された説明ボード。

芝公園一帯は、江戸時代には増上寺の境内であった敷地が、明治6年の公園制定の

太政官令によって公園として開放された、日本最古の公園の一つ。

第二次世界大戦後、政教分離政策のために増上寺と切り離され、敷地の外周部分は

都立芝公園に、この一角は様々ないきさつを経て、現在は港区立芝公園となっていると。

DSC04255_R.JPG

都立芝公園案内図。 

DSC04256_R.JPG

そして増上寺に到着。

「浄土宗 大本山 増上寺」 と刻まれた石柱。

朱の壁には花頭窓が。

DSC04258_R.JPG

徳川将軍家の墓所 拝観と篠田桃紅 作品無料公開 の案内。

DSC04259_R.JPG

三門の左側には「御忌(ぎょき)」 と書かれた立て札が。

御忌とは、浄土宗の元祖法然上人の忌日法要のこと。

4月2日~7日に催されると。

DSC04260_R.JPG

増上寺 案内板。 

DSC04261_R.JPG

増上寺 境内MAP。

大門から大殿本堂に至る道程は、穢土(えど・我々の世界)から極楽浄土に至る世界を

表しているのだと。

三門をくぐり、煩悩を解脱して、大殿へと向かうと、本尊である阿弥陀仏が鎮座し、

西方極楽浄土の如き、西に位置している点が特徴と。

そのため、増上寺の大殿の荘厳は、極楽の世界を視覚的に表現した造りになっていると。

map[1]_R.jpg

増上寺三解脱門をくぐり抜けて直ぐの左側に聖観世音菩薩像が。 

DSC04262_R.JPG

聖観世音菩薩像は昭和57年に発生したホテルニュージャパンの火災事故で死亡した

33名の供養のため建立された被災者慰霊像であると。 

DSC04263_R.JPG

仏足石。

仏足石は仏の足うらの形(千輻輪相)を石に彫りつけたもの、インドでは仏像が

刻まれる以前は仏足石や菩提樹などで釈尊を象徴的にあらわし、人々はこれらを

仏として礼拝したのだと。

DSC04264_R.JPG

石の表面に足の形が彫られているようですが、はっきりとは見えませんでした。

白い部分が足の中心の場所。 

この仏足石は、当山第70世福田行誠上人の代、山内宝松院松涛泰成上人の発願により

明治14年(1881)5月に建石されたもので、側面には仏像、経文、由来などが刻まれていた。

DSC04265_R.JPG

「魚供養之碑」 

説明板には

「魚がしに会社を起こし、水産物を商って三十七年ひたすら業界の発展と社会への

貢献を志し、困難を克服して現在に至った足跡を顧みるとき、感慨ひとしお無量なるものがある。

今日あるは、水産物とりわけ魚類のおかげであることに思いをいたし、深い感謝をこめて、

ここに魚供養碑を建立するものである。 願わくは、生業を同じくする人々よ、

しばし歩みをここにとどめ、彼らのために感謝の祈りを捧げられんことを。」

供養碑の裏面の説明は碑の解説看板と同じである。

DSC04266_R.JPG

ブッシュ槙。

米国第41代ブッシュ大統領が副大統領として昭和57年(1982)4月24日来日の際、

ここ増上寺に参詣し、記念としてこの樹(コウヤマキ)を植えたのだと。

DSC04267_R.JPG

浄土宗吉水講記念碑。

吉水講とは、戦後の混乱期に浄土宗諸師により発足した吉水流詠唱の法会。

「吉水」とは、宗祖法然上人がお住まいになられていた、現在の総本山知恩院周辺の

当時の地名に由来しているのだと。 

DSC04268_R.JPG

境内から三門を振り返る。 

DSC04269_R.JPG

手水舎。 

DSC04270_R.JPG

この水盤舎は、もと清揚院殿(3代将軍家光の三男で6代将軍家宣の父親、

甲府宰相とよばれた徳川綱重)の霊廟にあったのもの。

綱重は、延宝6年(1678)になくなり、最初小石川伝通院に葬られたが

その後、家宣の代に、増上寺に改葬されたと。 

東京大空襲の際にほとんどが焼失し唯一残ったもので、この水盤舎は、

徳川将軍家霊廟建築を伝える数少ない遺構。

DSC04272_R.JPG

巨石の石灯籠も。 

DSC04273_R.JPG

三門をはいった参道の右手には、大きな鐘楼と鐘が。

DSC04274_R.JPG

鐘楼堂は寛永十年(1633)に建立されたが、現在の鐘楼堂自体は戦後の再建によるもの。

鐘楼堂に収められている大梵鐘は、延宝元年(1673)にあまりの大きさに七回の鋳造を経て

完成し、江戸三大名鐘の一つに数えられています。重さはじつに4000貫(約15t)もあります。

延宝元年(1673)に完成した、高さ2m42cmの関東地方最大級の大きさを誇る大梵鐘。

除夜の鐘の前には鐘楼堂で法要が営まれる。年明けと同時に増上寺法主によって

鐘が打ち鳴らされる。  

DSC04276_R.JPG

写経塔。

信者の写経は、境内中程に建立されたこの写経塔へ、永代にわたり奉納されると。

DSC04277_R.JPG

聖鋏観音像。 

この聖鋏観音像は、昭和56年(1981年)8月3日、国際美容協会会長・山野愛子が願主となって

大本山増上寺境内のこの地に建立、開眼された。

DSC04278_R.JPG

願主の一生がハサミに支えられ、お陰によって生かされたことへの深い感謝と、

ハサミの中にみる己れを滅して他を整え美しくする働きを、観音様と拝む心とによって

聖鋏観音像造立を発願。

DSC04280_R.JPG

法然上人歌碑 左右にあるが左側のが下写真。

「池の水 ひとのこころに 似たりけり にごりすむこと さだめなければ」

変わりやすい人の心を池の水にたとえて歌に示されたもの。 

DSC04281_R.JPG

「月かげの いたらぬ里は なけれども ながむる人の こころにぞすむ」

観無量寿経に説く「光明は遍く十方世界を照して念仏の衆生を摂取して捨てたまわず」の意を

法然上人が歌に示されたものであると。 

DSC04283_R.JPG






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017.03.29 01:05:05 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: