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小田急線、JR東海道線、横須賀線を乗り継いで8時前に北鎌倉駅に到着。
下車するとホームは通学の学生で溢れていました。
そして円覚寺総門下に。
円覚寺は、鎌倉市山ノ内にある寺院。山号を瑞鹿山(ずいろくさん)と称し、
正式には瑞鹿山円覚興聖禅寺(ずいろくさんえんがくこうしょうぜんじ)と号する。
臨済宗円覚寺派の大本山であり、鎌倉五山第二位に列せられる。
本尊は宝冠釈迦如来、開基は北条時宗、開山は無学祖元である。
調べてみると、新たに寺院を建立することを「開山(かいさん)」といい、
その初代住職のことも同じく「開山」と呼ぶ。
その際に経済的、政治的援助をした人物、つまりいわゆるパトロンのことを
「開基(かいき)」と呼ぶとのこと。
なお、寺名は「えんがくじ」と濁音で読むのが正式であると。
階段下の紅葉。漸くモミジ葉に朝の陽光が。
しかし未だ総門は閉門中。
しばし円覚寺前を散策。いや下記の如くここも境内である事を知ったのであったが。
踏切を渡り山門に向かってシャッターを押す。
総門前の白鷺池(びゃくろち)の水面に映る逆さモミジ。
横須賀線の踏切を渡った向かい側に位置する池で、円覚寺境内の一部であると。
明治時代、軍港横須賀に通じる鉄道(現・JR横須賀線)の建設にあたって、無理やり
円覚寺境内に線路を通過させたため、このような位置関係になっているのだと。
「白鷺池」の名前は、開山無学祖元が鎌倉入りした際に、鶴岡八幡宮の神の使いが白鷺に
身を変えて案内したという故事に因むという。
総門前の階段を清掃する僧侶の姿が。
陽光が更にモミジに射し入って来て美しさを増す。
円覚寺の総門には、山号の「瑞鹿山」(ずいろくさん)の額が掲げられている。
鎌倉時代当時、ここには縁起物(瑞獣、ずいじゅう)とされる希少生物・白鹿が群れを成して
生息していたことによるもの(瑞鹿山→めでたい鹿の山)
そして定刻の8時に開門。
先程階段を清掃していた僧侶が門を開けてくれた。
チケット売り場で拝観料300円を支払い入山。
総門を円覚寺境内側から。絵になる光景。
円覚寺境内MAP。
円覚寺山門。
山門前の左の階段に進む。
こちらの階段にも清掃する僧侶の姿が。
桂昌院の背の山の上部の紅葉は既に終わっていた。
選仏場。
元禄12年(1699年)建立の茅葺き屋根の建物。坐禅道場である。
内部には薬師如来立像(南北朝時代)を安置する。仏殿が再建されるまでは、
この堂が仏殿を兼ねていたと。
選仏場の角のモミジの紅葉。
居士林(こじりん)前。
夢窓疎石の直弟子であった円覚寺56世曇芳周応(どんぽうしゅうおう)の塔頭で正式には
済蔭庵(さいいんあん)と言うと。 現在は禅道場「居士林」として在家の禅道場として有名。
居士(
円覚寺の奥に向かう境内参道を進む。
寿徳庵(じゅとくあん)に向かう階段途中の紅葉。
第66世月潭中円(げったんちゅうえん)の塔所。山号は南山。本尊は聖観音。
正面に仏日庵、そしてその前の見事な紅葉が見えて来た。
妙香池(みょうこうち)、その左上が正伝庵(しょうでんあん)。
妙香池は夢窓疎石作と伝える庭園の遺構。正伝庵は第24世明巌正因の塔所。本尊は宝冠釈迦如来。方丈庭園。
方丈背後のこの庭園には心字池が配されている。
心という字をかたどっていることからこのように呼ばれ、禅宗様式の庭となっていると。
舎利殿への入口の紅葉。
続燈庵(ぞくとうあん)入口。
第30世大喜法忻(だいきほうきん)の塔所。山号は万富山。本尊は観音菩薩。
黄梅院(おうばいいん)入口、山門。
第15世夢窓疎石(夢窓国師)の塔所。山号は伝衣山。
本尊は千手観音。文和3年(1354年)、華厳塔(三重塔)の跡地に夢窓の弟子の方外宏遠が開創。
聖観音堂。
美男蔓(ビナンカズラ)、実蔓(サネカズラ)の実。
キイチゴを大きくしたような真っ赤な丸い集合果。
瑞々しく旨そうであるが食べられるのであろうか?
こうありたいと。こういうあなたでも。
黄梅院の山門から仏日庵方面を。
・・・ つづく
・・・
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