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「現代・龍馬伝」 (20)
年功序列給与から成果主義給与に移行する時。
JALの経営破綻の問題を考える時避けて通れ無いのが企業年金問題である。
戦後生まれの団塊の世代がゴソッと抜けて退職金やら企業年金への支払いが負担となったことは確かである。
日本型経営を支えて来た三種の神器「年功序列」「終身雇用」「企業内労働組合」の崩壊の年でもあるのだ。
年功序列の弊害は人員配置が硬直的になるのです。ある人が凄い業績を上げたにせよ、素晴らしい商品を生み出したとしても、抜擢人事が行いにくい弊害があるのです。
また、高賃金の年長者の給与を下げることも困難となります。
つまり、年長者が増えれば増えるほど人件費は高騰していく。例えば業績悪化に伴い人件費を圧縮しなくてはならない場合、年功序列に沿った給与体系では、給与を下げることが出来ない、リストラしか方法論がなくなる。
また、その人の業務スキルが低いからといって閑職に異動させたとしても、給与を下げることができない、何となく窓際族になって頂き、自らの意志で辞めてもらうしかないのである。
やっぱり「年功序列」はデメリットが多いな。
特にこのスピードが求められる時代、スピードに対応できる成果主義じゃないと、人件費はもちろんその他経費の圧縮もままならないのは想像できる。
そうかと言って日本に年功序列に代わって成果主義が根付いているとも思えない。
例えば富士通は1993年にいち早く成果主義を取り入れたがうまく行かず、2005年に個人よりチームワーク重視に修正した。
逆にキヤノンの御手洗社長は「日本社会は人材の流動性が低く、終身雇用制も合理性がある」と終身雇用制のメリットを指摘しつつ、「処遇が年功序列だと、緊張感がなくなる」として年功序列のデメリットを指摘している。
また日本マクドナルドは、2006年4月に年功序列を廃するために「年齢だけで能力を判断しない」と定年制を廃止し、実力主義を鮮明にした。
単に「年功序列」を「成果主義」に変更すればいいのではないようだが、幸福維新を起こして行くには成果主義を貫かなければいけない時期に来ている事は確かである。
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