オランダ・ベルギー(24)



ロイヤルデルフト工房を後にして、バスはキルデルダイクに向か
う。 アントワープ(ベルギー)に向かう途中に立ち寄る感じで
ある。 駐車場で下車し、風車のある所まで可成り歩かなければ
ならない。

世界遺産に登録されただけあって、「キルデルダイクの風車群」
は何とも素晴らしい。 中世にタイムスリップした趣である。

風車小屋の一つに、運河に架かった橋を渡って近づく。 中に
入ることも出来るが有料である。 小屋のすぐ傍で、サクラに
似た白い花が満開であった。

帰り道、小型遊覧船が川を下って来るのに出合ったが、乗客は
まばらであった。 ツアー客は、時間が十分無いので乗船は無
理である。 堤防沿いに、菜の花が咲き誇っていた。 この花
を見ている限りでは、オランダに今いることが信じられない。

キルデルダイクの風車群

 風車群は、地面が海面より低く、低いところでは海抜-2m
 と言う所もあり、常にオランダが水と戦ってきた歴史を物語
 っている。

 18世紀からこれらの多くの風車は水をくみ上げ、排水の為
 に活用されたそうだ。現在も人が住み、風車を守っていると
 の事。

 キルデルダイクは、ロッテルダムとドルトレヒトの中間を流
 れるノルド川沿いの小さな村である。

 -つづく-

※画像は下記をクリックして下さい。

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