Mary’s Bar

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January 2, 2012
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カテゴリ: ナースしてます!
昨日、関東では地震がありました。


私の働く病院は地上15階地下3階。
病棟は真ん中くらいの階ですが、結構揺れました。

東日本大震災の時も日勤だった私。
その時を彷彿とさせる揺れで…最初の揺れが思いっきり来たので、思わず担当患者さんのところにダッシュしてしまいました。


その日私が担当していたのは、人工心臓を付けた患者さんとPCPS(経皮的人工心肺装置)を付けた患者さん。
どちらも心臓の働きをしているので止まったり外れたりしたら大変!!…と、一目散に走っていきました。

看護師の本能?
地震を怖いと思わず、「患者さん大丈夫?!」って思って揺れる中走ってしまうのですよね…。



もう一人の患者さんは、機械がついていない比較的軽症な患者を受け持ちしている看護師にお願いし、私はPCPS抑えるのに必死。

ご家族が余りにも怯えるので、機会に不具合はないしバイタルサインも(モニタリング上)問題ないこと、ナースステーションには医師が集まっていること、揺れがおさまるまで私がここについていることをお伝えしました。

別にいい人やいい看護師ぶるつもりはなく、普通に。


揺れがおさまって、ご家族も私も一安心。
もう一人の受け持ちも心配だったので、もう大丈夫だと伝え、その患者の部屋に行こうとしました。


その時、患者さんの奥さんが言いました。

「Tさん(患者さん)、maryさんがすぐに来てくれて安心だったねー。一緒にいてくれて良かったねー。」

と。


今の病棟では散々役に立たないキャラが定着してしまい、信用もされていない、疑いの眼差し…イヤミ・意地悪は当たり前で、いままでにない扱われ方にすっかり意気消沈・自信喪失をしてしまっていた私。

毎日毎日「私なんて」と卑屈になってしまっていた自分がいました。

どうせ仕事できないし。

不安と緊張とでテンパってしまってうまくできないし。
きっとみんなに呆れられて嫌われてるだろうし。
頑張ってるつもりだけど、わかってもらえないし。

いつの間にか、そう思って働くようになっていたと思います。


だから、そーんなこと言われてびっくり。




ご家族としてはただの感想や看護師の名前を覚えていたという普通の行為だったと思うのですが、私は褒められて、認めてもらえたように思えて嬉しくて嬉しくて…正直、うるっと来てしまいました。

普段から良くしてくださっていたご家族だったから、余計。


転職してから、本当に上手くいかないことばかりで、毎日毎日落ち込んで、今までやってきたことが全て無駄になってしまったように思えて、自分自身を否定ばかりしていた私。

職場の雰囲気や院内ワースト1と言われる人間関係や(笑)、上司・先輩の当たりのキツさのせいにばかりしてきたような気がするけど、自分を一番卑下して、否定して、嫌って、貶めていたのは自分自身の考え方だったのかな、と思ったりしました。


これからは自分を『可哀想』と思う前に、もう少し自分で自分を認めてあげようと思います。

そして、そう思わせてくださったご家族に心から感謝します。



(新年早々、真面目で暗めの日記でスミマセンっ!)





今日のハッピー*私は私でいいところもあるのかな?と思えた





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Last updated  January 2, 2012 10:31:22 AM
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