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2005.07.12
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スペース カウボーイ 特別版  DVD

 クリント・イーストウッド出演の宇宙物。


粗筋

旧ソ連時代に打ち上げた通信衛星が寿命を終えようとしていた。あと35日で地球に大気突入する。
 それはまずい、と感じたロシアは、なぜかアメリカ航空宇宙局NASAの支援を要請する。なぜなら、その人工衛星にはアメリカで設計された電子回路が使われていたのだ。しかし、NASAも問題に直面する。電子回路はあまりにも旧式で、理解できる者が誰もいなかったのだ。
 そこで、電子回路を設計した元宇宙飛行士を訪ねる。その元宇宙飛行士は、本来アメリカ初の宇宙飛行士となる筈だったが、政治的な理由で結局宇宙に行けなかった、名ばかりの宇宙飛行士だったのだ。元宇宙飛行士は言う。電子回路を修理できるのは自分だけだ、俺と当時の仲間が宇宙に行って修理するしかない、と。
 NASAは、この脅迫ともいえる条件を飲んで、元宇宙飛行士らを宇宙に送り込んだ。
 宇宙飛行士らは、自分らが修理するのは「通信衛星」でないことを知る。核ミサイルを搭載した軍事衛星だった。現在はNASAの幹部となった人物が、旧ソ連に電子回路の情報を横流しして完成に至った代物だったのである。そのNASA幹部は、自分が情報を横流ししたことが公にならないよう、秘密裏の内に衛星を修理してしまえ、と考えたのだ。
 宇宙飛行士らは、衛星を処分することにするが……。



感想

あらゆる意味で荒唐無稽なストーリー。
 旧ソ連が核ミサイルを搭載した人工衛星を打ち上げていた!(無論、国際条約違反)……という展開には首を捻りたくなる。
 人工衛星を何が何でも修理せねばならない理由も、衛星と地上との通信が切れた場合、衛星は旧ソ連がアメリカによって攻撃されたと判断し、自動的にミサイルを発射する設定になっていたから、というもの。常識的に考えれば、万が一のことを想定して、そんな設定には出来ない筈。
 無理が多いから、
「結局フィクションじゃん」と無意識に決め付けてしまい、のめり込めない。
 結末もお決まりのように、一人の宇宙飛行士が自ら犠牲になることを申し出てその通りになり、残りは多少のトラブルの末に破損したスペースシャトルを無事着陸させる、というもの。
 ストーリーの大半は宇宙が舞台ではなく、元宇宙飛行士らが集まり、NASA幹部の陰謀を潜り抜けながら体力試験を合格するまでの経緯や、宇宙飛行士と女性NASA技術者との恋愛模様を延々と描いている。
 正直言って、中ダレする。
 宇宙飛行士らはようやく宇宙に出るのだが、緊迫感が溢れている筈のシーンも緊迫感に欠ける。なんせ、宇宙飛行士のリーダーがあのクリント・イーストウッドだから。
「クリント・イーストウッドが失敗する訳ねえだろ」と、思ってしまうのだ。
 その意味でものめり込めない。
 つまらない捻りで振り回されることはない、という安心感があるのも事実だが。
 SFXも予算が限られていたことがどことなく漂う。
 観るに堪えないほどつまらない、という訳ではないが、金を払ってまで観るものとは思えない。


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Last updated  2005.07.12 14:54:50
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