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2005.07.20
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カテゴリ: 洋画

 デミ・ムーアの出世作。パトリック・スウェイジの代表作でもある。


粗筋

サムは銀行員。
 ふとしたことで暴漢に射殺されてしまう。
 サムは自分が幽霊になったことを知る。
 幽霊になったサムは、恋人モリーを見守るしかできない。
 そんなところ、モリーの留守中に、暴漢が自宅を訪れた。なぜ自分を殺した暴漢が、と驚くサム。しかし、幽霊となったサムは、自分を殺した犯人を前に、手も足も出ない。
 サムは暴漢の後を付けることにした。
 暴漢は、サムを偶然に襲ったのではなく、何者かに雇われたことが判明。サムの自宅にある何かを探しているようだった。
 暴漢を雇ったのは誰か、何を探しているのか、サムは突き止めなければならなかった。
 サムはインチキ霊能者を見付け(本人もサムと出会うまで自分はインチキ霊能者だと思っていた)、モリーを守ろうとするが……。
 ひょんなことで、サムは暴漢を雇った者を知ってしまう。
 サムとモリーの共通の友人カール。
 カールは資金洗浄に手を染めていて、サムは知らずの内に偽口座にアクセスする為のパスワードを手に入れていたのだ。カールはそのパスワードの手に入れる為、サムの住まいに忍び込むことにしたが、鍵がない。そこで暴漢を雇い、財布と鍵を盗ませることに。しかし、暴漢はサムの予想以上の抵抗に慌ててサムを殺してしまったのだ。


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感想

本作で、デミ・ムーアは純情で清楚な女性モリーを演じて一流女優の仲間入りをするが、その後は「G.I.ジェーン」で女性特殊部隊員を演じたり、「Striptease」でストリッパーとして潜入する女性刑事を演じたりするなど、男勝りの役ばかり。体格も筋肉が目立つようになり、本作品で観られる清楚さは微塵にも感じられなくなってしまった。本人は「あたしは色々な役柄をできるのよ!」と感じているのかも知れないが、世間的にも評論家らにも呆れられている模様。
 一方、サムを演じたパトリック・スウェイジも本作でトップスターの座を獲得したが、彼は「ロマンチック映画のスター」というイメージが固定してしまった。この後アクション映画などに身を投じるが、「ロマンチック映画のスター」である以上、男性のファンは獲得できず、結局消えてしまう。
 霊能者を演じるのはウーピー・ゴールドバーグ。本作でそれなりの名声を維持するのは彼女だけと言える。
「俺は殺された。俺は幽霊探偵となって俺を殺した奴を探し出すのだ!」というミステリー的要素はあるものの、真相は直ぐ判明してしまい、その部分は迫力不足。ストーリーはいかにカールの陰謀を潰すかに焦点が当てられる。
 しかし、サムは自由に行動できる幽霊。彼は、霊能者の手を借りてカールの陰謀の裏をかくことに成功。
 その意味で、サム本人はこれといったトラブルに直面しない。
 が、裏をかかれたカールは暴走。モリーを殺そうと動く。
 この点において、サムの認識の甘さが。
 とにかく詰めが甘い。
 カールの資金洗浄の口座を、霊能者を使って閉鎖するなど機転が利くが、その一方でカールと暴漢をほったらかしにして霊能者やモリーを無用な危険にさらしてしまう。
 サム本人は死んでいるからどうなろうと関係ないのかも知れないが、残された者はそういう訳でない、ということを理解できないのだ。
 むしろサムがそのまま何もせず、カールに資金洗浄をさせ続けていたら、モリーは勿論、霊能者も危険にさらされることはなかった(この霊能者はサムに協力したがっていた訳ではなかったのだ)。
 ま、幽霊とあって(人間は幽霊を痛め付けられないが、幽霊は人間を痛め付けられる)、サムは難なくカールを始末してしまうが。
 本作は、幽霊サムが恋人を守り抜く為に苦悩する模様を描く恋愛映画ではなく、幽霊サムが自分を殺した連中を始末する為に奔走する姿を描く復讐映画といえる。
 なぜこれが恋愛映画として宣伝されているのか分からない。
 幽霊が主人公とあって、幽霊を演じている役者が壁やドアを通り抜けるなど、当時としては最高のSFXを使用。
 現在の観点からは原始的だが、無理していないので自然に見える。


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Last updated  2005.07.20 14:47:52
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