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2006.07.08
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カテゴリ: 洋画
【会員価格20%OFF対象外作品】東宝 トラフィック

 2001年アカデミー賞で4冠(最優秀監督賞、最優秀脚色賞、最優秀編集賞、最優秀助演男優賞)を果たした作品。監督のスティーブン・ソダーバーグは、その年別の監督作品「エリン・ブロコビッチ」でもノミネートされていた。
 マイケル・ダグラス(←老けたね)、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、デニス・クエイド(←老けたね)、ベニチオ・デル・トロ(助演男優賞受賞者)出演。


粗筋

本作品は麻薬コネクションを麻薬対策本部長(ダグラス)、麻薬常用者であるその娘、メキシコの警察、アメリカの警察、アメリカの麻薬売買組織の元締めの妻など、様々な視点で描いている。
 麻薬売買組織が絡んでいるから一筋縄ではいかない。麻薬を取り締まる者が実はある麻薬組織の為に働いていて、ライバル組織を潰す為に厳しく取り締まっていたなど、様々な裏切りが横行する……。


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感想

……アメリカのテレビで観られる刑事物を、より豪華なキャストで撮り直しただけの印象を受ける映画で、真新しいところはない。法廷に出廷する予定だった証言者が「突然死」した為裁判ができなくなり、被告となった麻薬組織のボスが無罪になる、という展開はこれまで飽きるほど観ているのだ。こちらとしては、たとえ証言者が証言できたとしてもその証言が裁判で有効と見なされるとは限らないのだから、他に状況証拠を固めるなどして準備しないのか、と呆れてしまう。
 とにかく、アカデミー賞4冠を果たせるほどの代物とは思えなかった。アカデミー賞も最近は大したことないが。
 監督のソダーバーグはこの年運に恵まれていた、としか言うしかない。
 派手なシーンはなく、全体的に安っぽく撮られた感じ。もしこの映画の製作費が莫大だったとしたら、それはダグラスとゼタ・ジョーンズのギャラが大半を占めていたからだろう。
 上映時間は2時間28分。これは長過ぎ。もう少しきちんとまとめていたら2時間を切る、より緊迫感のあるものに仕上がっていただろう。
 麻薬取引では莫大な資金や利権が動き、麻薬問題は貧困など重大な社会問題が絡み、麻薬捜査には国際協力が必要で、場合によっては家族内で対立することになるかも知れない、という複雑さの為、撲滅戦争は永遠に終わらない。ただ、だからといって諦める訳にもいかない。
 ……というのが本作品が言いたかったことらしい。
 そんなもんだから、最後になっても救いはない。救いのある映画として製作されたのではないらしい。
 よく分からないのがダグラス演じる麻薬対策本部長とその娘の関係。最後になって家族全員で娘の麻薬治療会合に出席する、ということになっているが、このクソ娘が回復するとはどうも思えないし、仮に回復したとしても一時的なものだろう。
 親が忙し過ぎて娘の行動を充分に監督し切れなかった、というのは問題かも知れないが、それ以上に娘自身の行動に問題があるのであり、そのことに一切追及していないのは異常に映る。アメリカの麻薬問題はその点を諦めなければならないほど悪化しているのだろうか。
 ソダーバーグは本作品により「ハリウッドで現在最も注目されている監督」の一人となったという。が、この程度でそれほど注目されるようでは、ハリウッドは深刻な人材不足に悩んでいるとしか言えない。
 出演者のマイケル・ダグラスとキャサリン・ゼタ・ジョーンズは後に結婚した。婚前契約により、離婚した場合、ダグラスは莫大な慰謝料を支払わなければならない。なぜそんな契約を交わしてまで結婚したがるのが理解に苦しむ。


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Last updated  2006.07.08 11:16:32
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