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2006.11.21
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カテゴリ: 洋画

 コッポラの代表作に53分の未公開部分を加えた特別編。上映時間は3時間半近く。原題は「Apocalypse Now」


粗筋

ベトナム戦争の真っ直中、米軍特殊部隊に属するウィラードは、特別任務を与えられる。米兵の特殊部隊員カーツが、上層部の指示に背くようになり、カンボジアの奥地で独自の行動を展開するようになった。勝手に行動されてはまずいと判断した軍司令部は、カーツを抹殺することにした。ただ、暗殺部隊は、政治的な理由で米軍が戦争活動をしてはならない、とされたカンボジアに潜入しなければならない。任務そのものは「存在しない」ことになる。
 ウィラードは、小型ボートに乗って川を進み、上流のカンボジアに入ることになった。
 ウィラードと仲間を乗せたボートは川を航行し、途中の米軍基地から情報や補給を得る予定だった。が、前線は混乱状態で、ウィラードは自分らを乗せたボートの燃料補給にも苦労する。
 途中、ウィラードは、カーツ暗殺の任務が与えられたのは自分が最初でないことを知らされる。彼の前に送られた兵は、寝返ってカーツと行動を共にするようになっていたのだ。
 ウィラードは多数の人と会い、多数の犠牲を払ってようやくカーツの本拠地に到着するが……。


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感想

この作品の名は聞いていたものの、観たことはなかった。ベトナム戦争を題材とした映画だ、いう予備知識だけで劇場に入った。
 最初はウィラードが極秘任務を着々と進め、戦争に対する疑問を抱えながらも任務を完遂する、というタイプの戦争映画を予想していたのだが、当てが外れた。戦争映画としての見所は最初の1時間だけで、あとは意味不明のシーンが延々と続くだけ。
 中ダレどころではない。
 途中でだれて最後まで盛り上がらないのだ。
 とにかく不要なシーンが多過ぎる。プレイボーイ・バニーらが踊りまくる場面や、燃料と引き替えにプレイボーイ・バニーらとやりまくる場面や、大戦前からベトナムに住み続けているフランス人らが登場する場面(ここでも女が脱ぎまくる)は、カットしてもストーリーの展開に何も影響を与えなかったと思われる。
 キャラも意味不明なのが多かった。
 サーフィン好きの指揮官が登場し、ナパーム弾が飛び交っている戦場で部下にサーフィンを強制したり、サーフボードをヘリに搭載して戦場に持ってい戦争しに行ってるのか、遊びに行ってるのか。
 プレイボーイバニーらもよく分からない。なぜ前線にいたのか。危ないだろうが。
 ウィラードと同行したボートのクルーもよく分からない連中ばかりだった。こんな未熟な連中がなぜこの手の特別任務を命じられたのか不思議に思った。
 作品がベトナム戦争の実状をきちんと描いていたのかも不明。映画を観た限りでは、こんな連中が負けたのも当然だろ、が率直な意見だった。東南アジアをきちんと描いていたのかも不明。カンボジアに作品後半で出ていたような部族はいたのだろうか(撮影に使われたのはフィリピンの部族だったらしいが)。
 カーツとウィラードがようやく顔を合わせた後の展開も意味不明。カーツが戯言を喋ると、専属のカメラマンまでもが戯言を喋る。ウンザリした。殺すならさっさと殺せや、と思ってしまった。結末も「何を今更」と言った感じで、感動は少ない。
 コッポラは、この映画の後に別の映画を製作したが、大失敗に終わった。自分の映画製作会社は倒産し、本人は雇われ監督として働く羽目になった。
 本作品を観た限りでは、本作品の初期バージョンが公開された時点で既に破綻していたというしかない。
 コッポラの映画を劇場で観るのは今回が最初で最後だろう。
 作品以外の見所は役者。
 カーツ役はマーロン・ブランド。
 ウィラード役はマーチン・シーン。チャーリー・シーンそっくり。さすが親子。
 スター・ウォーズやインディ・ジョーンズでブレイクする前のハリソン・フォードも観られる。当然ながら若い。
 本作品は上映時間が3時間半と長く、その分回転率が悪い為か、2000円の特別料金になっていた(単なる値上げだろ)。自分は割引カードのお陰で学生料金の1500円で観られたが。
 2000円を支払っていたら座席をスクリーンに投げ付けていたかも知れない。


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Last updated  2006.11.21 12:38:16
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