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2006.11.24
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カテゴリ: 洋画

 元の作品にカットされた部分を付け足したもの。


感想

数ヶ月前にビデオを借りて観たばかりだったので、1800円も払って映画館で観るべきか迷ったが、逃したらもう観られないだろう(次の劇場公開は25年後?)という誘惑に負け、観に行ってしまった。
 感想は、どこかの宣伝文句ではないが、「映画は映画館で」というのは的を射ている、である。
 最近は小説を映画化した作品が多い。自分が最近観たのでは「ISOLA」、「 千里眼 」、「 クロスファイア 」、「 ホワイトアウト 」、「 バトルフィールド・アース 」などがある。どれも多かれ少なかれ期待外れだった。これは製作者側が原作を消化し切れなかったという面もあるのだろうが、自分の個人的な意見は原作がいずれも映画化に値するほどの傑作ではなかったに過ぎる。読者数が減って「読書」という娯楽そのものがオタク化している現在、売れてるイコール傑作という方程式はもはや成り立たない。
 映画製作者だってプロである。手掛けたものが駄作になると前もって知っていれば最初から手を出さない筈。原作を読んで面白いと思っていざ映画化しようと計画をスタートしてみたら、原作が案外つまらないことに気付き、「しまった」と後悔しつつも金が動き始めた以上やめるにもやめられず、惰性で完成させてしまったのではなかろうか。駄作の原作を映画化して傑作が生まれる訳がないのである(原作が駄作だとさっさと気付けよと突っ込みたくなるが)。
 エクソシストは 原作 も映画も傑作、という数少ない例。映画そのものは20年以上にも前に製作されたので特撮や、演出や、演技に古臭さを感じることもあるが、特撮を満載したこと以外にはこれといった見所のない最近の映画より100倍もマシ。むしろその古臭ささえもドキュメンタリータッチの雰囲気を盛り上げることに貢献している。
 最近の映画監督の中にはエクソシストを最高のホラー映画と位置付け、自分らが映画の世界に入るきっかけになったと言い張っているのもいるが、本当かよ、どこをどう観て感嘆したんだと疑ってしまう。
 映画は 原作 とかなり違う箇所もあるが、その違いも欠点ではなく魅力になっているのだから不思議である( 原作 ではリーガン少女が結局悪魔に取り付かれていたのか、という疑問に関して明確な回答は出されておらず、読者がご自分で判断して下さい、という風になっている)。
 欠点といえば、新たに加えられた15分の中にはカットされて当然だという無駄なシーンが多かったこと(冒頭でメリン神父がイラクをあちこちさまよう場面など)と、パンフレットが600円もする割には出来がよくないことか。


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Last updated  2006.11.24 12:25:48
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