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2008.11.29
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カテゴリ: 洋画


 米国で放送されたテレビ番組「トワイライト・ゾーン」の映画版。
 4話から成るオムニバス。
 原題は「TWILIGHT ZONE THE MOVIE」。


粗筋

オープニング
 男性二人を乗せた車が道路を走っていた。運転している男は、助手席に座っている男を怖がらせる運転を連発。助手席の男(ダン・アクロイド)は、逆に「怖いものを見せてやろうか?」と言い返し、運転手が馬鹿にしていたところ、急にモンスターに変身。運転手の男を食い殺す。

第一話
 白人至上主義の男が、ふとしたところでナチス時代に飛ばされ、ユダヤ人と間違われて迫害を受ける。と思っていたら、アメリカ南部のクークラックスクランの集会に飛ばされ、黒人と間違われて迫害を受ける。と思っていたら、ベトナム戦争時代のベトナムに飛ばされ、ベトナム兵と間違われて米兵から迫害を受ける。と思っていたら、またナチス時代に飛ばされ、憲兵に逮捕され、ユダヤ人と共に収容所へ向かう列車に押し込められる。

第二話
 ある老人ホーム。どの入居者も人生に疲れ、退屈し切っていた。そんなところ、黒人の老人が迷い込んでくる。彼は入居者らに若い心を捨てるな、と言う。入居者らは、黒人老人に言われるまま子供の頃の遊びを楽しんでいたところ、全員子供になっていた。
 スティーヴン・スピルバーグ監督作。

第三話
 ある女性が、ふとしたことがきっかけである少年の家に招待される。そこでは数人の大人が奇妙な生活を営んでいた。女性は、大人らがなぜか少年を恐れていることに気付く。そして女性は気付いた。少年は念じたことが何でも適う超能力を持っていた。少年は、その超能力を制御できず、「幸せな家庭」を築こうと様々な人間を家に招いて実現させようとしていたが、連れて来た人間は少年を恐れるだけ。少年はせっかくの超能力を活かせないでいた。

第四話
 飛行機恐怖症の男性が、旅客機に乗る。そんな時に限って、旅客機は悪天候の中を飛ぶことに。男性が恐怖で震えていたところ、窓の外を見ると、羽に人間らしきものがいた。男性はびっくり。男性は機内の者にそれを伝えるが、誰も信じない。男性が再度外を見ると、羽に掴まっていたのは人間ではなく、得体の知れない怪物だった。男性は羽に掴まっている怪物がエンジンを破壊している、と訴える。しかし、誰も信じない。男性は旅客機に乗っていた警察官から銃を奪い、怪物を追い払い、旅客機を危機から救う。しかし、男性は旅客機を危険にさらした、ということで逮捕される。男性が連行された後、整備士らが旅客機のエンジンを確認すると、エンジンには爪跡らしきものが残っていた。


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感想

 トワイライトゾーンは、元々テレビ番組。
 捻りの利いた、予想のできない展開のストーリーで大人気番組に。
 それの映画版だから、さぞかし凄いものができると思いきや……。
 正直、4話はどれもテレビ以下。
 監督は豪華なのだが、いずれもトワイライトゾーンのような「奇妙な味のストーリー」を扱うのに慣れていないのか、月並み以下のものに仕上がっている。
 ストーリーが豪華でなくても、特撮が凄かったらまだ「さすが映画版はテレビ版と違って予算をかけて撮影してあるんだな」と納得できたのだろうが、いずれも低予算っぽいクオリティ。画面もやけに粗い感じで、1980年代よりもっと古いものに見えてしまっている。
 日本で定期的に放送される「世にも奇妙な話」は、本シリーズがベースだが、それもテレビ版はまあまあ観れるものがあるが、映画版はやけにこじんまりとしていてつまらなかった。この手のものはどうやら映画には向いていないらしい。
 比較的名のある俳優を使っているが、それで予算が底を着いたのか。

 第1話は、白人至上主義の男性(ヴィック・モロー)が、嫌っていたユダヤ人と共に収容所へ輸送されるところで終わっている。何となく中途半端な終わり方だが、これは当然。
 本来は、男性はまたベトナムに飛ばされ、そこでベトナム人の子供を救い、改心する、というストーリー運びになっていたらしい。が、そのシーンの撮影中、撮影で利用されていたヘリコプターが墜落し、白人至上主義の男性を演じていたヴィック・モローが子役と共にプロペラに巻き込まれて死亡する、という悲惨な事故が発生。結局この中途半端な終わり方になってしまったらしい。
 日本だったら作品そのものが製作中止になるか、このセクションをカットして3話にするか、全く別のストーリーを撮り直すだろうが、本作品は編集バージョンが公開。
 アメリカも凄いことをするもんである。

 第2話は、1980年代のスピルバーグらしいファンタジー作品。
 ただ、全体的に幼稚で、盛り上がりに欠け、退屈。
 オチも、オチと呼べるものではなかったし。

 第3話は、特撮を一番使っていたようだが、現在の視点で見るとびっくりするほど低レベル。
 ストーリー運びも、最終的な結末も、月並みで面白みに欠ける。
 これといったオチもない。

 第4話は、4篇の中で一番トワイライトゾーンらしい一編。
 ただ、特撮がやけに安っぽく、それが全てを台無しにしている。
 飛行機嫌いの男を演じたジョン・リズコーの演技は光っていたが。
 これの最後に、オープニングで登場したダン・アクロイドが再び登場。オープニングと同じ結末を予想させるところで終わる。


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Last updated  2008.11.30 00:10:39
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