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2010.05.12
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カテゴリ: 洋画

 宇宙人のメッセージに従って実施した遺伝子操作により生まれたモンスターが大暴れする「スピーシーズ/種の起源」の続編。
「エイリアン」シリーズのオリジナルエイリアンをデザインしたH.R.ギーガー(Hans Rudolf Giger)がデザインしたエイリアンが登場。
 マイケル・マドセンが出演。


粗筋

近未来。
 アメリカは、人類初の火星着陸に成功。
 が、火星に降り立った宇宙飛行士パトリックは、謎のDNA生命体に犯された状態で地球に帰還。
 パトリックがモンスター化したことを悟った科学者のローラと外交保安官のプレス(マドセン)は、3年前のモンスターの破片から再生された「イブ」を使って、パトリックの捕獲に乗り出す。
 しかし、パトリックは既に複数の女性の胎内に種を植え付けていた……。


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感想

 最終的に、「イブ」とパトリックは合体。
 巨大エイリアンとなってプレスらに襲い掛かるが、プレスらによって始末されてしまう。
 が、「イブ」の遺体から、また新たなエイリアンが生まれる。
 ……そこで本作は終わり。
 続編を匂わせるところは、アメリカっぽい(実際に更に続編が製作されたらしい)。

 本作のストーリーで分からないところは、アメリカ軍が躍起になってエイリアン化したパトリックを追跡せねばならない事態なのに(軍の連中もそう述べている)、パトリックの尻尾をなかなか掴めない事。
 アメリカ軍や政府が総力を挙げてパトリック(火星から帰って来たばかりの「国民的英雄」で、顔は知られている。しかも有力な政治家の息子)を探そうと思えば即座に見付けられるだろうと思いきや、もたもたしていて、いつまで経っても探し当てられない。パトリックの隠れ場所は、亡くなった母親が旧姓名義で購入した別荘、となっていた。一般的にはなかなか探し出せない場所かも知れないが、アメリカ政府がこの程度の隠れ場所を早期に探し出せないとは驚き。
 アメリカ政府側が極端に無能だったお陰で、パトリックは自由に行動し、女性と次々交わってはエイリアンの子供を生ませてしまう。
 パトリックを探し出せないアメリカ政府は、究極の愚行に走る。パトリックの存在をテレパシーらしき能力で感じ取っている「イブ」を利用して、パトリックの居場所を掴もう、と考えてしまうのだ(「イブ」を隔離していた研究施設の責任者の意見を完全に無視した行為)。「イブ」を利用した事で、パトリックの居場所を掴むものの、逃してしまう。無駄骨に終わる。それどころか、「イブ」のエイリアンの部分を覚醒させ、「イブ」は研究施設から脱出(この施設の警備体制もとにかくしょぼい)。パトリックの下へと向かってしまう。
 プレスらは、「イブ」を追って、ようやくパトリックの隠れ場所を発見するのである。
 アメリカ政府(そしてプレス)の無能振りにはただただ驚く。
 こんな状態でよくエイリアン研究なんてやっていられたな、と呆れるしかない。
 結末もお粗末。「イブ」の遺体は、車で搬送される。その最中に、「イブ」の腹からまた新たなエイリアンが誕生。そこで終わっている。
 アメリカ政府、特に研究施設の連中は、このエイリアンの生命力の強さは痛い程理解している筈なのに、遺体をその場で焼却処分するといった対応を取らず、新エイリアンの誕生を許してしまう。どこまで馬鹿なのか。
 登場人物や所属機関の馬鹿振りが気になり、大して楽しめない。

 オープニングは火星探査、というスケールのでかい場面だったのに、宇宙飛行士らが地球に帰還した後は近未来(だろう)とは思えないほどしょぼい場面が延々と続く。
 本作は結局近未来が舞台だったのか、現在が舞台だったのか。
 よく分からない。

 本作では、男も女もとにかく脱ぎまくる。
 それを目当てに本作を観る者がいるかも知れない。
 ただ、その直後にスプラッターシーンへと移行するので、そうした楽しみ方は殆ど出来ないと思われる。

 ストーリーの面では楽しめない。お色気の面でも楽しめない。
 では、SFXを楽しめばいいのか。
 といってもSFXは現在の水準からすればかなり安っぽく、B級の域を超えていない。

 せっかくのギーガー・デザインのエイリアンも、画面が全体的に暗い為か、何を見ているのかさっぱり分からない。
 単に自分のテレビの画面設定が暗過ぎる、て事なのかも知れないが。
 ともあれ、SFXを観る楽しみもあまりない。

 結局、本作は何を楽しみに観ればいいのかね。


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Last updated  2010.05.12 16:10:41
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