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2013.09.11
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カテゴリ: 洋画

 スティーヴン・スピルバーグが監督、ジョージ・ルーカスが製作総指揮、という豪華タッグによる冒険映画。
 元は、スピルバーグが友人のルーカスに「007を撮ってみたい」と呟いたところ、「そんなのよりもっといいのがある」と脚本を見せられたのがきっかけだという。
 シリーズ化は想定していなかった様だが、大成功した結果続編が製作されるように。続編は「Indiana Jone and ……(インディ・ジョーンズと……)」のタイトルが付けられる様になった事から、本作も原題の「Raiders of the Lost Ark」から、「Indiana Jones and the Raiders of the Lost Ark」と改題されている事が多い。
 主役のインディ・ジョーンズを演じるのは、ルーカスが手掛けたスター・ウォーズシリーズで主要キャラのハン・ソロを演じたハリソン・フォード。


粗筋

1936年。
 プリンストン大学で教鞭を執る考古学者インディアナ(インディ)・ジョーンズ教授(ハリソン・フォード)は、世界中の宝物を探し発見していた。
 ある日、ナチス・ドイツがタニスの遺跡を発見して聖櫃(アーク)の発掘に着手したという情報が舞い込む。アメリカ情報部が傍受したドイツ軍の電報によれば、聖櫃の在り処を示す重大な手がかりラーの杖飾りはインディの恩師であるアブナー・レイヴンウッド教授の手にあるという。何としてでもナチスより先に聖櫃を手に入れろとの依頼を受け、インディは聖櫃を探しに行く。
 同じ頃、、インディのライバルでもあるフランス人考古学者ルネ・ベロックは、ドイツ国防軍によりエジプト・カイロ近郊のタニス発掘現場へと送り込まれていた。
 インディは、アブナーの日記を手掛かりに、ヒマラヤ山脈奥地の寒村へと向かう。アブナーの娘であり、インディの恋人でもあったマリオン・レイヴンウッドが営む酒場を訪れる。が、既にアブナーは死亡していた。マリオンも今やインディに協力的ではなく、また明日来るようにと言ってインディを追い返すが、直後にインディを尾行していたゲシュタポのトートらが酒場に現れ、マリオンに杖飾りを渡すように強要する。トートはマリオンの目を火かき棒で焼き潰そうとするも、間一髪でインディが現れてこれを阻止。炎に包まれた酒場での銃撃戦の中、トートは炎に炙られていた杖飾りを見付けて拾い上げるものの、掌に火傷を負い、杖飾りを手放して店を飛び出してしまう。杖飾りを取り戻したマリオンは、インディと共にエジプトへと向かう。
 カイロに到着したインディは、友人の発掘王サラーを頼ってタニス発掘の情報を集めるが、ドイツ軍による襲撃を受け、マリオンがトラックの爆発に巻き込まれてしまう。その上、既にドイツ軍が杖飾りを入手していることを知る。実はトートの火傷痕から複製されたのだが、杖飾りは両面そろって初めて正しい発掘場所を示す為、ドイツ軍は未だに聖櫃が隠された「魂の井戸」の特定には至っていなかった。
 インディとサラーはエジプト人採掘者に紛れてタニス遺跡の発掘現場へと潜入し、本物の杖飾りを用いて「魂の井戸」の場所を突き止め、更に生きたまま捕えられていたマリオンを発見する。密かに発掘を行い、「魂の井戸」と聖櫃を発見する。しかし、明け方になってベロックらに現場を発見されてしまう。インディは聖櫃を奪われた上、マリオンと共に閉じ込められてしまう。
 ベロックらは、聖櫃を積んだトラックと共にカイロの空港へと向かった。だが、その最中に「魂の井戸」を脱出したインディの手で聖櫃は奪還される。インディとマリオンは聖櫃と共にイギリス行き貨物船に乗り込みエジプトを脱出した。しかし翌朝にはドイツ軍のUボートが現れ、再び聖櫃は奪還され、マリオンも捕えられてしまう。一方のインディはドイツ兵の目を欺いてUボートにしがみ付いていた。
 聖櫃を積んだUボートはギリシャ・クレタ島の秘密基地に到着。ベロックが儀式の再現を提案する。当初ドイツ兵らは難色を示したものの、中身を確認しないまま総統に届ける訳にはいかないと説得され、渋々ながらこれを認める。儀式を行うべく聖櫃を運搬している最中、再びインディの襲撃を受ける。ロケットランチャーを手にしたインディはマリオンを返さなければ聖櫃を破壊すると脅迫するものの、考古学を愛するインディが聖櫃に攻撃出来る筈がないと踏んだベロックは交渉を拒否。インディはマリオンと共に柱に縛り付けられ、彼らの目前でついに儀式が開始された。
 ベロックが聖櫃の蓋を開くと、砂が入っているだけだった。が、直後に精霊が飛び出してドイツ兵らの間を飛び回る。
 その時点でインディは、マリオンに目を閉じるように言って自らも目を閉じる。聖櫃から飛び出した雷撃がドイツ兵を皆殺しにした。ベロックとトートも、生きたまま溶解され、殺される。
 インディとマリオンが漸く目を開けると、人の気配はなく、聖櫃だけが残されていた。
 その後、インディと共にアメリカへ渡った聖櫃は、アメリカ情報部に取り上げられ、詳しく調査される事なく政府機関の地下倉庫に収められた。


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感想

 インディ・ジョーンズ・シリーズ第一作。
 当初はシリーズ化を想定していなかったらしく、元のタイトルは続編とは異なる。
 1982年なので、もう30年も前の作品になってしまうが、現在の鑑賞にも堪えられる出来。
 流石に特撮は、古くなっているが。

 本作は、聖櫃の争奪戦が描かれているが……。
 結末を見る限りでは、何も無理に争奪戦を繰り広げなくても、ベロックに与えて、自滅したところでインディがやって来て掻っ攫う、というのも可能だったのでは、と思ってしまう。
 ベロックの性格からして、インディの横槍に関係なく聖櫃を開けていただろうから。
 それ以上に、インディがドイツ軍と共謀する振りをして、ベロックに触らせる事なく直接総統の元に届け、総統の前で聖櫃を開けていたらどうなっていただろうか(総統(ヒトラー)の事だから、自分以外の者に開けさせるな、と言っていたかも)。当然ながら総統と、同席していたであろうナチス幹部も全滅していただろう。
 そうなっていたら、ナチス・ドイツは第二次世界大戦前に崩壊していた可能性が高い。
 インディが聖櫃の争奪戦を繰り広げた結果、ナチス・ドイツは生き長らえ、第二次世界大戦に突入し、多大なる被害をもたらした、とも言えるのである。

 ジョーンズとベロックの攻防も、おかしい部分が多い。
 ベロックは、ドイツ軍の資金に者を言わせ、タリスで大規模な発掘を展開する。
 聖櫃が隠された「魂の井戸」を探し出す為である。
 しかし、トートの火傷から位置を示す杖飾りを復元したものの、表面だけしか復元出来ず、裏面は復元出来なかったので、位置を間違っていた。
 一方、杖飾りの実物を持っていたジョーンズは、「魂の井戸」の正確な位置を割り出し、サラーの助けを借りて発掘し、聖櫃を先に発見する事に成功。
 この部分がおかしいのは、「魂の井戸」の正しい位置と、ベロックが割り出した間違った位置が、そう離れていなかった事。正しい位置も、ベロックの大規模な発掘現場の一部だった。そんな訳で、ベロックが朝にふと発掘現場を見渡し、自分が指示していない発掘が行われているのを知って、「魂の井戸」にまだ残っていたインディを発見し、聖櫃を奪ってしまう。
 何故ジョーンズは、こんな危険を犯してまで先に聖櫃を見付けだそうとしたのか。ベロックが間違った場所を発掘しているのは知っていたのだから、そのまま見守っていれば、ベロックは誤った場所をずっと発掘していただろうに。

 本作は、2008年に公開された第4弾クリスタル・スカルの王国で数多くの部分が反映されている。
 聖櫃は、本作では「ある政府機関の地下倉庫」に収められた、となっているが、第4弾ではその倉庫がエリア51にある事が明らかにされ、一瞬だけだが登場する。
 また、第4弾のヒロインは、本作と同じくマリオン。演じているのも同じくカレン・アレン。
 最後のインディ・ジョーンズだから(また続編が製作される可能性は低い)、原点である本作に戻った、という事か。

 本作は、ルーカスが手掛けた映画らしく、テーマ曲がある。
 担当したのは、スターウォーズシリーズや、スーパーマンシリーズのテーマ曲を提供したジョン・ウィリアムズ。
 やはり映画は、記憶に残り易いテーマ曲がないと、と思う。
 最近の映画は、テーマ曲をおざなりにし過ぎ。


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Last updated  2013.09.12 06:57:23
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